
あこがれの東京マラソンに当選したけど、東京マラソンはランニングウォッチの計測精度が落ちて、ペース表示や距離表示が不正確になるという噂を聞いて、不安になっている方もいますよね。せっかくだからこのタイミングでランニングウォッチを買い替えようと考えているなら、ガーミンの新作「Venu 4」をおすすめします。
価格は税込みで79,800円と高額ですが、ランニングでの利用だけでなく、健康的なライフスタイルを支えてくれる機能が満載。「全部入り」と言っても過言ではないほどの高機能ウォッチになったガーミンの「Venu 4」について、その魅力を詳しく解説していきます。
ランニングだけでなくあらゆる角度から健康をサポートしてくれる「Venu 4」

ガーミンの「Venu」シリーズは、ランニングに特化したランニングウォッチではなく、さまざまな角度からユーザーの健康をサポートしてくれるフィットネスウォッチという位置づけになります。
一般的なフィットネスウォッチは「ランニングウォッチから機能を削ぎ落とした製品」という印象があるかもしれませんが、「Venu」シリーズはその反対で「ランニングウォッチに機能をさらに追加した製品」になります。
しかも「Venu 4」はフィットネスウォッチのハイエンドモデルという位置づけで、最高のランニングウォッチでありながらも、ランニング以外のライフスタイルを充実させてくれる機能をこれでもかというほど詰め込んでいます。
搭載されている機能があまりにも多すぎるため、ここではランナーにとって魅力的な機能や特徴についてご紹介していきます。
「Venu 4」は高機能・高性能でありながらも使いやすい
- GNSSマルチバンド対応
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前作(Venu 3)も従来モデルと比較してGPS精度は向上していましたが、Venu 4ではGPS/GLONASS/Galileo/みちびき(補完信号)/BeiDouに対応するだけでなく、GNSSマルチバンド対応となり、都会のビルの谷間から山間まで、あらゆる場所で精密な位置情報を提供します。
これにより、東京マラソンのような高層ビルの間を走るようなマラソン大会でも、距離やペースの表示が乱れることなく、最高のパートナーとなってフィニッシュへと導いてくれるようになりました。
- 先進のトレーニング機能を強化
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従来のモデルにも搭載されていたトレーニング機能が強化されており、トレーニングの記録分析を行えるだけでなく、一人ひとりに合わせた提案機能も備わっているため、フルマラソンなどの目標に合わせて、効果的なパフォーマンスアップを提案・サポートしてくれます。
- 健康とパフォーマンスの基本である睡眠をサポート
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ほとんどのスマートウォッチで睡眠管理できますが、Venu 4は、さらにその先を進んでいて、下記のような機能でしっかりと睡眠をサポートしてくれます。
- 睡眠コーチ:パーソナライズされた提案で睡眠改善をサポート
- 睡眠アライメント:体内リズムに合わせて自身の就寝/起床時間を提案
- スマート起床アラーム:浅い睡眠のタイミングでの快適な起床をサポート
- モーニングレポート&イブニングレポート
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機能が多すぎて使いこせそうにないから自分にはオーバースペックだと考える人もいるかも知れません。でもVenu 4は起床時に「モーニングレポート」が表示され、それを読むだけで、前夜の睡眠や回復状況、その日の天気やスケジュール、推奨トレーニングなど一日の活動に必要な情報をまとめて把握できます。
さらに就寝前に必要な睡眠時間、明日の予定や天気、トレーニングプランなどをまとめて表示し翌日の準備をサポートする「イブニングレポート」が追加されており、高機能を持て余す心配がいりません。
- 音楽再生機能&Suica対応のキャッシュレス決済
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こちらは従来モデルにも搭載されている機能ですが、Venu 4はSpotify®、Amazon Music、LINE MUSICなどに対応しており、ウォッチ本体にサブスクリプションの音楽保存ができます。しかもSuicaにも対応しているため、ランニング途中でドリンクを購入することもできます。
これらの機能により、ランニングトレーニングにスマホを持っていく必要もなくなるため、ランニングライフをよりスマートにしてくれます。
これらの機能は「Venu 4」の一部でしかなく、把握しきれないくらいの便利な機能を搭載しています。走りだけでなく生活も全面的にサポートしてくれる優秀なコーチを雇うようなものですので、しかも機能を使いこなすための機能までついているので、宝の持ち腐れにならないのも「Venu 4」の魅力です。
価格だけで「Venu 3」を買ってはいけない理由はGPSの精度にあり
Venu 4の発売にともない、公式サイトやAmazonなどで「Venu 3」がリーズナブルな価格になっています。そもそもが5万円台でそこから安くなっているため、かなり魅力的に感じるかもしれませんが、これからの時代のランニングウォッチとしてはおすすめしません。
ランニングウォッチは高精度で位置測定できる「GNSSマルチバンド対応」が標準となっており、正確にペースや距離を表示させたいのであれば「GNSSマルチバンド対応」ではない「Venu 3」はそれだけで選択肢から外れます。
もちろんVenu 3も使いものにならないほどGPSの精度が低いわけではありません。たとえば周りに高いビルがなく、空が広がっているような郊外や河川敷などで走るのであれば、十分な精度で計測できます。
このため、健康目的のためにランニングを始めるという方であれば、リーズナブルな価格になっている「Venu 3」はいまがベストバイのタイミングです。マラソン大会を走るなら「Venu 4」、走る予定がないなら「Venu 3」といったように、自分の用途に合わせて選びましょう。

