「SURVIVAL 5K」adizero takumi SPEED SUMMIT 2017レポート

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マラソンの世界では、1kmを3分以下で走ることができるようなトップランナーから、フルマラソンを6時間かけて完走する人がいます。この両者にとって求められるシューズは違います。一方は無駄を極限まで削り落とし、推進力を生み出すシューズを望み、一方はできるだけ足に負担の掛からないシューズを望みます。

シューズメーカーはその両者の望みを叶えるだけでなく、その中間に属するランナーにもシューズを提供しなくてはいけません。自然とシューズは細分化され、サブ3モデル、サブ4モデルのようにフルマラソンのタイムに合わせて開発され、製造販売されています。

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そんなシューズメーカーのひとつアディダスが、日本人のために作り出した、トップランナー向けのシューズがadizero takumi sen boost 3(アディゼロ タクミ セン ブースト 3)です。ムダを削ぎ落としながらも、アディダスの代名詞ともなったブーストを搭載した最高級モデルです。

今年の箱根駅伝で3冠・3連覇を達成した青山学院大学の駅伝チームを支えたシューズとしても、注目度が高まっているシューズです。

そんなadizero takumi sen boost 3(アディゼロ タクミ セン ブースト 3)の試走会、adizero takumi SPEED SUMMIT 2017「SURVIVAL 5K」が、1月21日(土)に東京夢の島陸上競技場で開催されました。

もちろんトップランナーのためのシューズですから、普通の試走会ではありません。誰が1番速く走ることができるのか。試走会でありながらスピードの限界を求められる。そんなアディダスのイベントをレポートします。

SURVIVAL 5K(サバイバル 5K)

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SURVIVAL 5Kでは陸上競技場内のトラックを利用して、5kmの距離を選び抜かれたエリートランナーが競い合います。優勝者はボストンマラソンに招待してもらえるという特典があり、スピードでは誰にも負けたくないランナーはそれぞれが「我こそは」という思いで競技に向います。

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SURVIVAL 5Kはただの5km走ではありません。1000mを超えたところで、次のラップ以降に後ろの2名から強制的にカットされていきます。速さを持ったランナー以外は5kmという距離を走る権利すら与えられません。生き残りたければ速く走るしかない、まさにサバイバルレースです。

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男子は予選が3組あり、各組上位8名とそれ以外のトップタイムのランナー3名が決勝に進むことができ、女性はいきなり5kmの決勝から始まります。

現役の箱根駅伝を走っているような選手や、過去に箱根を経験している選手が揃っているため、お互いに牽制しながらも1kmのタイムは3分台の前半。そこそこ速い市民ランナーが1kmを3分30秒で走っているにも関わらず、集団から大きく離されて置いていかれる展開は圧巻です。

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ただでさえ速いランナーが、adizero takumi sen boost 3を履き、しかもスピードが出やすいトラックですから、とんでもないスピードで駆け抜けます。

トップランナーはまるで同じチームのメンバーに見えるほど、まるでシンクロしているかのように同じようなフォームで駆け抜けます。競い合いながらもそれぞれがお互いの力を引き出しているようで、それはとても美しいものでした。

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レース中は強烈な北風の影響で、誰が前に出るかなどの駆け引きも合りつつも、やはり自力のあるランナーが順当に勝ち上がっていきます。誰もが手を抜くことなく全力を尽くすSURVIVAL 5K(サバイバル 5K)。ゲーム性がとても高く、見ていても走っていても楽しいレースです。

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女子の決勝でも驚きの光景がそこにありました。男子ほどではありませんが、女子のレベルも高く、普通のマラソン大会であれば上位に入るランナーがずらっと並んでいます。そんな中、5kmを初めてレースで走るという高校生ランナーが圧倒的な力を発揮して優勝しました。

優勝したことも素晴らしいのですが、こうやって未知の距離に挑戦しようという若い力は、ここに集まった多くのランナーにとって脅威であり、自分も負けてられないという思いにさせてくれます彼女は学業優先ということでボストンマラソンを2位の選手に譲ることになりましたが、間違いなくこのイベントで最も光り輝いていたランナーでした。

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男子決勝戦。決勝に残ったランナーからは、程よい緊張感と自分が一番だということを示したいという気持ちの昂ぶりが伝わってきます。決勝は3kmという短い距離での勝負ですからadizero takumi sen boost 3の本領発揮です。

ただしシューズの条件は全員同じです。

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スタートの号砲とともに飛び出していくランナーたち。その心にあるのは、ただ誰よりも前を走りたい。そんな純粋な気持ちだけです。これこそが陸上競技の醍醐味です。誰が1番なのかを白黒はっきりさせるシンプルな戦い。もちろんその裏では後方のランナーから削られていきます。

