山の安全ネットワークをみんなで作ろう!YAMAP「みまもり機能」追加

トレランなどの山を走る人にとって、常に考えなくてはいけないのが遭難のリスクです。里山を走るくらいなら問題ありませんが、本格的な山を走る場合には道をロストしたり、滑落したりする可能性を常に頭に入れておきたいところです。

ただ、それは他のトレイルランナーもそうですし、ハイカーも同じリスクがあります。そういうリスクを相互で補うための「みまもり機能」が、登山アプリYAMAPに追加されました。ここでは、どんな機能なのか分かりやすくご紹介していきます。

目次

登山アプリ「YAMAP」とは

機能の紹介をする前に、まずは登山アプリ「YAMAP」について簡単にご紹介しておきます。

YAMAPとは電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリです。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流することもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。

URL:https://yamap.com/

細かい説明をするよりも、動画を見てもらったほうが早いかもしれません。アプリ内課金になっていますが、YAMAPを使うだけなら0円ですし、フル機能を使えるサポーター会員でも年間4,800円しかかかりません。

今回ご紹介する「みまもり機能」はすべてのユーザーが無料で利用できますので、まだ登山アプリ「YAMAP」をインストールしていないトレイルランナーさんは、これを機にスマホに入れておきましょう。

iOS:YAMAP / ヤマップ – YAMAP INC.
Android:YAMAP Android

「みまもり機能」のポイント

YAMAPの「みまもり機能」をおすすめする理由は3つあります。

・登山中の位置情報を、家族や友人に公開できる
・電波が届かない場所の位置情報も共有できる
・利用者が多い登山アプリだからつくれる安全網

みまもり機能は、家族や友人に登山中、トレイルランニング中の位置情報を公開できます。これにより、今どこを走っているのかが周りの人に分かりますので、何かあったときに、すぐに助けを呼んでもらうことが可能です。

移動している軌跡が分かりますので、家族も安心して「見守る」ことができるというわけです。

ところが、山は電波が入らずに圏外になることがよくあります。これまでも位置情報を公開するアプリはいくつもありましたが、それらは圏外に入ってしまうとまったく機能しません。

YAMAPのすごいところは、圏外になってもその位置情報をYAMAPアプリを使っている人同士で共有し、どちらかが圏外に出たときに、すれ違った場所の位置情報をアップロードします。

「ここですれ違いました」という情報が家族や友人に伝わるわけですから、圏外に入っても機能するというわけです。

でも、アプリを使っている人にすれ違わないと意味ないじゃないかと思うかもしれませんが、YAMAPは130万人がダウンロードし、毎月25万件もの登山記録がアップロードされています。

かなりの数のユーザーがいて、登山ですれ違う人の多くがYAMAPアプリを使っているわけです。そういう人たちが積極的に「みまもり機能」を利用すれば、「みまもりネットワーク」が形成されます。

トレイルランナーは移動速度も速いので、いち早く圏外に抜けてすれ違い情報をアップできます。自分がロストして迷子になったときや、トラブルで動けなくなったときもおおよその位置が家族や友人に伝わります。

自分が助けてもらうこともあれば、自分が誰かを助ける可能性もあります。これは画期的な機能だと思いませんか?

もし、この「みまもりネットワーク」に賛同してもらえるのであれば、山に入る時にはYAMAPアプリを起動させて、みまもり機能を使って走ってください。1人でも多くの人が協力することで助かる命があります。

機能の詳細については下記リンク先をご確認ください。
https://yamap.com/help/categories/13

iOS:YAMAP / ヤマップ – YAMAP INC.
Android:YAMAP Android

みまもり機能の仕組みについて

最後にみまもり機能の仕組みについて、簡単にご紹介しておきます。

iOS:YAMAP / ヤマップ – YAMAP INC.
Android:YAMAP Android

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