自己ベスト更新を狙うためのレーシングシューズは厚底×カーボンプレートが主流ですが、価格が高く耐久性も低いので普段の練習で消耗したくないという人も多いはず。ただ、レースシューズと練習シューズのタイプが違うと、大会当日にいつもどおりの走りができません。
練習でもきちんと反発力をもらえる走り方を身に着けたい。ただし消耗品だから安いほうがいい。そういう人におすすめなのがニューバランスから発売された厚底モデル「FuelCell Propel v4」で、定価はなんと12,100円(税込)とリーズナブルに設定されています。
カーボンプレートシューズの感覚で練習できる
記録を塗り替えるために、厚底×カーボンプレートのランニングシューズを選ぶことに対して、批判的な考え方を持っている人はほとんどいなくなりました。ただ、厚底×カーボンプレートのランニングシューズは完璧なシューズではありません。
最適なパフォーマンスを発揮するには、反発力を活かせるようなライドが求められますが、その感覚を他のシューズで得ることは難しく、結果的にトレーニングはまったく別のシューズで走るか、トレーニングからレーシングシューズを履くかのどちからを選ぶ必要がありました。
ニューバランスの「FuelCell Propel v4」はそういう状況を改善するための1足で、ソフトなFuelCellミッドソールに、カーボンプレートよりもしなやかなTPUプレートを搭載することで、厚底×カーボンプレートシューズに近い反発力を感じながら走ることができます。
レーシングシューズとの違いは、プレートの種類だけでなく耐久性にもあります。レーシングシューズはそれほど長い距離に耐えられない作りになっていますが、「FuelCell Propel v4」は耐久性も重視しており長い距離を走っても消耗しにくいといった特徴も備えています。
このためプレートそのものの反発感覚を養いながら、強度の高い練習に励むシリアスランナーや部活生のトレーニングシューズとしてもおすすめです。実際に400mハードル現世界記録保持者であるニューバランス契約アスリートのシドニー・マクラローフリン・レブロン選手も、トレーニングで着用しています。
「FuelCell Propel v4」は、レーシングシューズを履きこなすためのトレーニングシューズという位置づけだと考えてください。税込みで12,100円と、最近のランニングシューズとしてはかなりお手頃価格に設定されていますので、ニューバランスのレーシングシューズと合わせてお求めください。
FuelCell Propel v4(フューエルセル プロペル)の特徴
MIDSOLE(ミッドソール)
レーシングモデルよりソフトなコンパウンド配合のFuelCellに、カーボンプレートよりしなやかなTPUプレートを内蔵。TPUプレートの反発性を受けながら、安定性も確保され、推進力を実感できる。
VOID CONSTRUCTION
Energy Arcよりインスパイアを受けたVoid構造を採用。TPUプレートと相まって、コントロールしやすい反発と柔軟性を実現。接地時のエネルギー貯蔵率がUPし、前へ蹴りだす推進力の向上を実現。
UPPER(アッパー)
レース用モデルのデザインを、よりスタイリッシュでクリーンな見た目にブラッシュアップ。通気性、耐久性に優れたメッシュ素材を採用し、スピード感やエネルギーを感じさせるデザインを表現。
OUTSOLE(アウトソール)
接地から足抜けまでをガイドするラインに沿ってラバーを配置することで、走行時の安定感とミッドソールの反発弾性を活かす設計に。耐久性も確保。
FuelCell Propel v4 商品概要
サイズ | MEN:25.0-29.0,30.0cm WOMEN: |
幅 | MEN:D ※LB4は2Eの展開もあり WOMEN:B・D ※LB4はDの展開もあり |
カラー | MEN ・LB4(BLACK) ・LO4(BLACK/ORANGE) ・LN4(BLUE) ・LW4(WHITE) WOMEN ・LB4(BLACK) ・LG4(BLUE GRAY) ・LP4(PURPLE) |
価格 | 12,100円(税込) |