30回もの歴史があるのにまったく存在を知りませんでした。世の中には面白いマラソン大会がまだまだたくさんあるようです。「第30回記念大会 丹沢ボッカ駅伝競争大会」エントリー開始です。
丹沢ボッカ駅伝競争大会の魅力について紹介していきます。
丹沢ボッカ駅伝競争大会とは
丹沢ボッカ駅伝競争大会は標高290mの戸川公園から標高1300mの花立山荘までの約6.2kmを規定の荷物を背負って駅伝方式でつなぐ競争になります。荷物を背負って登山道を走ることになるため、ただ速いだけでは勝つことができない、アスリートとしての総合力が問われる大会です。
種目は40kgと20kgそして10kgになります。10kgは女子の部だけの開催になり、20kgには高校生の部があります。成人男性は40kgか20kgでのエントリーです。10kgの荷物を背負って走るだけでも大変なのに、20kgや40kgを背負って山道を走るというクレイジーな大会です。
動画を見ると走っている人もいますね。40kgも背負うなんて想像もつきませんが、実はこの大会はかなり人気の大会らしく、100チームの枠では足りないぐらいエントリーがあり、いまはスポーツエントリーでの先着順になっています。
ボッカとは
ボッカは漢字で書くと歩荷となり、荷物を背負って山越えをすることを言います。山の上にある山小屋まで荷揚げするときなど、ボッカで荷物を運ぶことになります。背負子(しょいこ)という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、背負子はボッカで使う荷物を担ぐための道具です。
記録によると3000m以上の高地に100kgを背負って登った人もいたようです。伝説化していますが、「標高2,932mの白馬岳山頂に重さ50貫目(約180kg)の風景指示盤を運んだ」という話もあります。
現在では登山トレーニングの一環として重い荷物を持って登山をする人たちがいます。日頃長い距離の練習を出来ないぶん、負荷を増やして練習することで鍛えられるのです。
過去大会のレポート
20150607丹沢ボッカ駅伝 : trailmarkerの山遊び
丹沢ボッカ駅伝競争大会の楽しみ方
せっかく丹沢に行ったのですから、そのまま丹沢の山々を登りたいところですが、きっとそんな体力は残っていないかと思います。ここは大人しく秦野の町に戻って打ち上げとしましょう。
でもそのまえに、戸川公園のお茶室「おおすみ山居(さんきょ)」でほっと一息入れてみてはいかがでしょう。都会にはない落ち着いた空気とのんびりと流れる時間。がここにはあります。お茶をいただきながらゆっくりと大会を振り返るのも趣があっていいものです。
秦野は盆地になっているので美味しい果物が採れるのと、同じ理由で野菜も安くて美味しいものがたくさんあります。もし車で行くのであれば「はだのじばさんず」に行ってみてください。安くて新鮮な野菜と果物に出会えます。
秦野は湧水地でもあるので水も美味しいんです。市内のあちこちに水が湧き出ています。これは名水百選にも選ばれているほどの良い水で、打ち上げの居酒屋がオープンするまで名水巡りをしてみるのもおすすめです。
大会詳細情報
大会名:第30回記念大会 丹沢ボッカ駅伝競争大会
開催日:2016年06月05日(日)
開催場所:神奈川県秦野市戸川公園
エントリー受付期間:2016年02月08日~2016年04月08日
種目(制限時間):ボッカ重量40kg、20kg、10kg女子
参加費:40kg、20kg 14,000円 20kg高校生 6,000円 10kg 12,000円
定員:120チーム
エントリーサイト:スポーツエントリー
丹沢ボッカ駅伝競争大会公式サイト:http://www.thebokka.com