集団の前方も後方も自分の持てるものをすべて出し切る。そこにアディダスが目指すランナーのあるべき姿を見ることができます。大切なのは順位やタイムではなく、今の自分を超えていくこと。現状維持で満足せずにどんな状況でも成長を続ける自分をイメージし続けること。

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それがランナーという生き物です。

SURVIVAL 5Kというレースは、そんなランナーの本質をむき出しにします。勝者はもちろん素晴らしいのですが、勝負は時の運。自分に克つことができるかどうかは自分次第。予選で敗退したランナーも優勝したランナーも、今の自分に満足することなくワンランク上のを目指したくなる。そんな刺激を与えてくれるレースとなりました。

GYM & RUN BATTLE

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男子の決勝は3kmでしたが、5km直後の3kmは厳しいため、その間に中野ジェームズ修一さんによるワークアウト、GYM & RUN BATTLEが開催されました。GYM & RUNは簡単にいえば、スクワットなのですが、20分のスクワットで約600回で、筋肉への刺激はハーフマラソンに匹敵するトレーニングです。

「走らなくても、走れる脚をつくる」をコンセプトに開発されたメソットです。上の動画を見てもらえばわかりますが、様々な種類のスクワットを組合せて、脚に高い負荷をかけます。かなりハードなトレーニングですが、参加者のほとんどがギブアップしません。

きついと口にしながらも、止めることなく笑顔で動き続ける参加者たち。それだけでもここに集まった人たちのレベルがいかに高いかがわかります。最も高いポテンシャルを発揮した男女が表彰されるのですが、どの人も甲乙つけがたいレベルでスクワットを続けます。

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箱根駅伝三連覇を果たした青山学院大学もトレーニングに取り入れているほどの高強度。それでも速くなりたいのであれば、これくらいのトレーニングは出来てあたり前。そんなメッセージがスクワットメニューから伝わってきます。

スクワットというトレーニングは、楽をしようと思えばいくらでも手を抜くことができます。でもそこで手を抜くか、抜かないかで例えばSURVIVAL 5Kの決勝に残れるかどうかの差となって現れます。このトレーニングに参加している男性は予選敗退組ですから、余計に気持ちが入ります。

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自分一人ではなかなか継続できないトレーニングも、こうして仲間やライバルと一緒に行うことで、いつも以上に自分を追い込むことができるというのも、GYM & RUNの魅力です。アディダスは全国各地でこのGYM & RUNのイベントも行っていますので、機会があればぜひこのトレーニングを受講してみてください。

アディダスが導くランニングの未来

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アディダスはシューズを作るだけではなく、SURVIVAL 5KやGYM & RUNを行うような場を提供し続けています。例えば「ADIDAS RUNNERS」は、高みを目指すランナーが、それぞれに刺激し合うことで、極限まで自分を追い込むことができるトレーニングを提供しています。

自分一人では頑張りきれない日常の練習も、仲間と競い合うことで自分で作ってしまった壁を簡単に乗り越えていくことができます。馴れ合いの仲間ではなく、お互いを削り合いながら、高みを目指す。そこに才能の有無は関係なく、そこにあるのは「やりきる」という強い意志だけです。

SURVIVAL 5K(サバイバル 5K)はそれを教えてくれるランニングイベントでした。

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ボストンマラソンへの切符を手にしたランナーも、惜しくも敗れ去ったランナーも、そして何もできずに惨敗したランナーも、みんな満足な表情をして閉会式を迎えていたのがその証拠です。そしてすべての参加者が、「自分はまだ成長できる」そう確信したはずです。

シューズメーカーはただシューズを作ればそれでいい。そういう時代はすでに過去のものとなっています。今はどのメーカーも目指すべきランナー像を提示して、そのコンセプトに一致した商品展開をおこなっています。

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もちろんアディダスも例外ではありません。仲間とワイワイ楽しくジョギングするランニングも悪くはありませんが、仲間とともに限界まで自分を追い込み、自分のステップを上げていくことの楽しさを知ってもらいたい。アディダスはそんなスタンスでランナーと向き合っています。

今回はトップランナー向けのイベントでしたが、ビギナーでも向上心のある人なら誰でも参加できるイベントもアディダスは開催していますので、今の自分を超えていきたい、超えていくのだという強い意志を持ったランナーはレベルに関係なく、ぜひアディダスのイベントに参加してみましょう。

今回のSURVIVAL 5Kに参加したランナーのように、まだ成長できる自分を感じ、自分をいま以上に高いところに引き上げるためのきっかけになるはずです。

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