日本ではサッカニーのランニングシューズを履いている人は少数派ですが、本国アメリカでは120年以上の歴史がある人気ランニングシューズブランドのひとつです。そんなサッカニーが勝つためのランニングシューズを手掛けました。
「ENDORPHIN PRO」はカーボンプレート採用の厚底ランニングシューズで、東京マラソン出場をかけた全米女子の選考会で2位となったモリー・サイデルの足元をサポートしたシューズとしても話題になりました。
ここではそんな「ENDORPHIN PRO」の特長について詳しく解説していきます。
ENDORPHIN PROの特長
サッカニーは1898年にアメリカ・ペンシルバニア州で誕生した世界最古のアスレチックブランドです。当時工場があった岬の近くを流れるサッカニー川がブランドの由来となっています。当時からすでにランニングシューズを手掛けている老舗中の老舗ブランドです。
そんなサッカニーが「すべてのRUNNERを速くしたい」というシンプルかつ大胆なテーマを揚げ、18か月にも及ぶトライアル&エラーを重ね、愚直な努力によって生み出されたランニングシューズがENDORPHIN PRO(エンドルフィン プロ)です。
実際に今年2月アトランタで開催された、東京オリンピックのアメリカ代表選手を決める全米選考会において、初めてのフルマラソンのレースにも関わらず、サッカニープロアスリートであるモリー・サイデルが見事2位に入賞し東京オリンピックへの切符を獲得しました。
モリー・サイデルによると「マラソンランナーが求め得るもの全てを与えてくれた最高のシューズ」とのこと。6月に先行発売が決まったアメリカにおいては、先行予約販売分は即完売と、サッカニーのランニングシューズ市場最大の熱狂を生み出している1足です。
動画を見てもらえればわかりますが、独特の足の運びをして走っています。フォアフットに近いようにも見えますが、引き寄せてのミッドフット着地にも見えます。そしてリリースは踵からで、最後に強く地面を踏み込んでいます。
日本では利用者も少なく、シューズのポテンシャルを活かすには情報が少ないためやや扱いづらいかもしれませんが、自分でスイートスポットを探す楽しみもある1足でもあります。ナイキのヴェイパーフライに匹敵するポテンシャルがありますので、みんなと違うシューズを選びたい人は要チェックです。
新クッショニング素材「PWRRUN PB(パワーランピービー)」
今シーズンより一部の新作に搭載され、注目されているサッカニー独自の新クッショニング素材「PWRRUN+(パワーランプラス)」。これをさらに改良し、40%の軽量化と88%のエナジーリターン率が期待できる新たなクッショニング素材「PWRRUN PB(パワーランピービー)」を採用しています。
一般的に使われる EVA素材にくらべ、柔軟性と耐久性が向上しています。
軽量で耐久性に優れるカーボン素材のプレート
軽量で耐久性に優れるカーボン素材のプレートを、フルレングスでミッドソールの間に挟み込むことで、クッション材「PWRRUN PB」とあいまって踏切板のような役割を果たし高い反発力を生みだしています。また、プレートの先端を S 字に屈曲させることで着地時の衝撃を推進力へと変換させやすくなっています。
この「クッション性・反発性・カーボンプレートのS字構造」の3要素が三位一体となり驚異の推進力を生み出します。
ENDORPHIN PRO 商品概要
ENDORPHIN PROの販売はABC-MARTが行います。6月1日からオンラインショップでのプレオーダー(2020年7月上旬出荷予定)、7月1日から店舗での販売という流れになっています。
価格 | 18,000円(税抜) |
サイズ | MEN'S:25.0-29.0cm・30.0cm WOMEN'S:22.5-25.5cm |
重さ(片足) | MEN'S:約213g WOMEN'S:約179g |
オフセット | 8mm |
取り扱い店舗 | ABC-MART ONLINE |
発売日 | 6月1日 オンラインプレオーダー開始 7月1日 店舗にて取り扱い開始 |