神奈川県の小さな町で開催される大山登山マラソン。ただひたすらに坂道を上り続けるこの大会には、全国各地から「われこそは」という健脚ランナーが集まります。リピーターがとても多く、一度走るとその魅力にハマってしまうランナーが続出する大会でもあります。
頑張れば頑張っただけ苦しむことのできる大会。たった9kmの距離がこんなにも長く感じられる大会はそうはありません。ここではそんな大山登山マラソンの魅力についてご紹介します。
大山登山マラソンの特徴
大山登山マラソンの種目は9kmだけ。伊勢原駅から海抜680mの大山阿夫利神社下社までの一本道をひたすら駆け上がる大会です。序盤の傾斜はなだらかなのですが、ゴールが近づくに連れて傾斜が厳しくなり、最後の1kmは石の階段やトレイルを走ります。
受付はスタート地点から近い伊勢原小学校で行います。荷物などはすべてここに置いて、年代ごとに固まってスタート地点に向かいます。ゴール後はケーブルカーとバスに無料で乗って会場まで戻ってこれます。完走証の配布も伊勢原小学校で行います。
この大会の魅力は何と言っても、厳しいコースにあります。決して多いとはいえない沿道の声援ですが、多くないからこそ一人ひとりの「頑張って」が心に沁みてきます。
タイムを狙うならとにかくロード勝負です。山道で勝負しようとする人もいるようですが、前方の人が歩いてしまうと、前が詰まって走るどころではなくなります。参道に入るまでが勝負だと思って、できるだけ前を走るようにしましょう。
タイムはそれほど気にしないというランナーは6〜7kmまでは温存して、そこからの激坂で頑張れば多くのランナーを抜いていけるので気持ちよく走れます。参道に入る前にすべて一度出し切る感じで走ってみましょう。
たった9kmですが、上手に走るには作戦もしっかり立てる必要があり、そして最後は自分との勝負になります。どんなに苦しくても自分には負けないと決めて走れば、上りきったときにフルマラソンでも経験できない達成感を味わえます。
坂道が大好き、苦しいのが大好きというあまり周りの人に言えない特性を持っているランナーさん。ここならそんなランナーばかりが集まりますので、恥ずかしくありませんよ。みんなで苦しみながら激坂で自分を超えていきましょう。
大山登山マラソン旅ランの楽しみ方
せっかく遠方から大山登山マラソンに来るのであれば、大山の山頂まで行ってもらいたいところです。マラソン当日は難しいと思います。前日も疲労が残ってしまうかもしれません。だったら、もう1泊がおすすめです。
大山は雨降山とも呼ばれ、山頂が晴れることはあまりないのですが、冬は比較的晴天の日が多く、山頂からの景色は絶景です。これまで大山山頂に上ったことのない人は、ぜひ山頂からの景色を堪能してください。
帰りにゆっくりと温泉につかりたいという人は、隣駅の鶴巻温泉がおすすめです。あまり大きくありませんが日帰り施設もあり、将棋で有名な高級旅館の元湯陣屋も「1ドリンクつき日帰り温泉プラン」なら2400円(クーポンを使えば2200円)で入湯できます。
元湯陣屋:https://www.jinya-inn.com
過去大会のレポート
RUNNING STREET 365
日本一早いマラソンレポート「第32回大山登山マラソン」
日本一早いマラソンレポート「第31回大山登山マラソン」
びあふっと
心臓破れるかと思った。第31回大山登山マラソンに出てきました
月間走行距離なんて知りません
大山登山マラソンに裸足で挑んでみた結果・・・
多摩川マラソン日記
大山登山マラソン
大山登山マラソンアクセス&宿泊
大山登山マラソン会場の伊勢原小学校は小田急小田原線伊勢原駅から徒歩5分のところにあります。駅前に駐車場がありますが、それほど台数に余裕はありませんので、電車でのアクセスがおすすめです。
小田急小田原線伊勢原駅:徒歩5分
遠方からの参加の場合は、伊勢原駅周辺のホテルがおすすめですが、それほど部屋数が多くありません。伊勢原駅周辺で確保できなかった場合は、楽天トラベル
などを使って本厚木駅周辺で探してください。
大会詳細情報
エントリー受付期間:2017年11月1日~2017年12月13日
エントリーサイト:RUNNET
第33回大山登山マラソン | |
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開催日 | 2018年3月11日(日) |
開催場所 | 神奈川県伊勢原市 |
受付会場 | 伊勢原小学校グラウンド |
大会受付 | 当日7:20~各スタート1時間30分前まで |
9km | |
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制限時間 | 90分 |
参加費 | 5000円 |
定員 | 2000人 |
大山登山マラソン公式サイト
http://oyama-tozan-marathon.jp
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