和歌山唯一の公認フルマラソン「第25回紀州口熊野マラソン」

紀州口熊野マラソン

紀州口熊野マラソンの文字を見ると「山の中を走るのかな?」と思って、参加を避けている人もいるようですが、実は高低差が少なく自己ベスト更新を狙える大会のひとつであることは意外と知られていません。

さらにアクセスが難しそうという印象もあるかもしれませんが、南紀白浜空港から車で20分のところにありますので、関東からの参加もしやすい大会なんです。

そこで、ここでは和歌山唯一の公認フルマラソンである紀州口熊野マラソンの魅力や、旅ランとしての楽しみ方をご紹介していきます。

紀州口熊野マラソンはどんなマラソン大会?

● 2020年1月21日、22日に和歌山県上富田町で開催
● フルマラソン高低差60mで走りやすい
● コースの一部が世界遺産・熊野古道中辺路
● 南紀白浜空港から車で20分の立地
● 白浜温泉が近くにあり観光もしやすい

目次

紀州口熊野マラソンの特徴

紀州口熊野マラソンの種目はフルマラソン、ハーフマラソン、3km、2kmの4種目ですが、3kmと2kmは小学生だけですので、実質はフルマラソンとハーフマラソンだけの大会です。3kmと2kmは土曜日に開催されます。

フルマラソンのコースは川沿いの道が基本ですので、アップダウンがかなり少なく走りやすいコース設定になっています。大会HPの高低差マップを見るとかなりの上下がありそうですが、実際には緩やかなアップダウンがあるだけです。

ただし、一部で歩道を走る場所があったり、交通規制がされていない場所もあるため、完走タイム4〜5時間のボリュームゾーンで走ってしまうと、やや走りにくさを感じるかもしれません。

それでも参加者が少ないこともあるため、サブ3を狙うレベルのランナーになると道の細さもそれほど気にならないかもしれません。気温も1月にしては穏やかで晴れれば最高気温が10℃を超える日もあり、最高のコンディションでレースに挑めます。

そして何よりもコースは世界遺産である熊野古道(中辺路)と重なりますので、歴史を感じながら走ることができます。

エイドでは紀州の梅干しなどもあり、大会会場では「食のコーナー」や物産品のブースなどもあるため、地方でのマラソンらしく地元の人たちの温かさを感じることができる大会でもあります。

紀州口熊野マラソン旅ランの楽しみ方

紀州口熊野マラソンが開催される上富田町は、関西で人気のリゾート地である南紀白浜のすぐ近くにあります。冬場ですので海水浴というわけにはいきませんが、南紀白浜温泉や美しい海岸線の景色、パンダのいるアドベンチャーワールドなど見どころが多い場所です。

できれば、前泊か後泊して、ゆっくりと観光を楽しんで帰りましょう。

体力に余裕があるなら、ぜひ訪れてほしいのが世界遺産にもなった熊野古道です。熊野古道にはいくつもの街道がありますが、シャトルバスの発着がある紀伊田辺は熊野古道中辺路、熊野古道大辺路、熊野古道紀伊路の起点になっています。

すべて歩くのは無理ですが、ぜひ部分的にでも熊野古道に足を踏み入れてみてください。

街道マップ|高野巡り・熊野古道

海が近いので魚が美味しいのも紀州口熊野マラソンの魅力です。冬のおすすめは「うつぼ」「クエ」「紀州サバ」「いずすみ」「くつ海老」「ぞうり海老」などなど、紹介しきれないほど種類豊富で、たくさんの味を楽しめます。

どこに行っていいかわからないという人には、「とれとれ市場南紀白浜」がおすすめです。新鮮な魚介類が揃い、食堂では海鮮丼をいただけます。ラン仲間が一緒ならバーベキューも楽しいかもしれません。

すぐとなりには南紀白浜温泉「とれとれの湯」がありますので、グルメと温泉をまとめて楽しめてしまいます。

【和歌山】とれとれ市場南紀白浜の徹底レポ! 海鮮市場で海鮮丼やバーベキューを満喫!

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紀州口熊野マラソンアクセス&宿泊

紀州口熊野マラソンが開催される上富田町は、JR天王寺駅から電車で2時間、そこからシャトルバスで15分かかりますので、関東から参加する場合には飛行機で南紀白浜空港に移動するのがおすすめです。

シャトルバスは最寄りのJR朝来駅ではなく、JR紀伊田辺駅からになりますので、間違えないように注意してください。もっともJR朝来駅からでも徒歩10分で会場につくので間違えても引き返す必要はありません。

ちなみにシャトルバスは会場周辺での降車場と乗車場が違いますので、戻るときに降りた場所に向かわないようにしましょう。

JR紀伊田辺駅:8時から9時までシャトルバス運行
JR朝来駅:徒歩10分

1500台の駐車場がありますので車でのアクセスも可能ですが、会場が近くになると道が渋滞して気持ちが焦りますので、かなり早めの出発がおすすめです。

遠方からの参加の場合には宿泊をすることになりますが、会場近くにはあまりホテルなどがありません。このためJR紀伊田辺駅のホテルを予約するか、観光地でもある白浜温泉周辺がおすすめです。

マラソン関係の人以外の観光客も多いので、大会にエントリーしたら、できるだけ早めに楽天トラベルなどで予約しておきましょう。

大会詳細情報

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