技術で速くなるための1冊『自分史上最速の走りを手に入れる! 限界突破のランニングフォーム』

「練習は裏切らない」これはほとんどのランナーが信じていることです。だから、多くのランナーがとにかく距離を積むことばかりを考えて、結局はオーバートレーニングで潰れてしまうわけです。それってちょっと悲しいことですよね。真面目にコツコツが報われないようで。

確かに練習は裏切らないのも事実ですが、ただ筋肉を強化するだけが走力アップの方法ではありません。マラソンには技術というものがあり、正しい技術を身につければ、ケガするほど走り込む必要はありません。そこでご紹介するのが『自分史上最速の走りを手に入れる! 限界突破のランニングフォーム』です。

目次

オリンピック3大会出場を支えた最速フォーム理論

『自分史上最速の走りを手に入れる! 限界突破のランニングフォーム』の著者である弘山勉さんは、オリンピック女子マラソン3大会出場を果たした弘山晴美さんの夫であり、コーチでもあります。夫婦二人三脚で安定した結果を出し続けたノウハウは、筑波大学を26年振りに箱根駅伝に導くなど、確かな結果を残してきました。

そんなノウハウが詰まった1冊が、『自分史上最速の走りを手に入れる! 限界突破のランニングフォーム』というわけです。その特徴は、本のタイトルからも分かりますように、効率のいいランニングフォームを身につけることにあります。

弘山さんの理論によると、理想の走りのヒントは「パワポジ」と「エアポジ」にあり、パワーポジションにより力を溜めて、エアポジで遠くに跳ぶ、走動作において地面にどれだけの力を伝えることができるかが、最重要ポイントとしています。

そのために、どのような走りをすればいいのか、そしてそのためにはどのようなトレーニングが必要で、どんな体を目指せばいいのかをわかりやすく解説しています。どんなランナーも本書に従って、きちんとフォームの最適化ができれば、きっとこれまでとは違った走りを手に入れられるはずです。

月間走行距離を重ねていくだけのトレーニング方法に疑問を感じしている人や、筋力ダウンで記録の低下が気になり始めたという人は、ぜひ本書を参考にして、また走れる自分を取り戻してみてはいかがでしょう。

書籍概要

第1章 限界突破に必要な走り方とは?
第2章 ランニングエコノミーの法則
第3章 理想のパワポジ&エアポジをつくるカラダの使い方
第4章 最高のランニング動作を覚醒させる方法
第5章 教えて! 弘山式ランニング・クリニック

書名:自分史上最速の走りを手に入れる! 限界突破のランニングフォーム
著者:弘山 勉
定価:1,760円(本体1,600円+税)
判型:A5判
総ページ数:160ページ
ISBN:978-4-04-606173-7
発売日:2023年3月2日(木)
発行:株式会社KADOKAWA

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