福士加代子選手の本音が詰まった1冊「福士加代子」

いつも笑顔で前向きに挑戦しているアスリート。私たちは福士加代子選手に対してそのようなイメージを抱いていますが、そんな彼女にも他の人には見せない葛藤や苦しみがありました。もちろん、それ以上の喜びがあるからこそ陸上に人生を捧げてきたわけです。

そんな福士加代子選手は先日開催された大阪ハーフマラソンで引退し、第一線を退きましたが、これまでアスリートとしてどのように生きてきたか、どのように走ってきたかを本音で語った1冊「福士加代子」が出版されました。

目次

失敗と成功を繰り返した福士加代子選手が本音を語る

福士加代子選手のレースで思い出すのは、北京五輪の出場枠を争う2008年の大阪国際女子マラソンでの大失速。序盤から1人飛び出して30kmまで独走。果敢に攻めたものの、後半に大失速してマラソンでのオリンピック出場を逃しました。

結果にはつながらなかったものの、あの日の走りで挑戦者「福士加代子」に惚れた人も多いはず。無謀ともいえる挑戦と失敗こそが「福士加代子らしさ」でもあり、そしてそこから必ず這い上がってくるから、彼女に期待せずにはいられなくなる。

本書はそんな福士加代子選手自身が、失敗と成功の繰り返しだった競技人生ついて本音で語っている1冊です。陸上人生を支えてきた両親や親友、恩師、監督にも徹底取材し、トレードマークの笑顔に隠された福士加代子の本当の姿に迫っています。

さらに、福士選手の挑戦に刺激を受けた後輩ランナーたち(田中希実、一山麻緒、新谷仁美、小林祐梨子)のインタビューも収録されており、陸上競技好きやマラソン好き、そして福士加代子が好きという人は必読の1冊です。

福士加代子ワールドの「本当のところ」に触れたら、きっと走りにいくモチベーションが湧いてくるはず。

書籍情報

●目次
第1章 りんごの町でかけっこ
第2章 トラックの女王の笑顔と涙
第3章 42.195km と産まれたての小鹿
第4章 失敗したままの自分が嫌だから
第5章 やっと獲ったよ、1等賞
第6章 結婚式で東京オリンピック挑戦を誓う
第7章 走り続けたら、すっぽんぽんになれた 

出版社 ‏ : ‎ いろは出版
発売日 ‏ : ‎ 2022年2月19日
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 319ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4866072520
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4866072524

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