マラソンだけでなくトレランを楽しむランナーが増えています。自然の中で気持ちよく走れるトレランですが、その一方でトレラン初心者の山でのトラブルも増えつつあります。
山には山のルールがあり、トレランであっても最低限の装備が必要です。住宅街近くの里山を走るのであればともかく、標高が1000m以上ある山に軽装備は入ってしまうトレイルランナーもいます。
ほとんどのケースで、問題なく帰還できます。ただ、いつ自分に危険が訪れるかは分かりません。山頂付近でいきなり大雨になって、低体温症になり下山できなくなるリスクも山にはあります。
ちょっとした気の緩みで滑落することだってあります。
そういうときに、山に関する知識を持っているかどうかで、生存率は大きく変わります。でも、現状は知識なしで山に入るトレイルランナーが多いわけです。それを何とか改善したい。
「KZKR PROJECT powered by YAMAP」はそういう思いで始まったプロジェクトです。
プロジェクトを立ち上げたのは登山アウトドア向けアプリ・WEBサービス「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップですが、これに賛同する多くのトレイルランナーやアウトドアメーカーが協力しています。
KZKR PROJECTが行うプロジェクトの柱は、現時点で3本あります。
PROJECT 1:初心者向け講習会・座学の開催
初心者向けのトレラン講習会、座学の場を提供。講習会はフィールドでの実施、座学はイベントスペースなどで行います。この取り組みは、YAMAPユーザーで組織されるYAMAP KZKR TEAM(仮)で行っていく予定です。YAMAP KZKR TEAMは、後日募集を開始します。
PROJECT 2:初心者のための、トレランWebコンテンツの制作
初心者が、トレランを始めるときに参考になるコンテンツを制作。webにはすでに様々なトレランのページがありますが、情報が点在しているため、多くのページをまわらなければなりません。本プロジェクトでは、トレランを体系的に、網羅的に、楽しく学べるコンテンツを目指します。
PROJECT 3:選手やメーカー、団体とのコラボレーション
プロのトレラン選手のトークショーや練習会の開催、インタビューコンテンツの制作などを予定しています。また、メーカーとのコラボ商品の制作や、団体と連携したトレラン地図の作成も行います。ここでも、YAMAP KZKR TEAMとの連携を見据えています。
プロジェクトページ
https://sp.yamap.com/kzkr-pj/
SNSなどで話題になっているトレラン漫画「カゼキル」も、実はこのKZKR PROJECTと繋がりがあります。
「カゼキル」第一話はこちら:コミックウォーカー
KZKR PROJECTは、プロジェクトを進める上で、クラウドファンディングを使って支援者を募っていまが、そのリワード(見返り)のひとつに、カゼキルへの出演権があります。
その他、様々なリワードが用意されており、4,800円からKZKR PROJECTを支援することができます。
このプロジェクトは、日本のトレランを正しい方向に導いてくれる可能性があります。ただし、1つの企業だけの頑張りでなんとかなるものではなく、トレイルを愛するすべてのトレイルランナーの協力が必要です。
もし、KZKR PROJECTの活動に賛同できるようであれば、自分なりの形でご支援いただければと思います。
何よりもKZKR PROJECTのクラウドファンディングページを見ていただくのが一番かと思いますので、気になるというトレイルランナーさんは下記リンク先のクラウドファンディングページをご確認ください。