蘇った富士山麓のトレイルを走ろう!Saiko Re-Trail Run2024

富士五湖のひとつ西湖は、富士山マラソンなどのコースになっており、今でこそ湖の周りをぐるっと1周できるようになっていますが、その周回道ができたのは約60年前。それ以前の時代に西湖のほとりにある集落・根場で育った子どもたちは、山道を5km歩いて学校に通っていました。

「Saiko Re-Trail Run 2024」は、そんな失われたその道「旧根場通学路」を使ったトレランレースです。すでに道なき道になっていたトレイルを蘇らせ、ランナーが西湖の魅力に触れることができる大会となっています。家族みんなで楽しめるイベントになっていますので、夏休みの思い出づくりにいかがでしょう。

目次

湖畔の古道「旧根場通学路」がレースの舞台

西湖は富士五湖の中でも観光地化されていない湖で、約1200年前に誕生したときからずっと、原生林などの自然を守り続けている湖でもあります。青木ヶ原樹海に隣接しているため、富士山のエネルギーがダイレクトに感じられる場所のひとつ。「Saiko Re-Trail Run」はそんな西湖を舞台にしたトレランレースです。

種目は約17kmのみ。60年前まで使われていた湖畔の古道である「旧根場通学路」を走ります。

コースとしては、アミューズの本社であるアミューズ ヴィレッジをスタートとして旧根場通学路に入り、西湖を右手に望みながら山梨百名山として西湖と河口湖の中間にある足和田山の山頂「五湖台」まで駆け上がり、富士山の絶景を満喫。そして、富士山を横目に、東海自然歩道や紅葉台を通過しながら緩やかな下り坂をかけ、樹海を感じながら根場浜から旧根場通学路へ入り、アミューズ ヴィレッジまで戻ります。

この約17kmの区間で、ランナーは古き良き西湖から、人々の営みのはじまりや、古道を蘇らせた人たちの想いまで感じることができ、富士山や西湖をもっと好きになれる大会になっています。

今年は走る人だけでなく走らない人も、「Saiko Re-Trail Run」や西湖を楽しめるようにということで、山梨県産のドライフルーツや、ゼリーなどの物販、ヴィーガンドーナツやスープなどのフード販売も同時開催されるとのこと。さらに西湖での足漕ぎカヤックやトレッキングなどのアクティビティも楽しめます。

ランナーが帰ってきてからも、「アミューズ ヴィレッジの芝生広場」で食事を楽しめるようになっているなど、ただ走るだけの大会ではない魅力が詰まったイベントとなっています。しかも、今回はアミューズ ヴィレッジに宿泊できるプランも用意されているとのこと。

最高の夏の思い出になること間違いないイベントですので、普段はトレイルを走らないという人も、家族や仲間を誘ってエントリーしてみてはいかがでしょう。

レースプロデューサー福田六花氏 コメント

富士五湖のひとつ西湖は、ウルトラマリンブルーの水を湛えた、山のなかの美しい湖です。

西湖には根場(ねんば)と云う小さな集落があります。その昔、西湖を周回する道路がなかった頃、根場の子ども達は西湖北岸に聳える御坂山塊の山道を5km歩いて学校に通っていました。60年前に西湖周回道路が開通し、役割を終えた根場通学路は歩くヒトもいなくなり、落ち葉に埋もれてしまいました。 

今から15年前、僕はこの通学路を初めて歩きました。倒木が折り重なり荒廃した山道を歩くと、樹々の隙間から碧く耀く湖水が見え、子ども達の歩いた気配が感じられました。

「この道を蘇らせたい…」

西湖周囲のトレイルでレースを開催したいと云う想いが、僕のなかに湧き上がりました。

2023年、Team RICKA の仲間たちと倒木を切り開き、土砂崩れを補修し、溜まった落ち葉を掃き、荒れた土面を均して、美しいトレイルが蘇りました。そして西湖を巡るトレイルで新しいレースが誕生しました。60年の歳月に埋もれた古道の魅力を再発見し、令和の時代に新しく開催されたレースは、Saiko Re-Trail Run と名付けられました。

コースは足和田山、青木ヶ原樹海、そして西湖北岸の根場通学路です。美しい原生林、神秘的な樹海、富士山や西湖を臨む絶景、緩やかで走りやすいトレイル、激坂など、レースのなかに素敵なストーリーが詰まっています。夏場に開催されるレースは少ないですが、標高900〜1300m の西湖トレイルなら8月でも快適に走れます。昨年は西湖を3/4周する12kmのコースでしたが、今年は西湖を1周する17kmのコースにブラッシュアップしての開催となります。

会場のアミューズ ヴィレッジは、一般には開放されていない素敵な施設です。

最高のトレイルと、美味しい料理と、素敵なエンターテイメントを用意してお待ちしております。是非ぜひ走りにいらして下さい。

大会詳細情報

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