2020年春から約2年間のマラソン大会中断期間があり、多くのランナーがマラソン大会から離れてしまいました。それに対してマラソン大会側はそれぞれが大会の魅力をアピールするための取り組みを行い、数年かけて「変化」し続けています。
そんな変わり続けている大会の1つが「いわきサンシャインマラソン」。2022年から「ふくしま海ごみ削減プロジェクト」と連携し、「クリーンアップRUN」としてフルマラソンのコースを大会開催日の前週に清掃活動しています。さらに今年は新しい取り組み「完走サポートプロジェクト」をスタートします。
完走サポートプロジェクトの取り組み
参加者から高く評価されている「いわきサンシャインマラソン」ですが、昨年大会では定員割れが発生。現在、マラソン大会全体が抱えているランナー離れが、いかに深刻な状態であるかが全国に広まることとなりましたが、そこで立ち止まらないのが「いわきサンシャインマラソン」の素晴らしいところ。
「いわきサンシャインマラソン」の魅力はどこにあるか。その答えとして導き出したのが「完走」です。
完走率を高め、「完走しやすい大会」として来年大会以降、多くのランナーに参加してほしい。そんな想いから「完走サポートプロジェクト」が立ち上がりました。具体的には「完走サポートランナー」と称した足に自信があるランナーが約30人走ります。
完走サポートランナーの役割は2つあります。
完走サポート
フルマラソン完走の肝となる後半20キロ地点から、「アミノバイタル アミノショット」を配布しながら伴走します。最後の一押しとなるように、疲労を感じてきたランナーに声がけしながら必要な方にアミノバイタル アミノショットを配布。アミノ酸の力で最後まで崩れない走りを支え、完走に導きます。
ごみの回収・啓発
ふくしま海ごみ削減プロジェクトでは、大会やこのプロジェクトの過程で「ごみが出ないこと」をテーマに、完走サポートランナーがごみの回収をしながら走ります。大会のコース上には大小の河川も存在しており、ランナーや沿道の応援者のポイ捨て抑止の啓発をしながら走り、大会を通じて海洋ごみの流出を食い止めます。
「完走サポートプロジェクト」のアンバサダーにプロギングのスペシャリスト・上田怜さん。そして、いわきサンシャインマラソンのゲストランナー・柏原竜二さんの協力も決定しています。上田さんは42.195km走りながらごみ拾いをしながらも、完走サポートも行います。柏原さんはコース上のあるポイントでアミノショットを配布します。
このようなランナーのための取り組みが、いわきサンシャインマラソンを素晴らしいものにするのは間違いありません。ただ、すでにエントリーは締め切っています。私を含めて参加しない人は、他の参加者がどのような評価をするのか、楽しみに待ちましょう。
そして、参加が決まっている人は、完走サポートを受けて、最高のパフォーマンスでゴールを目指してください。