アシックスがまったく新しいシューズの開発を3年かけて行い、とうとうお披露目されました。その名も「メタラン(MetaRun)」。
アシックスの技術を注ぎ込んだ1足は4つの特許技術と5つの新テクノロジーを搭載をしているとのこと。このシューズ開発の面白いところは「全ての長距離ランナーをターゲットにした」というところですね。
この1足なら初心者から上級者まですべてOKなわけです。
もっともこの発表会に出ていた桐生祥秀さんは短距離ランナーなわけで、ちょっとそのあたりがアシックスらしいというか、マーケティングに一貫性がないというか…
このシューズは革新的なシューズという位置づけなのですが、一体何が革新的なのか見ていきましょう。
まずシューズ開発時にこれまでシューズ開発で制約となった条件をすべて取っ払ったそうです。「シューズはこうでなくてはいけない」という既成概念すらも取っ払ったのでしょう。そして「これを入れると値段が高くなる」という枠さえも。
そうすることが未来のシューズづくりに繋がるのだという信念を持ってシューズ開発を行ったということがわかります。これまでと同じやり方ではどこかで限界が来る。その限界を突破するため、開発コストがかかろうと時間がかかろうと新しい物を作り上げるのだという情熱があったのでしょう。
実はこれはランナーにも同じことが言えますね。これまで通りでも走れるけど、いつかは限界が来てしまう。そこで限界突破する情熱があるかどうか、そこが強いランナーかどうかの境目です。
限界突破を目指すランナーさんはぜひこのシューズを手にしましょう!
…と言いたいところなんですけど、このシューズ全世界で6万足、日本ではたったの700足しか販売されません。しかも価格が脅威の2,7000円!
何が問題かというとこれ買って履きつぶしたら次の1足が手に入らないという…
でも、でもですよ。大事なのは革新的なシューズのが一般発売されたということなんです。きっと1年後には後継モデルがもっと低価格で販売されることになるでしょう。そういう意味でこれからのアシックスの新製品に期待です!
11月18日から公式ECサイトと直営店のアシックスストア東京・原宿・大阪で販売開始です。
「メタラン(MetaRun)」公式サイト:http://www.asics.com/jp/ja-jp/metarun