ランニングに特化するなら「Forerunner 570」がおすすめ
ガーミンのランニングウォッチ「Forerunner 570」と新作フィットネスウォッチ「Venu 4」。価格帯が同じで、機能も似ているため、どちらにするか迷う方もいるかもしれません。基本的な考え方としては、運動はランニングのみというのであれば「Forerunner 570」のほうがおすすめです。
「Forerunner 570」は「Venu 4」よりも軽量で、「予想レース時間」や「リカバリータイム」などの機能が搭載されています。「Venu 4」はランニングでも利用できますが、より細かいランニング機能は「Forerunner 570」ほど充実していません。
どちらを選んでも後悔することはないほど高性能ですが、ランニング以外のスポーツも行うかどうかでどちらを選ぶか判断しましょう。迷うようなら総合力が優れた「Venu 4」がおすすめです。

Venu 4 製品スペック


Venu 4 45mm | Venu 4 41mm | |
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サイズ/重量 | 45 x 45 x 12.5 mm | 41 x 41 x 12 mm |
ディスプレイサイズ | 1.4インチ/ 454×454ピクセル | 1.2インチ/390×390ピクセル |
ディスプレイ素材 | AMOLED | AMOLED |
カラー | Slate/Black(スレート/ブラック) Silver/Gray(シルバー/グレイ) Silver/Citron(シルバー/シトロン) | Lunar Gold/Bone(ルナゴールド/ボーン) Silver/Periwinkle(シルバー/ペリウィンクル) Slate/Black(スレート/ブラック) |
レンズ素材 | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass 3 |
ベゼル・ケース素材 | ステンレススチール | ステンレススチール |
バンド素材 | シリコン | シリコン |
バンドサイズ | 22mm | 18mm |
衛星測位 | GPS GLONASS Galileo みちびき(補完信号) BeiDou | |
センサー | 第5世代光学式心拍計 血中酸素トラッキング コンパス ジャイロセンサー 加速度計 温度計など | |
防水機能 | 5ATM(50m防水) スイム相当 | |
稼働時間 | スマートウォッチモード:約12日間 GPSモード:約20時間 | |
接続機能 | Wi-Fi/ANT+/Bluetooth® | |
ライフログ機能 | 心拍数、呼吸数、Body Battery 睡眠スコア、睡眠コーチ フィットネス年齢 Garminフィットネスコーチ ストレススコア、消費カロリー ステップ数、上昇階数、週間運動量 血中酸素トラッキング、水分補給 スマート起床アラーム 混合セッション、ライフスタイルの記録 生理周期、妊娠トラッキングなど | |
スポーツ機能 | ランニング、ゴルフ、サイクリング スイミング、ヨガ、ピラティスなど80種類以上 | |
スマート機能 | 通知機能、音声アシスタント テキストメッセージ送信、Suica、音楽機能 スマートフォン検索 セーフティ機能(事故検出・援助要請) 音楽再生(Spotify®、Amazon Music、LINE MUSICに対応)など | |
標準付属品 | USB-Cチャージングケーブル(Type B)、製品保証書 | |
予約開始日 | 2025年9月25日(木) | |
発売日 | 2025年10月2日(木) | |
価格 | 79,800円(税込) |