
ランニングシューズを洗っていますか?私はランニングウェアと同じように、着用するたびに洗っているのですが(ランニングウェアも普段着も手洗いなのでシューズもまとめて洗っています)、間違いなくランナーの中でも少数派。
毎回洗うのはきれいなシューズで走ると気持ちいいからで、ただ洗濯石鹸を使ってガシガシ洗っているので、シューズの寿命が気になってしまいます。そんなときにJASON MARKK(ジェイソンマーク)のシューズケアアイテムを紹介していただき、さっそく使ってみました。
Jason Markk Tokyo:https://jasonmarkk.co.jp
信頼できるケアアイテムを展開するJASON MARKK

まずはJASON MARKK(ジェイソンマーク)についてご紹介しておきます。JASON MARKKは2007年にロサンゼルスにて設立されたシューズケアブランドです。身に着けるモノ、自分自身、コミュニティー、そして地球をケアする文化を育むことをビジョンとしており、そのための信頼できるケアアイテムを提供し続けています。
シューズケアのアイテムは世の中に無数にありますが、JASON MARKKは環境に優しいアイテムであることを重視していることが魅力のひとつ。もちろん、環境に優しいだけでなく、手軽に汚れを落とせるということで、世代を問わず、多くの人が愛用しています。
ランニングシューズは消耗品で、洗うと傷むから洗わないという方もいるかもしれません。でも、そんな人もランニングウェアは着るたびに洗濯しますよね。洗濯しないと汚れてしまいますし、衛生面でも問題があります。それはランニングシューズも同じ。

きちんと汚れを落とたり、消臭したりすることで長く使い続けることができ、本来のシューズの寿命まで履き続けることができます。そのためにRUNNING STREET 365としておすすめしたいのが、「ランニング後のケア」になります。
ランニングを終えて家に戻ったら、まずランニングシューズをケアする。道具を大切にするというのはアスリートの基本であり、「心・技・体」の「心」を鍛えたり、整えたりする効果も期待できます。ただ、疲れて戻ってきたときにシューズのケアをするのは大変です。
そこでJASON MARKKのシューズケアアイテムが登場します。JASON MARKKではいくつかのケアアイテムがラインナップされていますが、基本的なケアなら水なしでブラッシングするだけで落とせるので、数分でシューズケアを終わらせることができます。
ただ、気になるのは「どれくらいきれいになるか」ですよね。JASON MARKKのシューズケアアイテムをいくつか提供していただきましたので、実際にどれくらいきれいになるかを見ていきましょう。
水なしでケアできるREADY-TO-USE FOAM CLEANER

JASON MARKKのシューズケアアイテムには、濃縮タイプと泡タイプの2種類がありますが、RUNNING STREET 365のおすすめは、水なしでケアできる泡タイプの「READY-TO-USE FOAM CLEANER」です。
EPAセーファーチョイス認定、USDA認定97%バイオベース製品であり、地球環境にも優しいといったメリットもありますが、最大の魅力は手軽にケアできるということで、ブラシなどでランニングシューズの汚れを軽く落としたあと、ブラシに「READY-TO-USE FOAM CLEANER」を吹き付けてシューズをブラッシングするだけ。
あとはマイクロファイバータオルなどで、浮き上がった汚れを拭き取れば、頑固な汚れでもないかぎり、きれいに落とすことができます。


2種類のランニングシューズのケア前とケア後を汚れが気にならないくらいきれいになっていることがわかってもらえるかと思います。
また、手元に原因不明の汚れ(焼けたような汚れ)がついているシューズが1足あるので、こちらのケアも見てください。このシューズは洗濯石鹸を使って何度も洗っているのですが、茶色い汚れが落ちないどころかどんどん目立っていて、どうしたものかと悩んでいたところでした。

ところが「READY-TO-USE FOAM CLEANER」を使うことで、気にならない程度の状態になっています。洗濯石鹸でも落ちない原因不明の汚れですので、さすがに完全にきれいになったわけではありませんが、それでもこれが今回1番の驚きでした。
私は汚れたシューズが好きではないため、このシューズはまだまだ履ける状態なのにほとんど出番がありませんでした。それが目立たない程度の汚れになったことで、これからまた出番が増えそうな気がします。
マラソン遠征に持っていきたいQUICK WIPES(クイックワイプス)

JASON MARKKのシューズケアアイテムのメインアイテムではないのですが、手軽にケアできるQUICK WIPES(クイックワイプス)でも、どれくらい汚れが落ちるのかを見ていきましょう。
QUICK WIPESは、ジェイソンマークの優れた洗剤が染み込んだペーパータイプのクリーナーで、レザー、ゴム、プラスチック素材のクリーニングに適しているため、ランニングシューズのクリーニングに「最適」なわけではありません。このため、少しでも汚れが落ちればいいなと思ってのテストです。

