マラソン侍を目指して1050mを駆け上がれ「第45回安政遠足侍マラソン」

安政遠足侍マラソン

今年公開の映画「サムライマラソン」の舞台になったのが「安政の遠足」。安政遠足侍マラソンはその安政の遠足を再現したマラソン大会です。ここではそんな安政遠足侍マラソンについて、その魅力をご紹介します。

安政遠足侍マラソンの特徴

侍は走ることで鍛えられるとして、毎日のランニングを日課としたのが安中藩。その安中藩主である板倉勝明氏が開催したのが、日本で最初のマラソン大会とも呼ばれる安静の遠足（とおあし）でした。

安中城から碓氷峠の熊野神社までの約29km、高低差1050mをひたすらに駆け上がるスーパーハード系マラソン大会。

でも、このマラソン大会は優勝を狙うのでなければ仮装は必須。仮装せずに走っている人のほうが居心地が悪くなるくらい、ほぼ全員が思い思いの仮装姿でスタートラインに並びます。

そうなんです。安政遠足侍マラソンは日本有数の仮装マラソンでもあり、タイムよりも走ることを楽しむために出る大会なんです。

コースの前半は緩やかな上り坂のロードを走り、峠コースは坂本宿の関所を抜けたところからトレイルコースになり、碓氷峠を一気に駆け上がります。関所・坂本宿コースはトレイルの手前でゴールしますので、ファンランに近い位置づけです。

自分の走力を信じるのであれば、おすすめしたいのは峠コースです。

マラソン侍が走ったであろう旧道。彼らに負けないだけの走りができるのか。それとも激坂の途中で諦めてしまうのか。ランナーとしての自分の強さを量るにはとても魅力的なコース設定になっています。

もちろん、ファンランとして関所・坂本宿コースを仮装しながら楽しむというのもありです。自分の好きなスタイルで楽しむことができる。それが安政遠足侍マラソンです。

ただし、過度な仮装が他のランナーの迷惑になっているようですので、仮装をするにしてもきちんと完走を目指せる格好、周りの人に迷惑をかけない範囲内を心がけて楽しんでください。

安政遠足侍マラソン旅ランの楽しみ方

安政遠足侍マラソンは早朝スタートですので、ほとんどのランナーが昼前にはゴールをするので観光を楽しんでもらいたいところですが、あまり交通のアクセスがよくないという問題があります。

荷物はゴールで受け取り、峠コースは軽井沢駅・横川駅・安中駅、関所・坂本宿コースは横川駅までバスで移動することができます。おすすめなのは横川駅で下車して峠の釜めしを食べて買えるというプラン。

ちなみに、峠の釜めしも美味しいのですが、横川駅の駅そばも美味しいので食べてもらいたいところ。大会から出るお弁当やお食事券で満腹かもしれませんが、峠の釜めしはお土産にでもして、ぜひ蕎麦も食べてみてください。

ラン仲間と打ち上げをしたいのであれば、高崎駅まで移動したほうがいいかもしれません。高崎駅南に天然温泉 さくらの湯がありますので、そちらで汗を流してから、よく冷えたビールで勝鬨をあげてください。

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安政遠足侍マラソンアクセス＆宿泊

会場へのアクセスは、信越本線安中駅からシャトルバスをご利用ください。駅から会場の安中城址まで1.9kmですので徒歩でも25分程度で到着します。アップも兼ねて身体を温めておきたいという人は、軽くジョグをしながら向かいましょう。

会場には駐車場も用意されていますが、駐車できる台数が限られています。どうしても車でしか参加できない人を除いては電車での参加がおすすめです。車で会場に向かう人は、できるだけ余裕を持って会場に向かうようにしましょう。

スタート時間は8時ですので、遠方からの参加の場合には高崎駅周辺への宿泊がおすすめです。宿の数が多く、飲食店なども豊富ですので群馬の名物を楽しむことも出来ます。交通のアクセスもいい場所ですので、楽天トラベルなどを利用して予約しておきましょう。

大会詳細情報

エントリーサイト：RUNNET

安政遠足侍マラソン公式サイト
http://ansei-toashi.jp