ランニングトレーニングをするときの重要な指標となる心拍数。ランニングウォッチで計測しているという人がほとんどかと思いますが、高い精度で計測したいなら、やはりハートレートセンサーを使って胸部で測定する必要があります。
ただすでに販売されているベルトタイプだと、女性の場合にはフィットしにくく走っていて不快感が続くといった問題があります。でもガーミンから2024年2月29日に発売される「HRM-FIT」を使えば、女性でもストレスなく制度の高い心拍測定ができるようになります。
スポーツブラに装着するという新発想
心拍数を測定することで、レースでのオーバーペースを回避したり、トレーニング効率を上げたりできることはよく知られていますが、ランニングウォッチやスマートウォッチの心拍計は安静時には高い精度で測定できても、ランニング時には精度が低くなるといった問題があります。
精度が低くても、ひとつの目安にはなるので使えないことはありませんが、表示されている数字が正しいかどうかわからないというのでは、いったい何を計測しているのかわかりませんよね。ですので、正確性を重視するトップレベルのランナーは腕ではなく胸部で心拍数を測定します。
ガーミンの「HRM」シリーズは、そんなトップランナーからも信頼されている胸装着タイプのハートレートセンサーになります。精度が高いのはもちろんのこと、当然のことながらガーミンのデバイスとも相性がよく、ガーミンのランニングウォッチを使っているなら、難しい設定もなく利用できます。
ただ「HRM」シリーズはベルトを使って装着するため、フィット感が悪かったり、ランニング中に擦れてしまったりするなどの理由で使用を諦めている女性ランナーも少なからずいます。「HRM-FIT」はそんな女性ランナーがストレスと心拍計測するためのアイテムになります。
最大の特徴は、バンドではなくスポーツブラの前側下部にクリップ装着するという着用方法にあります。サイズに関係なく装着でき、背面の擦れも発生しないのでランニングに集中できるというわけです。もちろん装着は簡単で、53gしかないので重さも気になりません。
心拍計測だけでなく、垂直振動、接地時間、歩幅などのランニングダイナミクス機能にも対応しているので、ランニングフォーム改善もできるといったメリットもあります。ワンランク上のレベルを目指して心拍数を正しく把握したいと考えている女性ランナーは、導入を検討してみてはいかがでしょう。
HRM-FITの機能
■通信機能
ANT+およびBluetooth通信により、互換性のあるデバイスにリアルタイムで心拍データの送信できます。
■コネクティビティ機能
対応するGarminスマートウォッチに接続することで、屋内ランニングのペースと距離のデータが取得可能。また、「Tacx Training App」など互換性のあるオンライントレーニングアプリや、スポーツジム機器でもデータを把握できます。
■ランニングダイナミクスと屋内トレーニング対応
上下動、上下動比、ストライド、接地時間やバランスなど、重要なランニングメトリックスを測定することが可能です。屋内トラックやトレッドミルのワークアウト時にはペースと距離を測定し、互換性のあるGarminデバイスにデータを共有します。
※ランニングダイナミクスはBluetoothではなくANT+のみで取得可能。
■ライフログ機能
ステップ数、消費カロリー、週間運動量、心拍数などデータを記録し、ペアリングされたデバイスに送信できます。
■クリップオンデザイン
中程度および高サポートのスポーツブラに、クリップで簡単に装着できます。背部にストラップがないので、運動による擦れなどの不快感がありません。
■長時間のバッテリー機能
CR2032電池1個で、約1年(平均利用1日1時間を想定)使用可能。電池交換も簡単です。
HRM-FIT 製品概要
価格 | 23,800円(税込) |
発売日 | 2024年2月29日(木) |
重量 | 53g |
サイズ(W×H×D) | モジュール:3.1 x 55.5 x 14.2 mm 本体:33.5×3.3×1.7 cm |
防水 | 3ATM(30m防水) |
動作温度範囲 | 0℃~40℃ |
バッテリー | CR2032電池1個 |
駆動時間 | 約1年(平均利用1日1時間を想定) |
通信 | Bluetooth、ANT+ |
センサー | 光学式心拍センサーなど |
ランニングデータインターフェイス: | ・ランニングダイナミクス ・アクティビティ トラッキング ・歩数など |
標準付属品 | 製品保証書 |