市民ランナーがランニングに使える時間は限られています。仕事もしなくてはいけませんし、人によっては家族との時間も確保しなくてはいけません。そうなると練習時間はどうしても短くなってしまいます。
でもその限られた時間を最大限に活用すれば、サブ3達成も夢ではありません。実際に、医師という多忙な職に就きながらサブ2.5を達成した人がいます。そして、その医師が自分のノウハウをまとめて1冊の本を出版しました。
『サブ2.5医師が教える マラソン自己ベスト最速達成メソッド』はシリアスランナーだけでなく、初心者ランナーにも手にしてもらいたい1冊です。ここではその本の内容について、簡単にご紹介していきます。
『サブ2.5医師が教える マラソン自己ベスト最速達成メソッド』はどんな本?
● 限られた時間で成果を出すためのノウハウ本
● シリアスランナーから初心者ランナーまで役立つ
● 医学・栄養学に裏打ちされた故障予防・身体ケアを学べる
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著者・諏訪通久さんについて
まずは著者である諏訪通久さんについて、どのような経歴の方なのかご紹介します。
山形大学医学部卒業
専門:スポーツ障害全般
・日本整形外科学会専門医
・日本スポーツ協会公認スポーツドクター
・日本医師ジョガーズ連盟所属ランニングドクター
・日本陸上競技連盟公認コーチ
・高崎経済大学スポーツドクター
・東京農業大学第二高等学校陸上競技部スポーツドクター
・フィジカルト レーナー
ランニングだけでなく、スポーツ全般に関して実績のある人であることが分かってもらえるかと思います。これだけの肩書きがあると、かなり忙しい日々を送られているのが容易に想像できますよね。でもすごいのは肩書きだけではありません。
自己 ベスト:2時間28分57秒(2017年 別府大分毎日マラソン)
IAU 50km世界選手権日本代表候補
ランナーとしての実績も素晴らしく、ウルトラマラソンの世界では知る人ぞ知る存在でもあります。こんな方のノウハウとなると、内容がかなり気になりますよね。
『サブ2.5医師が教える マラソン自己ベスト最速達成メソッド』
『サブ2.5医師が教える マラソン自己ベスト最速達成メソッド』の構成は下記のようになっています。
第1章:忙しいけど「最短×故障ゼロ」で自己ベストを達成したい人へ
第2章:「最短で最大」の効果をあげるトレーニングメソッド
第3章:どうすれば「怪我・故障」を防げるのか
第4章:食事と睡眠
第5章:レース本番のマネジメント
「限られた時間の中で、いかにしてケガをせずに自己ベスト更新を目指すか」というのが本書の軸となる部分です。練習時間が短いとそこで追い込みすぎてケガをする人がたくさんいますが、医師の書いた本ですので「ケガをしない」ということに重点が置かれています。
この本をご紹介しようと思ったのは、トレーニングの内容や向き合い方だけでなく、「走る」以外の部分について多く語っているためです。ランナーは練習によって鍛えられると思いがちですが、実際にはトレーニングだけでなく、食事や睡眠もとても重要になります。
それらの重要性をきちんと語っており、練習内容だけでなく生活の改善も促してくれる1冊ですので、これからランニングを始める人にもぜひ読んでもらいたい内容になっています。
また巻末特別対談として、プロランナー川内優輝との対談もあり、隅から隅まで学ぶことがギュッと詰まっています。お正月休みにゆっくり過ごすというのもいいですが、少し時間をとって『サブ2.5医師が教える マラソン自己ベスト最速達成メソッド』を読んでみてください。
真剣にランニングと向き合っているランナーなら、この1冊がランニング人生を大きく変える可能性もあります。残念ながら電子書籍はありませんので、お近くの書店で購入するか、Amazonや楽天で購入して届けてもらいましょう。