トレランをするランナーさんにとって、ランニングウォッチ選びはちょっとした悩みですよね。ロードで使っている軽量のGPSランニングウォッチだと、転倒したときなどの衝撃で簡単に壊れてしまいそうで不安になりますよね。実際に壊してしまった人もいるはずです。
もう少し頑丈なGPSランニングウォッチが欲しいなと思っていたトレイルランナーに朗報です。なんと心拍計とGPS機能が搭載されたG-SHOCK『GBD-H1000』が発売されると発表されました。発売は4月24日と少し先ですが、ちょっとワクワクするアイテムですので、早めにご紹介しておきます。
タフであることにこだわった『GBD-H1000』
G-SHOCKは言うまでもなく、タフネスを追求した腕時計です。最初に登場したのが1983年で「落としても壊れない」をコンセプトに開発され、世界中を驚かせました。そして愛用者を増やしていき、1990年代にはG-SHOCKブームが社会現象にまでなりました。
ブームは落ち着いたとはいえ、現在でも「タフな時計はG-SHOCK」が世界の定番になっています。ただし、タフであることとトレードオフで「重たい」時計でもあったので、ランニングウォッチとしてはほとんど使われることがありませんでした。
ここで軽量化に進まないことはCASIOの面白いところで、今回発売になるGBD-H1000は101gもあります。人気のGarmin245は38.5gしかありませんので、約2.6倍もあります。でも、それに見合うだけの機能が搭載されています。
そして何よりもタフネスであり、ちょっとやそっとの衝撃で壊れるなんてことはありません。もちろんG-SHOCKらしいデザインも兼ね備えていますので、時計の重さとは反比例してガジェット好きの財布が軽くなる未来が見えます。
『GBD-H1000』は全部入り高機能ウォッチ
GBD-H1000の価格は税抜で5万円もします。でも、機能面での妥協はありません。このランニングウォッチで何ができるのか見ていきましょう。
- 耐衝撃構造
- GPS・GLONASS・ みちびき対応
- 手首式心拍測定
- ソーラー充電システム
- GPS連続計測+心拍測定機能で最大約14時間稼働
- トレーニング分析
- 歩数計・方位計・高度計/気圧計・温度計
- 高精細・高コントラストで見やすいMIP液晶
- USB充電
- 着信通知機能
- 自動時刻修正
- 20気圧防水
GBD-H1000が他のG-SHOCKと違うのは、トレーニング分析を行えるという点にあります。VO2max計測だけでなく、下記の分析も行うことができるため、より効果的なトレーニングを行えます。
- トレーニングステータス
- トレーニング負荷
- リカバリータイム
- トレーニングエフェクト
- トレーニングプラン
- トレーニング中の消費カロリー
フィットネスデータ解析で定評のあるFIRSTBEAT社のアルゴリズムを使用しているため、かなり高い精度でトレーニング分析ができてしまいます。これならGarminやSUUNTOといった、人気のGPSランニングウォッチに負けないくらいの魅力が出てきますよね。
『GBD-H1000』はどんな人に向いてる?
機能面でもデザイン面でもとても魅力的なGBD-H1000ですが、最大の問題はやはり重さですよね。走り出してしまえばそれほど気にならないかもしれませんが、ランナーにとって重さは1gであっても減らしたいところです。そういう意味では万人受けするアイテムでもありません。
では、どういう人にGBD-H1000が向いているのか。
- トレランでガツガツ走りたい人
- トライアスロンで使いたい
- レースにはあまり興味がないけど自分を高めたい
- とにかくG-SHOCKが好き
向いているのはやはり、ランニングウォッチに衝撃を加える可能性のある競技をしている人達です。トレランだけでなく転倒することもあるトライアスロンなどでも選択肢のひとつになります(トライアスロンならもっといいアイテムがあると思いますが)。高度や温度の計測もできるので登山などにも使えます。
また、マラソン大会にはあまり興味がないけど、トレーニングの一環としてランニングを行っている人やランニングをオシャレに楽しみたいという人にも向いています。なんて言ってもG-SHOCKですから。というわけで、G-SHOCKが大好きなランナーさんも選択肢のひとつにいれておきましょう。
マラソン大会などで「重くないですか?」と聞かれて「重いけどそれがいいんです」って言える男前ランナーさんは4月の発売日を楽しみにしててください。
GBD-H1000製品概要
価格 | 50,000円(税抜) |
耐環境性能 | 耐衝撃構造(ショックレジスト) 20気圧防水 |
持続時間 | 時刻モード :約12ヶ月 時刻モード+心拍測定機能:約66時間 トレーニングモード(連続)+心拍測定機能:約14時間 トレーニングモード(間欠)+心拍測定機能:約18時間 |
センサー | 光学式センサー(心拍計) 加速度(歩数計) 磁気(方位計) 圧力(高度計/気圧計) 温度(温度計) |
測位機能 | GPS GLONASS みちびき |
質量 | 101g |
発売日 | 4月24日 |