ランニングシューズは厚底が主流となっていますが、その流れを作り出したのがHOKA ONE ONEです。実はランニングシューズにカーボンプレートを入れたのも、ナイキよりもHOKA ONE ONEが先でした。
そんなHOKA ONE ONEが2020年最初に発表したのがELEVONシリーズの最新モデル「ELEVON 2」です。HOKA ONE ONEはシューズのラインナップが多いので、どれが何のためのシューズかわかりにくいかと思いますので、ここではELEVON 2がどんなランニングシューズなのかについて、詳しくご紹介していきます。
「ELEVON 2」は安定性の高いランニングシューズ
HOKA ONE ONEの発表によるとELEVON 2は「反発力と高いクッション性を兼ね備え、安定した走り心地を誇る」となっていますが、反発力と高いクッション性というのはどのメーカーも毎回使う言い回しになっているので、あまり意味のない言葉になりつつあります。
そういう意味で興味深いのは「安定した走り心地」の部分です。これは、しっかりとした着地ができるランニングシューズであることを表しています。
技術的には、ミッドソールにアクティブフットフレームを採用したことが、最も大きな特徴になります。従来のランニングシューズよりもミッドソールが沈みやすくなっており、それが走りの安定化につながっています。
ただ、安定感のあるシューズは速く走れないというのが、ランニングシューズの基本的な考え方になります。ブレないようにするために、接地面積を大きくしますし、クッション性を持たせるための素材を使うの重くなります。
そういうランニングシューズが悪いというのではなく、ランニングシューズは目的に合わせての購入が必要で、ELEVON 2はレースを速く走るためのランニングシューズではなく、リカバリーやジョグなどに使うのに適しているという話です。
もちろんレースでも履けますが、自分のポテンシャルを最大限には引き出してくれるタイプのシューズでないということは頭に入れておきましょう。厚底の安定性の高いリカバリーシューズが欲しい。そういう人なら迷わず「買い」の1足です。
ELEVON 2(エレボン 2)商品概要
MEN’S
価格 | 18,000円(税抜) |
発売 | 2020年2月 |
サイズ | 25.0-30.0cm 288g/27cm |
ソールスペック | オフセット5mm ヒール32mm/フォアフット27mm |
カラー | Nimbus Cloud/Green Ash Dark Shadow/Imperial Blue Black/Dark Shadow |
WOMEN’S
価格 | 18,000円(税抜) |
発売 | 2020年2月 |
サイズ | 22.0-25.0cm 243g/24cm |
ソールスペック | オフセット5mm ヒール30mm/フォアフット25mm |
カラー | White/Nimbus Cloud Antigua Sand/Caribbean Sea Black/Dark Shadow |