低酸素に関する研究者がノーベル賞を受賞したことで、低酸素トレーニングや高地トレーニングの成果が科学的に裏付けされました。それに合わせるかのように、低酸素トレーニング施設がオープンしています。
わざわざ高地にまで行かなくても、手軽に低酸素環境でトレーニングができるということで注目されていますが、高地でのトレーニングは日常生活も高地で行い、さらに自然の中で生活を送ることができるという、低酸素施設にはないメリットがあります。
とはいえ、高地トレーニングをしようと思うと、これまではボルダーや昆明といった、海外にトレーニング環境を求めなくてはいけませんでした。日本も低酸素の高地はいくらでもありますが、トレーニングをするための施設があまり整っていないという問題がありました。
それを解決するために、動き出したのが長野県東御市です。東御市は高地トレーニングに特化した「GMOアスリーツパーク湯の丸」をオープンさせました。
「GMOアスリーツパーク湯の丸」は、国内初となる高地トレーニング用プールを備えた、陸上・水泳の高地トレーニングを行うことができる施設です。先日、高地トレーニング用屋内プールで開催された竣工式が行われたばかり。
名前からもわかりますように、GMOインターネットグループがネーミングライツを提携しており、GMOアスリーツの選手を始めとした、多くの日本人アスリートに注目されている施設でもあります。
市民ランナーには敷居が高いと思うかもしれませんが、このような施設は多くの人が利用することで維持できます。週末だけの高地トレーニングでは得られる効果は少ないかもしれませんが、仲間と一緒にミニ合宿施設として利用検討してみてはいかがでしょう。
GMOアスリーツパーク湯の丸の4施設
● 全天候型400mトラック
● トレイルランニングコース(2500m)
● 林間ジョギングコース(800m)
● 高地トレーニング用プール
GMOアスリーツパーク湯の丸は標高1,730m~1,750mのエリアに、これらの施設が整備されています。
スピードトレーニングができる陸上トラック、ランニングに必要な筋肉をつけやすいトレイルランニングコース。そしてリカバリーなどに最適な林間ジョギングコースがあります。
さらに国内初の高地トレーニング用プールまであり、屋内運動施設、テニスコート、トレーニングルームも備えています。トレーニングに集中できる環境が整っており、最高の環境で合宿できます。
4つの周辺宿泊施設
● GMOアスリーツパーク湯の丸ヴィレッジ
● 湯の丸高原ホテル
● シティオス地蔵
● ロッジ花紋
GMOアスリーツパーク湯の丸ヴィレッジは、スポーツ合宿が目的の利用者向けの宿泊施設ですが、その他の3施設は一般のランナーでも利用できます。
GMOアスリーツパークへの問い合わせ先が湯の丸高原ホテルになっていますので、まずは湯の丸高原ホテルへ施設の空き具合などを確認し、利用可能であれば宿泊施設へ問い合わせされるのがよいかと思います。
湯の丸高原ホテル
〒389-0501 長野県東御市湯の丸高原
TEL:0120-06-0376(フリーダイヤル)
HP:http://www.yunomaru.co.jp/s-hotel.html