ゆっくりとただ確実に広がりつつあるバーティカルランニング(階段垂直マラソン)。これまではあべのハルカスや中部電力ミライタワーなど、単体の大会で開催されていましたが、大きな変革が発表されました。
それが「VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUIT(VJC)」、名古屋・東京・大阪の3エリアのタワーや高層ビルで行われる、選抜された30名のエリート選手によるステージ戦、国内階段王を決めるための戦いが開幕します。
VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUITとは
VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUIT(VJC)は階段垂直マラソンのシリーズ戦。年間を通して日本国内のタワーや高層ビルでレースを行い、それぞれの大会での順位をポイント化。そのポイント合計で国内階段王を決めようという戦いです。
参加できるのは選抜された30名のみ。わかりやすく説明すると「フォーミュラレースのF1みたいなもの」。ただし、大会によっては一般部門も参加者を募集するので、私たちは「応援する楽しさ」と「挑戦する楽しさ」両面で楽しむことができます。
自分の推しとなる選手を見つけて応援するのもいいですし、エリート選手に負けないタイムを一般部門で叩き出し、参加資格を得て翌年以降の選抜を目指すのもいいでしょう。もちろん単純に「自分の限界に挑む」「仲間と無謀なことを楽しむ」というのでも構いません。
2022年は名古屋・東京・大阪の3つのエリアで開催され、すでに5月21日に中部電力ミライタワーで開催される名古屋大会の参加者を募集中です。今後はさらに規模拡大を予定しており、全国各地のタワーで開催される予定。名古屋大会はその記念すべき第1回の大会というわけです。
- 選抜されたエリートのためのシリーズ戦
- 名古屋・東京・大阪で開催
- 名古屋と大阪は一般部門も開催
バーティカルランニング(階段垂直マラソン)の魅力
バーティカルランニング(階段垂直マラソン)は階段をひたすら上がり続けるスポーツです。世界的に人気のある競技で、バーティカルワールドサーキット(以下VWC)も開催されており、大阪にある超高層ビル『あべのハルカス』で開催されているハルカススカイランはVWCに組み込まれています。
ここ数年はコロナ禍の影響もあって、ハルカススカイランは開催されていませんが、2021年には名古屋のランドマークタワーでもある中部電力ミライタワーで開催され、さらに今年はVJC以外にも全国各地でバーティカルランニングレースが予定されています。
マラソンとの最大の違いは「短時間ですべてを出し切る」ということです。国内で最も厳しい大会であるハルカススカイラン2019の優勝タイムは8分29秒。数時間走り続けるマラソンとは違って瞬発力も求められます。ただ戦略性も必要で、きちんとペース配分もしなくてはいけません。
ただ、どこまで追い込むかは自分が決めることで、限界を決めなければどこまでも苦しみの度合いを上げられます。そこまで追い込んだ状態で駆け上がったときの達成感や満足度は、マラソン完走とはまた違ったものがあり、1度それを味わうと抜け出せなくなる中毒性もあります。
大人になると限界の先に挑む機会がなかなかないものですが、バーティカルランニング(階段垂直マラソン)はそれを与えてくれる場というわけです。大事なのは誰かに勝つことではなく「自分を超えていく」こと。最近刺激が足りてないなと感じている人は、ぜひ5月21日の名古屋大会に挑戦してください。
名古屋大会の一般部門参加者募集中!
2022 YOKOMORI VJC 第1戦の名古屋大会は、5月21日に中部電力ミライタワーで開催。名古屋大会はエリート選手だけでなく一般部門も同時開催されます。高さ90m415段の階段を駆け上がり、展望台スカイデッキを目指します。
他の大会と異なり、名古屋大会は屋外階段が舞台となっており、スリルもありながら名古屋の眺望も楽しめるのが特徴。しかも段数もそれほど多くないのもあり、より心肺機能を追い込めるので達成感も半端ない大会となっています。
会場となる中部電力ミライタワーは日本で初めて階段駆け上がり競争が公式に開催されたタワーで、2021年に「2021 Nagoya Vertical Running 中部電力 MIRAI TOWER」として階段垂直マラソンが復活。エリート部門1位の渡辺良治選手は1分49秒83の驚異的なタイムで駆け上がっています。
どこまで追い込むかは自分次第。マラソン大会とはまた違った苦しさと喜びを感じられる大会です。VJC開幕となる第1回の記念すべき大会でもありますので、ぜひ自分の限界を超えていくために、大会を盛り上げるために一般部門にご参加ください。
スタート方式と注意事項
方式:ウェーブスタート
スタートインターバル:1分(1名・1組ごとにスタート)
- 階段幅が狭いためストックや杖の使用不可
- 退避ルートがないため原則としてスタート後のリタイヤ不可
- 小学低学年(1〜3年生)は保護者の伴走が必要
- 親子部門は親子(20歳以上の親権者1名+小学生1名)の合計タイムを成績とする
一般部門募集概要
2022 YOKOMORI VJC 第1戦・名古屋大会 | |
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開催日 | 2022年5月21日(土) |
エントリー期間 | 2022年3月14日~2022年4月28日 |
参加者決定方法 | 先着 |
種目 | 親子 小学生1・2・3年 小学生4・5・6年 中学生 一般男子 一般女子 |
開催場所 | 愛知県名古屋市 |
スタート時間 | 10:00:親子 10:20:小学生1・2・3年 10:45:小学生4・5・6年 11:05:中学生 11:35:一般男子 17:00:一般女子 |
大会受付 | エントリー締切後に通知 |
受付会場 | エントリー締切後に通知 |
大会会場 | 中部電力MIRAI TOWER |
スタート場所 | 中部電力MIRAI TOWER 南側スペース |
フィニッシュ場所 | 中部電力MIRAI TOWER スカイデッキ MIRAI360 |
参加資格 | 親子:子と同居の保護者+小学生 小学生1・2・3年:選手と同居の高校以上の方の伴走必須 小学生4・5・6年 中学生 一般男子:高校生以上 一般女子:高校生以上 |
制限時間 | なし |
参加費 | 親子:6,600円 小学生1・2・3年:2,200円 小学生4・5・6年:2,200円 中学生:2,200円 一般男子:5,500円 一般女子:5,500円 |
定員 | 親子:20組(40名) 小学生1・2・3年:20組(40名) 小学生4・5・6年:20名 中学生:20名 一般男子:300名 一般女子:90名 |
大会HP | http://verticaljapancircuit.jp/nagoya/ |
エントリー | RUNNET |