ランニングアーティストのジョセフを知っていますか?
ジョセフはランニングした軌跡をGoogle Map上に残して絵や文字を描く「ランニング・アーティスト」として注目され、2010年からTEDxTokyoのコア・メンバーとしても活動しています。
そのジョセフが東京マラソン2016で挑戦したのが、世界初となる通常のビデオ中継と、360度バーチャルリアリティカメラでライブ中継でした。
そのときの映像をまとめたものがYouTubeにアップされているので紹介します。
今回の挑戦では、ソニーコンピュターサイエンス研究所の笠原俊一氏とのコラボレーションのもと、ソフトウェアのアルゴリズムを使用し、2つのカメラの映像をリアルタイムに一つに結びつけています。
その映像をLiveUの放送機能に送り、複数のLTEネットワークを通してサーバーに受信させることに成功しました。
難しいことがさておき、ジョセフの動画を見ているとマラソンってもっと自由に楽しんでいいんだということが伝わってきます。
マラソン中に罰ゲームで苦手な納豆を食べさせられたり、お酢を飲まされそうになったり。そしてそのリアクションのすべてが面白い。ただ走ることを楽しむのではなく、「走ることを使って何かをしたい」そういう気持ちが伝わってきます。
日本人だから、というわけではありませんが、どうしても私たちはマラソンと真面目に向き合い過ぎる傾向があります。
走ることはもっと自由でいいですし、マラソンはお祭りなんです。一生懸命走る達成感はもちろんあります。でもそればかりじゃ疲れてしまいますよね。記録が伸びなくなったとき、走ることが嫌になったりしませんか?
走ることだけを頑張るのではなく、走ることを使って楽しむ。マラソン大会でもっとはじけてもいいんです。
いつもは抑え気味の自分の心をすべて開放する。マラソン大会をそういう場にしてみませんか。ジョセフのように派手すぎるパフォーマンスはできなくても、いつもと違う衣装で着飾って、注目されてください。
ランナーが楽しむこと、ランナーが笑顔で走ることが沿道の声援につながり、その沿道の声援がランナーの背中を押してくれます。
ジョセフになることはできなくても、マラソン大会で自分らしさを表現し、自分らしさを開放する。ジョセフの動画からそのためのヒントを見つけてください。きっとこれまで持っていた「真面目に走らなきゃ」がの気持ちが少しだけ緩むはずです。
■ Joseph Tame
イギリス出身のデジタルメディア・プロデューサー。2008年の来日以来、国内外でコンサルティングや講演者として幅広く活動し、ウェアラブルマシンを装着しての東京マラソンの生中継やランニングした軌跡をGoogle Map上に残して絵や文字を描く「ランニング・アーティスト」が注目を集める。2010年からTEDxTokyoのコア・メンバーとしても活動し、主にライブストリームやビデオ制作、ソーシャルメディアをコーディネイトしている。
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