冬だけでなく、年間を通して「冷え」による体調不良を起こしている女性が少なくない現代。手足が冷たいだけならまだいいのですが、それによって心もすっきりしない1日になることも珍しくありませんよね。でも、ランニングを始めることで、「冷え」による悩みを解決できる可能性があります。
主婦の友社から出版された「免疫力アップ!温活ランニング」は、そんな冷えを解決するためのランニング方法についてまとめた1冊です。走ることでなぜ冷えを解消できるのか、どのように走ればいいのかなど、わかりやすく解説していますので、毎日をもっとハツラツと過ごしたい方は要チェックです。
走ることで冷えを解消できる理由
「冷え」は女性にとって大きな悩みのひとつですよね。手足が冷たくて眠りにつけなかったり、肩が凝ったりしたことのある方もいるかと思います。症状がひどくなると頭痛によって、気持ちも沈んでしまいがちです。
ただ、そんな「冷え」も、ランニングをすることで解消できる可能性があります。その理由を簡単に説明します。
- 血流の促進
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- ランニングすることで心拍数が上がり、全身に血液が送り出される量が増加します。これにより、冷えの原因となる「血流の滞り」が改善されます。
- 手足の先など血行が滞りやすい末端部分にも血液が行き渡るため、体全体が温まりやすくなります。
- 筋肉の発熱作用
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- 筋肉が動くときにはエネルギーを消費し、その過程で熱が発生します。この熱が体を温めて冷えを防ぐ役割を果たします。
- 走ることで下半身の大きな筋肉(太ももやふくらはぎ)が活発に動くため、効率的に体温を上げることができます。
- 代謝の向上
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- ランニングなどの運動は基礎代謝を高め、エネルギー消費が増えます。代謝が活発になると体内で熱が生じやすくなり、冷えにくい体質へと改善される可能性があります。
- 自律神経の調整
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- 冷えは自律神経の乱れが原因で起こる場合があります。ランニングは適度な有酸素運動として、自律神経のバランスを整える効果があり、冷えの原因を根本から改善できる効果が期待できます。
- 交感神経が刺激されることで血管が収縮・拡張を繰り返し、血液循環が改善されるとされています。
- ストレス軽減
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- ストレスも冷えの原因の一つです。ランニングにはリラックス効果があり、ストレスを軽減することで間接的に冷えを解消する助けになります。
- 体温調節機能の向上
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- 継続的に走ることで、体温を調節する能力が向上します。これにより、寒さに対しても適切に体温を維持しやすくなります。
これらが、一般的にランニングが冷え対策になるとされている理由ですが、「エビデンスはあるの?」「走ってみたけど改善されないんだけど」という声もあるかと思います。そこで「免疫力アップ!温活ランニング」が登場するわけです。
「免疫力アップ!温活ランニング」の著者・石原新菜さん(イシハラクリニック副院長)は、そうした冷えトラブルを抱えた女性たちをサポートしてきた温活のプロ。そして、そのプロが「ランニングは冷えに効果的」だと説明しています。
そして、大事なのはどのように走ればいいのかをわかりやすく解説しており、しかもランニング意外の温活法も紹介しています。さらに、芸能界屈指のランナーであり、キュートなキャラクターで人気急上昇中のタレント・井上咲楽さんとの「ランニング対談」も掲載されており、読み進めるのが楽しい内容となっています。
冷えを解消したいと悩んでいる方は、ぜひランニングを始めるきっかけとして本書を手にしてみてください。きっとこれからの生活におけるバイブルのひとつになるはずです。
コンテンツ
- 第1章
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井上咲楽さんとランニング対談
私たちにとって「走る」ということ - 第2章
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冷えは万病のもと!現代人に温活がマストな理由
- 第3章
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ランニングでキレイも元気も手に入る!
- 第4章
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今日から始めよう!温活ランニング
- 第5章
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運動だけじゃない!トライすべき温活法
著者情報
石原新菜(イシハラ・ニイナ)
イシハラクリニック副院長。父・石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。
帝京大学医学部卒業後、同大学病院で研修医として勤務。現在はクリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。
『やせる、不調が消える 読む冷えとり』など著書多数。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。
免疫力アップ!温活ランニング 書籍情報
書名:免疫力アップ!温活ランニング
著者:石原新菜
発行:株式会社主婦の友社
発売日:2024年11月15日(金)
定価:1,430円(税込)
判型/仕様:四六判 ソフトカバー
ページ数:160ページ