脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究への資金助成を目的に、全世界で一斉にスタートするチャリティランニングイベント「Wings for Life World Run(ウィングスフォーライフ・ワールドラン)」が2021年5月9日(日)の日本時間20時に開催されます。
ウィングスフォーライフ・ワールドランはキャッチャーカーと呼ばれる追跡車に追いつかれるまで走り続けるランイベントで、今年はコロナ禍ということもあり、スマホアプリを使ってバーチャルのキャッチャーカーから逃げるといった形で、自分の好きな場所で参加できます。
キャッチャーカーに追いつかれるまで走り続ける
ウィングスフォーライフ・ワールドランは通常のランイベントとは違って決まったゴールがありません。スタート30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がスタートから走りだし、そのキャッチャーカーに追い抜かれるとレース終了となります。キャッチャーカーは所定の時間ごとにペースが上がります。
鬼ごっこのようなものだと考えてください。本来ならリアルなキャッチャーカーに追いかけられるのですが、今年はコロナ禍ということもありますので、スマホアプリ上に表示されるバーチャルのキャッチャーカーから逃げるというスタイルで開催されます。
すでに全世界で50,000人以上が参加登録しており、地球規模での鬼ごっこを楽しめるわけです。しかもレッドブルとパートナー企業が運営費用を負担するので、2,700円の参加費はWings for Life財団に全額寄付され、脊髄損傷の研究支援に届けられます。
レースペース
キャッチャーカーは下記のペースで走ります
20:00 参加者スタート
20:30 キャッチャーカースタート(14km/h)
21:30 キャッチャーカー・ペースアップ (16km/h)
22:30 キャッチャーカー・ペースアップ (18km/h)
23:30 キャッチャーカー・ペースアップ (26km/h)
24:30 キャッチャーカー・ペースアップ (34km/h)
少し分かりづらいので、ペースごとにキャッチャーカーに追いつかれる距離と時間を見ていきましょう。
ペース | 距離 | 時間 |
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7分12秒/km | 10km | 1時間12分 |
5分31秒/km | 20km | 1時間50分 |
4分30秒/km | 40km | 3時間00分 |
3分29秒/km | 75km | 4時間22分 |
ポイントはキャッチャーカーを意識しすぎずに、自分の走り続けられるペースを維持することです。4分30秒/kmなら40km走ることになるので、それなりの心の準備をしていないと途中で失速してキャッチャーカーに追い抜かれてしまいます。そういう意味ではペース走トレーニングに近いかもしれません。
公式サイトやアプリでペースを追いつかれる距離と時間を確認できますので、申し込みをしたら1度テストランしてみましょう。ちなみに男子の過去最高記録は2017年大会の92.14km、女子も同じく2017年大会の68.21 kmです。条件は今回とは違うかもしれませんが、ぜひフルマラソン超えを目標にチャレンジしてみましょう。
大会概要
- 参加費の全額と同額がWings for Life財団に寄付されます
- スマートフォン用アプリは公式サイトのから
- 天災、事件、事故等で大会自体を中断・中止される場合があります
- 中止の場合参加費の返金等はありません
Wings for Life World Run(ウィングスフォーライフ・ワールドラン) | |
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開催日 | 2021年5月9日(日) |
スタート | 日本時間20時(UTC協定世界時午前11時) |
開催場所 | ご自身のランニングコース ※Wings for Life World Runアプリを使用 |
参加資格 | 大会当日満18歳以上 ハンドバイク不可・生活用車いす可 |
参加費 | 2,700円(税込) 公式サイトにてエントリー受付中 |
申込先 | https://www.wingsforlifeworldrun.com/ja |
主催 | Wings for Life World Run 実行委員会 |