QUICK WIPESには、サラサラな面と特殊な立体加工が施された面があります。軽い汚れにはサラサラな面を使い、強い汚れを落とすには立体加工された面を使うのですが、今回使用したランニングシューズのアッパーの汚れはサラサラな面のほうが汚れが落ちたように感じました。
ランニングシューズに使う場合には、アッパーはサラサラな面、ソールは立体加工された面を使うような感じがいいかもしれません。
肝心の汚れ落ちは「READY-TO-USE FOAM CLEANER」ほどではないという印象です。最適な材質の汚れ落としに使っているわけではないので当然の結果ではありますが。

実感としては50%くらい汚れが落ちたような感じがあります(写真だとわかりにくいかもしれません)。今回はシューズを意図的に汚すために1ヶ月近くケアを一切してこなかったので、このタイプのアッパーだと汚れが染み込んでしまったことも、汚れが落ち切らなかった理由としても考えられます。
とはいえ、履き終えてサッとケアできるというのはかなり魅力的です。
日常的なケアは「READY-TO-USE FOAM CLEANER」を使用。そのうえで持ち運びしやすさを活かして、後泊するときのマラソン遠征や数日間の旅ランなどに持っていき、走り終えたときに軽くケアをするために使うというスタイルがおすすめです。
REFRESH SPRAYとREPEL PFAS-FREEでケア回数を減らすことも

これまでランニングシューズは洗濯石鹸とお湯を使って水洗いしてきたため、シューズの内側の汗汚れを気にしたことがなかったのですが、「READY-TO-USE FOAM CLEANER」を使ってアッパーやソールだけを洗うようになって気になったのが、シューズの匂いが落とせないのではということです。
でも心配する必要はありませんでした。JASON MARKKのシューズケアアイテムの中には「REFRESH SPRAY」という消臭効果のあるスプレーがラインナップされており、ランニングシューズを乾かしたあとにきちんと消臭できます。
残念ながら手持ちのシューズに匂いが気になるものが1足もなかったので、その効果を確認することはできませんでしたが、いい香りはするのでそれだけでも満足。毎回シューズケアをするのは面倒だという方も、REFRESH SPRAYだけは帰宅時に使うことをおすすめします。

また、ケアは面倒でできるだけ回数を減らしたいという方には、「REPEL PFAS-FREE」がおすすめです。「REPEL PFAS-FREE」はシューズにバリアをつくり、水分や汚れを寄せ付けない効果があります。ランニングシューズのアッパーはメッシュになっているため、高い撥水効果は期待できませんが、少なくとも汚れは付着しにくくなります。
付着しにくいということは、汚れがついたとしても落としやすいことを意味します。汚れがシューズに染み込まず、表面に浮いた状態になるため、ときどき「READY-TO-USE FOAM CLEANER」を使ってあげれば、きれいな状態を保ちながらランニングシューズを長く使うことができます。
個人的にはシューズは道具なので、毎回ケアするのを習慣化してもらいたいし、それが一般的になって欲しいと願っていますが、毎回というのはハードルが高いのも事実。なので、まずは「REFRESH SPRAY」と「REPEL PFAS-FREE」を使って、ケアの頻度を減らしつつ、継続してケアしていくことをおすすめします。
もちろん、走るたびに「READY-TO-USE FOAM CLEANER」と「REFRESH SPRAY」を使ってメンテナンスし、週に1回くらいのペースで「REPEL PFAS-FREE」でシューズ表面をコーティングするというのが理想です。
ランニングシューズをケアして長く使おう

シリアスランナーになると、1ヶ月の月間走行距離が500kmを超えることも珍しくなく、そうなってくるとランニングシューズは2ヶ月程度で寿命を迎えます。このため、シューズケアしないというランナーも珍しくありません。そのようなランナーに影響を受けてケアしないランナーもいますよね。
そして1年くらい経過したら新しいランニングシューズに買い替えて、古いランニングシューズを捨ててしまう。でも、きちんとケアしていれば買い替えのタイミングでソールはヘタっていても、見た目はきれいなままなので普段履きにすることができます。
最近のランニングシューズはデザイン性も高いものが多く、歩きやすいものを増えています。捨てるのではなく履き続けることで、地球環境にも財布にも優しいランナーになれるというわけです。もちろんソールがヘタっていないなら、買い替えずに履き続けることもできます。

そのためにはシューズケアを習慣化することが大切です。私のように毎回洗う必要はありませんが、1週間に1回くらいのペースで、JASON MARKKのREADY-TO-USE FOAM CLEANERとブラシを使って洗うだけで、シューズはきれいな状態を維持し続けることができます。
そして1ヶ月に1回、REPEL PFAS-FREEを使うことでシューズに撥水効果を持たせるだけでなく、汚れが付着しにくくなります。走ったときに足も汗をかくので匂いが気になるなら、走り終えて戻ってきたら、シューズ内にREFRESH SPRAYを吹き付けることを習慣化する。
そうやって、ランニングシューズのケアをしてみてください。ランニングシューズに対する愛着も湧きますし、それにより道具を大切にする精神も身についていきます。
シューズをケアすることで、マラソンのタイムが縮まるわけではありません。でも、ランナーにとって1秒を縮めるよりも大切なものがあります。その大切なものを手に入れるために、JASON MARKKのケアアイテムを使って、ランニングシューズケアを習慣化してみてはいかがでしょう。
