生き延びるために走った男は希望を届けるために走り続けた。映画「戦火のランナー」

コロナ禍において走る理由を失ってしまったランナーも大勢いるかと思います。なぜ自分が走るのかを考えてみても、その答えが浮かばずに走るモチベーションを維持できない。そんな人に観てもらいたいのが上映が始まった映画「戦火のランナー」です。

この映画は難民からオリンピック選手になった、グオル・マリアルのドキュメンタリーです。内戦が続くスーダンで育ち、難民としてアメリカに渡り、そこでの活躍でロンドン五輪の出場権を手にしたグオル・マリアル。そんな彼が走る理由を教えてくれる映画です。

目次

走ることの意味や理由に影響を与える作品

南スーダンという国について、ほとんどの人は名前を聞いたことがあるだけかもしれません。通算40年の内戦状態のすえに、ようやく独立した世界で最も新しい国。「戦火のランナー」はそんな国に生まれて、難民としてアメリカに移住し、五輪出場まで手にした男の物語です。

ただ、この映画は彼のサクセスストーリーではなく、現在も続く南スーダンの困難とどのように向き合ってきたのか、そして彼にとっての走ることへの想いが込められた作品となっています。日本ではすでに薄れてしまった「国民の期待を背負う」重みや、生きるだけで精一杯な国の現状。この作品には多くのメッセージが詰まっています。

彼が走り続けることで勇気を持つ人がいて、彼が与えた勇気が次の世代のアスリートを生み出す。ただ「走る」だけなのに、マラソンにはそんな不思議な力があります。それは彼だけが持つ特別なチカラではなく、私たちの走りにだって誰かの心を動かすチカラが備わっていて、大事なのはそれを自覚するかどうか。

映画「戦火のランナー」はそれを自覚するきっかけになるはずです。映画を通じてマラソンの持つチカラを知り、そして南スーダンの現状を学ぶ。そのあとに自分にできることを考えて実行してみましょう。きっと走ることの意味が映画を観る前後で変わっているはずです。

映画の半券で新豊洲Brilliaランニングスタジアム1回無料

映画「戦火のランナー」の半券で新豊洲Brilliaランニングスタジアムの利用料金1回(通常一般800円分)が無料になるキャンペーンを開催しています。新豊洲Brilliaランニングスタジアムは全天候型陸上トラックで、ロッカー・シャワールームも付いているのでランニングステーションとしても利用できる施設になります。

利用期間:2021年7月31日まで
HP:http://running-stadium.tokyo

上映情報

上映場所劇場名上映期間
北海道シアターキノ2021年7月24日(土)~7月30日(金)
岩手県盛岡ルミエール2021年7月30日(金)~
群馬県前橋シネマハウス2021年6月5日(土)~6月25日(金)
東京都シアター・イメージフォーラム2021年6月5日(土)~
神奈川県横浜シネマリン2021年7月31日(土)~
神奈川県シネマアミーゴ未定
静岡県静岡シネギャラリー2021年7月9日(金)~7月22日(木)
静岡県シネマイーラ未定
愛知県名古屋シネマテーク2021年6月19日(土)~7月2日(金)
京都府アップリンク京都2021年7月2日(金)~
大阪府シネ・リーブル梅田未定
兵庫県元町映画館未定
岡山県シネマ・クレール2021年7月2日(金)~7月8日(木)
大分県シネマ52021年6月19日(土)~
長崎県シアターシエマ2021年7月23日(金)~8月5日(木)
鹿児島県ガーデンズシネマ2021年7月19日(月)~7月25日(日)

詳しくは戦火のランナーの公式ホームページの上映情報をご確認ください。

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