お手頃価格が嬉しい♪アディダス「SOLAR DRIVE」9月5日新モデル登場！

2019年8月30日

「SOLAR DRIVE」はどんなランニングシューズ？

● 初心者がフルマラソンを目指すためのシューズ
● 必要最低限の装備を厳選
● ナイトランの安全性向上のためにリフレクションを採用
● コストパフォーマンスの高い1足

「SOLAR DRIVE」のいいところ

● 1足11,000円（税別）と低価格
● Solar Propulsion Railにより足の運びが安定する
● BOOST™フォームが贅沢に使われている

「SOLAR DRIVE」の残念なところ

● 片足318g（27 cm）で重たい
● 落ち着いたカラーが中心

低価格でお求めやすい価格帯の入門モデル

アディダスのSolarboostシリーズは、初心者がフルマラソンを完走するために作られたランニングシューズで、上位モデルがSOLAR BOOST、その次がSOLAR GLIDE、そして最も低価格なモデルとしてSOLAR DRIVEがあります。

今回新モデルとして登場したのが、コストパフォーマンスの高さで人気の高いSOLAR DRIVEになります。

ランニングシューズの価格高騰化が激しく、最近では1足で2万円もするようなランニングシューズがあたり前のように店頭に並んでいます。でも初心者がそのようなランニングシューズに、いきなり手を出すのは勇気がいりますよね。

まずはお手頃価格で、それでいてきちんと走れるランニングシューズが欲しいというニーズに答えるのが、このSOLAR DRIVEです。

上位モデルのSOLAR BOOSTはランナーの足を守るための機能が満載の1足になっていますが、SOLAR DRIVEはその方向性とは反対に、ミニマムであることを目指しています。

SOLAR BOOSTをベースに、初心者がゴールを目指すのに必要最低限の機能だけを残しています。そして残ったのが、足の運びを安定させるためのSolar Propulsion Railとアディダスの代名詞ともいえるBOOST™フォームでした。

デザインはいたってシンプルです。基本的には落ち着いた色使いで、やや無難な配色に収まっている感じがあります。とはいえ、どんなウェアにも合わしやすいというメリットもありますので、このあたりは好みの問題かもしれません。

SOLAR DRIVEには限られた機能しかありません。シューズによるサポートも限界まで削られており、シューズに安定感をもたらすためのトルクションシステムも省かれています。

このためSOLAR DRIVEを履きこなそうとするなら、フォームを崩さずに42.195kmを駆け抜けるだけのトレーニングを積む必要があります。シューズに頼るのではなく、自分の足を信じてレースに挑むというスタンス。

そこまで鍛えたランナーだけをSolar Propulsion RailとBOOST™フォームが、ランナーをゴールへと導いてくれます。

速く走れるかどうかはそれほど重要ではありません。初心者でもきちんと距離を踏めていることが重要です。逆に走った距離に不安があるなら、サポート力の高いSOLAR BOOSTやSOLAR GLIDEがおすすめです。

ただ、ひとつ気になるのはミニマムに仕上げたはずなのに、片足318g（27cm）と重たくなっているということです。フルマラソンを走るシューズとしては、これはややネガティブなポイントになります。

機能満載のSOLAR BOOSTが314gですから、そこからいろいろ省いたのに重たくなっています。これは正直もったいないところです。ミニマム設計であることが活かされておらず、この重さはレース後半にランナーの走りを阻害します。

BOOST™フォームを厚めに使っているので、序盤は反発力を感じて重く感じなくなるかもしれませんが、足が重くなる後半にその反発力を得られるような走りができているかどうか。そういう意味でも練習量が問われる1足です。

練習という意味では、リフレクションを搭載することで、夜間のランニングでの安全性も上がっています。これは「もっと走り込め」というメッセージなのかもしれません。

初マラソンに向けて、しっかりとトレーニングを積み重ねて出場するという強い決意があるなら、SOLAR DRIVEはきっと最高の相棒になってくれるはずです。

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