埼玉の朝霞にあるフタバスポーツで、CASIOのモーションセンサーを使ったランニングクリニックが開催されました。CASIOのモーションセンサーはこれまで1度だけ使ったことがあるのですが、多機能すぎて使いこなせなさそうで手を出さずにきました。
でも、ランニングシューズのレビューをするときなどにも使えるのではないかと思い、今回「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」に参加させてもらいました。有料のイベンドでしたが、それ以上の価値がある充実の内容で、おそらくこれからCASIOのモーションセンサーを購入することになりそうです。
松垣省吾さんの特別レッスンの内容がすごい
「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」ではまず、「MATSU RUN」代表の松垣省吾さんが体の使い方について、フタバスポーツの屋上にて説明してくれます。松垣省吾さんが大事にしているのは体の軸で、その軸をどう意識すればいいのかを説明してもらえます。
最初はリズミカルに動けなかった人も、わかりやすい解説のおかげできちんとそれなりの動きになったのは、さすがアスリートへの指導もしている松垣省吾さんならでは。これだけでも参加費を払う価値があるイベントです。
今回、参加したのは小学生から市民ランナーまで幅広い世代の13名。正直、ここまでしっかりと教えてもらえるなら、定員の20名があっという間に埋まってもおかしくないイベントです。もちろん1回参加しただけで、劇的な変化があるわけではありません。
このレッスンで学んだことを継続して意識し、トレーニングを積み重ねていくことが大事。その学んだことがきちんとできているかどうかを確認するのに、カシオのモーションセンサーが役に立ちます。ここが「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」の魅力。
カシオのモーションセンサーで自分の弱点がわかる
カシオのモーションセンサーは腰に付けて走るだけで、左右バランスやスムーズな重心移動ができているかどうかがわかり、トータルの動きと得点として提示してくれるアイテムです。得点化されるだけでなく、具体的に自分のどこが弱くて、どのようなトレーニングをすればいいのかまで教えてくれます。
ただし、このカシオのモーションセンサーは高機能すぎて、購入したものの使いこなせていないという人も少なくないようです。実際に今回参加した人の中にもすでに使っているという人もいて、でもなぜ得点が上がらないのかがわからず悩んでいる人もいました。
「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」ではカシオの担当者が現場に来て、モーションセンサーのアプリをどのように見ればいいのかを細かく説明してくれて、松垣省吾さんもランナーとしての使いこなし方を教えてくれます。
もちろん自分の走り方に、どのような問題があるのかも明確になり、伸び悩んでいる人は何を変えればいいのかを分析してもらえるので、感覚ではなく数字として自分の改善ポイントが見えてきます。結果についての相談もその場でしてもらえるのも「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」の魅力。
往復約1.2kmのコースでフォームチェック
実際に「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」では、フタバスポーツ本店すぐ近くのコースを使ってランニングフォームチェックを行いました。まずはジョグで往復約1.2kmのコースを2往復。そのあと、できるだけ速いスピードで1往復を走ります。
カシオのモーションセンサーではスピードを出すことで、得点が上がりやすい傾向にあるので、その違いを確認するために、あえてスピードに変化をつけて走るわけです。せっかくなので松垣省吾さんのレッスン前後で比較しても面白そうなのですが、そこまでする時間がなかったかもしれません。
実際に走ってみると、私の場合は1本目が79点、スピードを出した2本目が84点でしたので、きちんと傾向どおりの結果が出ています。ちなみに80点台はなかなか出ないとのこと。ちょ自信になりましたが、学生についていけず実際には落ち込んでいます。
速さはそこまで重要ではないのですが、他の人に引っ張ってもらいながら(時には引っ張りながら)、走れるというのも普段のトレーニングでなかなかないので、面白い経験でした。若い世代と一緒に走れるのも「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」の魅力のひとつです。
カシオのモーションセンサーをきっと買う
ずっとカシオのモーションセンサーを購入するかどうか迷っていました。私は飽きっぽいので最初は喜んで記録をつけていても、3ヶ月もしたら使わなくなるのではないかと思って。でも今回「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」に参加してみて、これは購入すべきだと確信しました。
自分のランニングフォームチェックができるだけでなく、例えばランニングシューズごとの比較や、私の場合は裸足で走ることもあるのですが、裸足になったことでどんな違いがあるのかが、たった1.4万円程度でわかるわけです。RUNNING STREET 365のシューズレビューにも活用できそうです。
それはイレギュラーな利用方法ではありますが、シリアスランナーなら購入しておいて損はないアイテムです。きちんとコーチを付けられる人はモーションセンサーなしでも問題ありませんが、きっとそうではない人がほとんどなはず。
そういう人は感覚だけでトレーニングをするのは非効率です。カシオのモーションセンサーを使って、自分の弱点を把握して、そこを強化していくことで自己ベスト更新を狙っていく。この方法なら体に無理をさせることもないので、ケガのリスクも下がります。
フタバスポーツでは今後も「フタバスポーツ×CASIO ランニングクリニック」を開催予定ということですので、東武東上線周辺のランナーさんはフタバスポーツの店舗でチェックするか、Webサイトでイベント情報をこまめにチェックしておきましょう。
店内はかなり幅広いデザインのランニングシューズが揃っており、シューズによっては格安で販売されているので見ているだけでも楽しめます。なんでもインターネットで購入できる時代ですが、やっぱりリアルに触れてみないと購買欲は湧かないもの。買い物予定がなくても、ぜひふらっとフタバスポーツを訪れてみてください。