いよいよ年越しまでカウントダウンとなってきましたが、駅伝好きのランナーさんは新年が待ち遠しいのではないでしょうか。ニューイヤー駅伝と箱根駅伝が開催される3日間は家にこもりっきりという人も多いかと思います。
特に箱根駅伝は注目度も高く、毎年ドラマが起きるので1区間たりとも目が離せませんが、そんな箱根駅伝をより楽しめる1冊が発売になりました。東洋大学陸上競技部監督である酒井俊幸さんの「怯まず前へ」です。
「怯まず前へ」はどんな本?
● 知将・酒井俊幸監督のチーム作りと指導法を解説
● ビジネスでも役立つマネージメントも学べる1冊
● 読めば箱根駅伝がもっと面白くなる
東洋大学陸上競技部・酒井俊幸監督の実績
箱根駅伝好きならすでに酒井監督についてよく知っていると思いますが、そこまで詳しくない人のために、監督就任からこれまでの実績をご紹介します。まずは、この10年間の総合順位を青山学院大学、東海大学と比べて見てみましょう。
東洋大学 | 青山学院大学 | 東海大学 | |
---|---|---|---|
2010年 | 優勝 | 8位 | 12位 |
2011年 | 準優勝 | 9位 | 4位 |
2012年 | 優勝 | 5位 | 12位 |
2013年 | 準優勝 | 8位 | 予選落ち |
2014年 | 優勝 | 5位 | 13位 |
2015年 | 3位 | 優勝 | 6位 |
2016年 | 準優勝 | 優勝 | 5位 |
2017年 | 準優勝 | 優勝 | 10位 |
2018年 | 準優勝 | 優勝 | 5位 |
2019年 | 3位 | 準優勝 | 優勝 |
ここ数年、箱根駅伝といえば青山学院大学と東海大学という印象が強いかもしれませんが、この実績を見ると東洋大学の安定感がとんでもないことになっているのが分かってもらえるかと思います。なんと就任翌年に優勝を果たし、この10年間で1度も3位以内に入れなかったことがありません。
駅伝はいい選手を集めれば勝てるわけではないのは、箱根駅伝ファンなら誰でも知っていますよね。特に学生はメンタルコントロールがまだ上手くできない年齢ですので、ちょっとしたことで失速に繋がります。
ところが酒井監督は、10年間10区間、合計100人の大学生に大きなミスをさせることなく、プレッシャーの大きい箱根駅伝を大きな失敗をさせることなく走らせたことになります。なぜこんなことが可能なのでしょう?
実績はそれだけではありません。
柏原竜二
設楽啓太
服部勇馬
松永大介(リオ五輪20km競歩代表)
相澤晃(三大駅伝すべての区間記録保持者)
川野将虎(50km競歩日本記録保持者、東京五輪50km競歩代表内定)
この錚々たるメンバーが、すべて酒井監督の教え子たちです。もちろん、他にも実業団で活躍している選手が大勢います。箱根駅伝で結果も出しながら、そこで燃え尽きることなくアスリートとしての未来へと繋げる指導方法、ちょっと気になりますよね。
「怯まず前へ」目次
ここで本の内容について細かく説明するよりも、目次を見てもらったほうが分かりやすいかと思います。
第1章 チーム作り
・「礼を正し、場を清め、時を守る」
・エースに頼るのではなく、エースを活かす など
第2章 チームワーク
・「走力=チーム力」ではない
・サポートの力がチームの士気を高める など
第3章 采配
・「名前が下がる」起用はしない
・エース不在の年こそ攻める など
第4章 体調管理
・「チームの体」という意識を持つ
・プレッシャーに負けない心と体をつくる など
第5章 世界への意識
・チーム東洋として世界に挑戦する
・マラソンに「本気」で挑む など
第6章 フィジカルトレーニング
・競歩から学ぶ東洋大スタイル
・強い体を作り上げる など
目次を読んだだけでワクワクしてきませんか?箱根駅伝まであと数日しかありませんが、1月2日までに読了したい内容ですよね。気になったという人は迷わず即購入してください。箱根駅伝の見え方が変わってくるはずです。
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