青学陸上部・原晋監督から学ぶ『マンガでわかる 人を育て 成功を呼び込む 勝利への哲学』

1年の計は元旦にありと言いますが、何の考えもなく目標や計画を立てたのでは意味がありません。例えばフルマラソンでサブ4を達成したばかりの人が「2019年はサブ3を目標にします」と言っても「どうやってやるの?無理じゃない?」となります。

大きな目標を語ることは悪いことではありませんが、実現できそうもない目標を立てても、それが成功につながることはありません。もっと現実的に、いつまでに何を出来るようになるという目標を立てて、一歩一歩積み重ねる必要があります。

こでは仕事でもスポーツでも同じことなのですが、実践できていない人がかなりたくさんいます。

多くのランナーは自己ベスト更新を目指して、日々のトレーニングを行っていますが、そのほとんどが正しくない目標設定を立て、正しくない方法でトレーニングを行っています。このため、一生懸命練習していても成果が出ずに悩んでいます。

では、結果を出すための正しい目標はどうやって設定すればいいのでしょう?それを教えてくれるのが青山学院大学陸上部の原晋監督の著書『人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学157 ~原晋、魂の語録』です。

この書籍はベストセラーにもなりましたが、この本をコミカライズした『マンガでわかる 人を育て 成功を呼び込む 勝利への哲学』として発売されました。

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内容は原晋監督がビジネスの場で学んだことを、青山学院大学陸上部でどのように活用しているかということを、ストーリー仕立てで具体的に描いたものになっています。このため、は実践に基づいたビジネス書でもあり、マラソンで伸び悩んでいる人をサポートするノウハウ本でもあります。

この本では人を育てる方法が書かれていますが、ランナーが手にしたときに知ることになるのは、「これまで自分は間違った方法を積み重ねてきた」という目を背けたくなるような事実です。

若いころは気合と根性だけで、それなりに成長していきますが、ランナーも40代50代になってくると、勢いだけでは思うように走れなくなります。もっと効率的に、そして、もっと正しく目標を立て、それを実行していく必要があります。

ただ、その方法が分からない。そういうランナーがほとんどですよね。そんなランナーを助けるための1冊がこの『マンガでわかる 人を育て 成功を呼び込む 勝利への哲学』というわけです。

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マンガですので、本を読むのがあまり好きではないというランナーさんでも、最後まで読み続けることができるはずです。

ただ、一気に読んだあとには何度も読み返すようにしてください。できれば自分で大事だと思う部分に線を引いたり、ノートに書き写すなどして、きちんと自分の意識の中に入れていきましょう。

こういうノウハウ本は、読んだだけで満足しがちですが、読んだだけで足が速くなるわけはありません。読んで学んだことを自分なりに消化して、実践することが結果を出すための唯一の道です。

とはいえ、読まないことには学ぶこともできません。いま自己ベスト更新で伸び悩んでいる人は、結果を出すためのノウハウを学ぶという意味でも、ぜひこの1冊を手にしてみてはいかがでしょう。

せっかく年末に発売となりましたので、年内に読破して2019年シーズンをどう戦うのか。どこに目標を立ててトレーニングを行うのかを決めるための参考にしてください。ちなみに電子書籍版は1月1日発売ですので、もう数日お待ち下さい。

マンガストーリー

高校時代は無名のランナーだった青学大新入生の主人公が原監督の考え方に感銘し、真摯に愚直に必死に、しかし明るく楽しく快活に鍛錬と研鑽の日々を送り、原監督の指導のもとで〈本当に強いチーム〉を作っていくことも学んでいく。

さらに〈正しい目標の立て方〉や〈勝利への哲学〉も原監督の言葉から学び、成長と挫折を繰り返しつつも、そのたびに原監督の言葉にパワーをもらって、ついには念願の箱根の走者に抜擢される――。

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