削ぎ落とさない美学！リーボック「ZIG KINETICA CONCEPT TYPE 1」

2019年10月30日

リーボックはこれまでランニングシューズの常識を覆す、圧倒的に新しい技術を取り入れた商品を発売してきました。小さな枠に収まらない、尖ったコンセプトでランナーを自由なランニングの世界へと導いています。

注目されている片足100gのフロートライドランファストプロもそのひとつではありますが、勝負に勝つためのランニングシューズというのは、どことなくリーボックらしくない部分でもあります。

勝ち負けを超えたところに価値観を求める。そういったリーボックらしさを求めているリーボックファンも多いかと思います。

高いパフォーマンスを選ぶべきなのか、それとも独自性を貫くべきなのか。その問題に対するリーボックの答えが示されました。「ZIG KINETICA CONCEPT TYPE 1」はパフォーマンスもデザインも独自性も諦めない欲張りな1足です。

ベースとなるランニングシューズは、2009年に登場した初代「ZIG」です。アウトソールのジグザグ形状が高い推進力を生み出すことから、 “ドーピングシューズ”と呼ばれ、あるマラソン大会では着用が禁止になるほど、高いパフォーマンス力を誇ったシューズです。

今回開発された「ZIG KINETICA」は、リーボックの最新技術であるフロートライドフューエル、エナジーシェル、エナジーバンドアウトソールをあわせた3層構造の「ZIG Energy システム」を搭載しています。

また、ジグザグになっているアウトソールは高いクッション性を備えているだけでなく、13度に開くことで “ドーピングシューズ”ZIGの推進力を再現しています。

単純な復刻ではなく、コンセプトを活かしつつ最新技術を融合させているところに、「ZIG KINETICA CONCEPT TYPE 1」の魅力があります。

そして、他社のランニングシューズには見られない思い切ったアッパー部のデザインは、世界的なデザイナーであるIan Paley氏が手掛けています。ランニングシューズらしくない外観ですが、よく見ると機能性も兼ね備えたデザインに仕上がっています。

特徴はフィット感を調節できるガイダンスバンドで、ランナーが自分で取り外せる構造になっています。

ランニングシューズは無駄を削ぎ落としていくことで洗練されていきますが、本当にそれでいいのか？そんな提言をしているかのように、機能もデザインを妥協しない1足になっています。

価格は19,800円と決して安いものではありません。フルマラソンを3時間以内に走るようなシューズでもありません。

それでもオリジナリティを出すことができるアイテムですので、手にしたときの満足度に十分に見合うはずです。誰にでもおすすめできるランニングシューズではありませんが、気になるという方はリーボックの公式HPをチェックしてください。

発売は2019年11月8日（金）と12月4日（水）。普通のランニングシューズとは少し違った感覚になるかと思いますので、まずは店頭で試し履きされることをおすすめします。

ZIG KINETICA CONCEPT TYPE 1商品概要

価格	19,800円（税込）
サイズ	22.5cm～30.0cm、31.0cm
発売日	2019年11月8日（金） EG8914/ EG8915 2019年12月4日（水） EG8913 / EG7477
販売店舗	リーボックオンラインショップリーボックストア渋谷リーボッククラシックストア（原宿、HEP FIVE）アトモスハラジュク atmos BLUE Omotesando atmos Shibuya GR8 KICKS LAB. mita sneakers