ランニングはフォアフット着地が基本と教わった人もいるかもしれませんが、実はその考え方は必ずしも正しいわけではありません。最適な着地方法やフォームは人によって違い、サブ3.5(キロ5分程度)よりもゆっくりな領域ほとんどのケースでミッドフットのほうが適しています。
そんな、ミッドフットを意識したいならミズノのWAVE SHADOWシリーズがおすすめです。最新モデルの「WAVE SHADOW 5」はミッドフット着地でもしっかりと加速でき、それでいて優れた安定性を備えた1足です。初心者から上級者まで幅広い層におすすめできるこのシューズについてご紹介します。
ミッドフット走法が1番安定性が高い
ランニングでフォアフット着地が良いとされるのは、アフリカ系のトップランナーがフォアフットで走っているからというのと、裸足ランニングをする人たちがフォアフットを意識しているからです。でも、アフリカ系のトップランナーはキロ3分で走っているので、そのスピードなら誰でも自然とフォアフットになります。
彼らもゆっくりなペースでジョグをするときには、踵着地やミッドフットになります。もちろんジョグもフォアフットのトップランナーもいますが、そこはほぼ個性の領域でしかありません。裸足ランニングがフォアフットを意識するというのも、それを広めた人が「フォアフットがケガをしにくい」と言っているだけのこと。
フォアフットだってスピードを出しすぎると、アキレス腱を痛めることがあり、オーバートレーニングになるとケガをします。なぜ私たち人間には他の動物都市がって踵があるのかを考えてください。踵が地面に接地するのは安定性をもたらすからです。親指と小指、踵の3点で三角形を作り、そこが接地することで二足歩行でも安定します。
そういう意味で、多くのランナーにとって理想の着地はミッドフットになります。足裏全体でしっかりと体重を受けて推進力を生み出す。ただ、その走り方はフォアフット向けのシューズや踵着地向けのシューズで実現するのは難しく、癖の少ないミッドフット用のシューズが理想です。
「WAVE SHADOW 5」はまさにそんなミッドフット着地のための1足で、厚底シューズがトレンドとなりつつある中では地味な存在ではありますが、走りの安定性と快適性が手に入るクオリティの高いランニングシューズです。
やや重たいけど推進力によって重さを消してくれる
「WAVE SHADOW 5」のターゲット層はサブ3.5からサブ4.5となっています。キロ5分〜6分でフルマラソンを走るランナー向けのシューズということもあり、軽さよりもシューズの剛性や耐久性を重視しています。このため重さが27cmで250gとやや重たい仕上がりです。
ただ、エナジーリターンが 向上した高反発素材「MIZUNO ENERZY」をボトムミッドソール全体に搭載しており、さらに硬度の異なる素材を波形状に組み合わせた「フォームウエーブ」を中足部外側から前足部内側にかけて搭載しているので、自然な反発力を得ることができ、この反発力があるので走行中は重さを感じにくくなっています。
1秒を削るような走りには適していませんが、安定したペースで淡々と走り続けるスタイルのフルマラソンなら、最後までしっかりとサポートを受けることができます。このため、トップランナーもスピードを出しすぎないLSDやジョグなどでも利用できます。
もちろんこれからランニングを始める初心者にも最適。足裏全体で着地するイメージで、自分の体重を反発力に変えて前に進めるはずです。ただし、ミッドフット着地を理解しておく必要があるので、できればランニングトレーナーなどに1度走り方を学んでおいたほうがいいかもしれません。
商品概要
価格 | 13,090円(税込) |
サイズ | 22.5-28.5cm |
重さ | 250g(27cm) |
ドロップ | 8mm |
幅 | 2E相当 3E相当 |
発売日 | 2021年6月11日 |