日本一早いマラソンレポート「第19回 24時間ゆめリレー in 湘南ひらつか 2016」

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平塚で毎年開催されている24時間ゆめリレー in 湘南ひらつか、通称「平塚24時間リレー」が9月24日〜25日まで、今年も平塚市総合公園で開催されました。

スタート時には取材にいけませんでしたが、この日はあいにくの雨。しかもどしゃぶりの雨の中での開催になりました。

この大会で雨がふらなかった記憶があるのが、昨年くらいではないでしょうか。一昨年は午前5時頃に雨で中止になった記憶があります。

とにかく雨対策が必要な大会なのですが、前日までの予報では曇り予報だったのもあり、ある程度の雨具は用意していたものの、心の準備をしていなかったランナーにとっては厳しいスタートとなりました。

晴れると分かっている雨ならいいのですが、どうにも止みそうにない雨。スタートラインに経つだけでも憂鬱な気持ちになりますが、それでもチームによっては1年に1度のお祭りですし、個人にとっては自己ベストを出しやすいコースなので、気合は入っていたようです。

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ただそこが24時間マラソンの難しさで、特に個人は気合が入りすぎると確実に後半に崩れます。しっかりとした準備をして淡々と走ること。これに尽きます。

それをしていた人も、やはりスタートの豪雨で体調なりペースを崩した個人のランナーが多かったようです。

それに対して、チームの部は雨もお祭りの一部というノリの選手も多く、疲労しても回復することが出来るので、全体的には走りやすいコンディションだったのではないかと思います。

取材兼4時間リレーの部出場のために現地入りしたのが午前7時過ぎ残り6時間を切ったところ。個人のランナーでもベテランの人たちの精神力は流石に強く、疲労は感じるもののその足どりと、先を見据える目はしっかりしています。

それとは別に24時間マラソンの魔物に打ちのめされた個人の部の選手やチームの部の選手も目立ちます。

最初から最後まで会場にいることが基本で、途中から会場に足を運ぶことが初めての経験でしたが、走っているランナーたちはこんな表情になっているのだと、自分がランナーとして見ている視点とは違う角度で観察することができて新鮮でした。

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そして大会のゲストランナーのM高史さんも、この24時間マラソンでは欠かせない人として大会を盛り上げてくれます。

このパフォーマンスも走っているときには気づきませんでしたが、取材という形で見てみると、一人ひとりを鼓舞し、それぞれが1人で走っているのではなく、みんなとともにゴールを目指しているのだということを伝えようとしているのがわかります。

彼のお笑いの芸は賛否あるかと思いますが、ランニングの芸、ゲストランナーとしての芸は、少なくともこの24時間という狭い世界においては圧倒的な力を発揮しています。彼に支えられたランナーも多かったはずです。

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この大会の難しいところは通常の公園内を走るということで、歩道を半分に区切った内側がランニングコースになります。そのためランナー以外の人との接触の危険性も高く、普段から利用者の多い公園ですので、コースを横断する人もいます。

この仕切も今年は上手かった、いや自然体で無理のないものだったように感じます。この平塚24時間リレーは、運営のずさんさに腹を立てて途中で帰ってしまう人がいるほど、運営が不安定な年もありました。

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今年はそんなこともなく、一本筋の通った良い運営だったのではないかと感じています。たった6時間しかいませんでしたし、大雨の中のスタートを見ていないので断言はできません。

それでも今年のフレキシブルで正しい判断をすることのできる運営がこれからも続くのであれば、24時間の個人にもチームにもおすすめしたい大会になります。

コースのほとんどが公園のあまり人のいない場所を走るのですが、そこまで行って応援してくれるランナーさんもいましたし、敵味方関係なく声をかけるという24時間ならではの魅力は、間違いなくこの平塚24時間リレーにもあります。

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平塚24時間リレーは4時間、6時間、12時間、そして24時間の部があります。個人は6時間、12時間、24時間。チームは4時間、6時間、24時間です。

この編成は変更する可能性はありますが、おすすめはいうまでもなく24時間です。チームであれば、24時間を一緒に戦った一体感は他では得られないものがあり、個人の24時間は、自分の限界や自分の弱さととことん向き合う時間になります。

ただ、24時間走れるだけが優れていることではありません。それぞれがいまの自分、いまの自分たちに見合った種目で出場してみるといいかと思います。

そして24時間を走っているランナーたちを支えながら走ってください。

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この大会に参加するすべての人、そして応援にやって来てくれるすべての人がいるからこそ、ランナーは24時間も戦い続けることができます。

「24時間の人たちはすごいなぁ」と驚いているあなたも、24時間を走るランナーたちを支えた1人なのです。

もちろん刺激を受けて24時間走ってみることになれば理想ですが、ここではそこまで多くは求めません。ただ「24時間ゆめリレー in 湘南ひらつか」のような24時間マラソンの大会の存在を知り、興味を持ったら迷わず参加してもらいたい。

春すぎから秋口にかけて24時間マラソン、24時間リレーマラソンは各地で開催されていますので、個人やラン仲間たちとぜひ参加してみてはいかがでしょう。

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