欧米ではただ伸ばすだけの静的ストレッチは運動にとってマイナス要因になるという考え方が主流になっています。特にランニングは筋肉の反発力などを利用している動きが多く、伸ばしてしますことで反発力が失われるそうです。
とはいえこれからの寒いシーズンに準備運動なしでいきなり走りだすのも不安ですよね。すべてのストレッチが良くないのではなく「動的ストレッチ」は運動前に効果的という論文発表があります。
動的ストレッチは体の可動域を広げるためのストレッチだと考えてください。プロ野球の広島東洋カープの前田健太選手のマエケンダンスや、サッカーでは20年以上前から取り入れられているブラジル体操などが動的ストレッチになります。
どのような動きが動的ストレッチになるのか、その動的ストレッチが体にとってどのような効果があるのかを説明してくれる本が「一瞬で体が柔らかくなる動的ストレッチ」です。
著者の矢部亨さんは日本セラピスト認定協会認定スポーツトレーナー・整体セラピストであり、体に関するプロの視点から見たストレッチのあるべき姿をわかりやすく説明してくれます。
体を伸ばすストレッチは正しく行えば運動パフォーマンスの向上につながりますが。やり方を間違えれば運動パフォーマンスの低下につながります。ただ伸ばせばいいやと思っている人はぜひこの本を手にとってみてください。
そして動的ストレッチに取り組んで、ケガをしにくい体を手に入れましょう。室内で軽く動的ストレッチを入れてから走りに出かけると、これまで以上に走りやすくなっている体に気付くはずです。