アディダスの3Dプリントシューズがさらに進化!「adidas 4DFWD 」&「adidas 4DFWD PULSE 」

数年前からアディダスとカーボン社が開発している3Dプリンティングテクノロジー「4D」。アディダスが持つアスリートのデータと、カーボン社のDigital Light Synthesis™テクノロジーを組み合わせることによって、3Dプリントを用いて緻密に調整された世界初となるミッドソール「adidas 4D」を創り出し話題になりました。

スニーカーとして着用している人を見かけることも増えてきましたが、本来の目的はランニングをサポートすること。もちろんこれまでもランニングに使うこともできていたのですが、まだ進化の途中でもありました。そこから一気に進化したのが今回発売される「adidas 4DFWD 」です。

目次

これまでにない推進力とロスレス体験

こんなソールで走れるの?と思う人もいるかも知れませんが、こんなソールだから走れるんです。「adidas 4D」は、あらゆる動きのパターンに合わせてミッドソールを微調整することができ、ランニングに対する最適化が行われているので、パフォーマンスを最大限に引き出してくれます。

難しい説明は省くとして、今回採用されたデザインパターンがとても優秀で、「FWD CELL」と呼ばれるひとつひとつの格子が、垂直方向の衝撃(着地の衝撃)に対して前方に押し出すような反発を生み出すような特別な構造となっています。

試験下では、これまでの4Dミッドソールと比較して、垂直荷重に対して約3倍もの前方運動を発生させることが分かっています。さらにミッドソールが、垂直方向の衝撃力を水平方向の前進運動へと変換することによって、ランニング中にアスリートが経験する着地時のブレーキや衝撃を平均約15%減少させることに成功しています。

要するに着地のエネルギーを無駄にすることなく、高効率で推進力にできているというわけです。地面を強く蹴る必要もなく、ただ走っているだけでどんどん前へと進んでいく。それはランニングシューズというよりは、小さな乗り物のように感じるかもしれません。

記録を狙うのではなく日々のランニングを楽しむ1足

いずれ「adidas 4D」シリーズは世界を変えるランニングシューズになる可能性があります。3Dプリントですので個々のランナーに最適化するといったことも可能で、5年後10年後にはアディダスショップに行って、その場で足の計測をし、数時間後にはシューズが完成しているとか。

ただ現時点ではアディダスのノウハウから導き出した最適解の共通ソールとアッパー。ここはまだ進化の途中なのかもしれません。また、シューズそのものは決して軽いというわけでもなく、むしろランニングシューズとしては重たいという問題があります。

でもレースで1秒でも速く走るための1足ではなく、日々のランニングを楽しむための1足だと考えたら、「adidas 4DFWD」が重たいなんてことはまったく気にならないはずです。むしろ走り出す楽しみがあり、さらにファッションアイテムとしても使えるので、手放せない1足になります。

アディダスの最新テクノロジーを満喫したい。ランニングのある生活を楽しみたい。そんな人ならきっと満足できるランニングシューズに仕上がっています。

商品概要

最新モデルは従来通りソールがすべて4DFWDの「adidas 4DFWD」とヒール部に4DFWDを採用した「adidas 4DFWD PULSE」の2種類がラインナップされています。

  • adidas 4DFWD(4Dフォワード)
  • adidas 4DFWD PULSE(4Dフォワード パルス)

それぞれの特徴を見ていきましょう。

adidas 4DFWD(4Dフォワード)

マッピングデータに基づいて生み出された「PRIMEKNIT+ (プライムニット+)」の靴下のようなフィット感のアッパーと、アスリートのデータに基づいて3Dプリント技術によってつくられた「4DFWD」ミッドソールが組み合わさることで、真のデータと最新技術の融合を遂げた一足です。

アディダス オンラインショップ
https://adidas.jp/4dfwd/

自店販売価格27,500円(税込)
サイズ22.0-31.0cm
発売日ADICLUB会員:2021年8月5日(木)
一般:2021年8月12日(木)

adidas 4DFWD PULSE(4Dフォワード パルス)

「4DFWD」をヒール部に、前足部にはEVA素材を採用したモデルで、一歩一歩に柔らかな着地と推進力をもたらし、前進力と高い安定性を感じながらスムーズにランニングできるように設計されています。シューズに頼りすぎるのではなく、自分で走りをコントロールしたい人におすすめです。

また、3層構造のメッシュアッパーは、横方向と進行方向それぞれにシームレスに伸縮するよう設計されており、高いフィット感と反応性の良さを実現。ミッドソールやアウトソールと調和して、シューズとの一体感をを感じながら快適に走ることができます。

アディダス オンラインショップ
https://adidas.jp/4dfwd/

自店販売価格19,800円(税込)
サイズ22.0-31.0cm
重量333g(27cm片足)
発売日2021年8月12日(木)
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