トップランナーの多くが練習やレースの用途に合わせてランニングシューズを使い分けていることは、多くの人が聞いたことがあるかと思います。走るスピードごとの着地方法に合わせたシューズを選んでいます。
例えば、スピード練習をする場合は重心が前側になるため、フォアフット着地になりますが、リカバリーランのようにゆっくり走るときには、着地はかかと側になります。そして、それぞれの着地に合わせて設計されたランニングシューズを履くわけです。
これは、私たち市民ランナーでも真似したいことなのですが、市民ランナーの多くがシューズのアドバイスをしてくれる人がいませんよね。学生ランナーでも、必ずしも周りにシューズに詳しい人がいるわけではありません。
どんなシューズを組み合わせればいいのか分からないというランナー向けに、ナイキが12月20日にEKIDEN PACKを発売します。このパックにラインナップされているのは下記の5足です。
●ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット
●ナイキ ズームフライ フライニット
●ナイキ エア ズーム ペガサス 35
●ナイキ エア ズーム スピード ライバル 6
●ナイキ ズームフライ SP
ナイキ ズームフライ SPはズームフライの特別仕様ということになっていますので、ナイキ ズームフライ フライニットのアッパー違いという仕上がりになってくるかもしれません。
この組み合わせの中でレースシューズやスピード練習用として適しているのは、ヴェイパーフライ 4% とズームフライです。駅伝は長くても20km台だと考えると、軽さがとても重要になってきますのでフライニットの2足はかなり期待できます。
リカバリーランにはペガサス35、ジョギングからスピード練習までマルチな1足がほしいという人にはスピード ライバル 6が適しています。
スピード ライバル 6は日本でもかなり売れている1足ですので、EKIDEN PACKの1足としてラインナップされたのでしょう。価格もこれだけが1万円以下という設定になっていて、手軽にナイキのDNAを感じる1足です。
ナイキは好きだけど、やっぱり厚底は合わないというランナーさんには、薄底のスピード ライバル 6は最適解になるはずです。足首が柔らかいという自覚があるランナーさんなら、厚底シリーズよりもこちらのほうがケガのリスクも下がることが期待できます。
「EKIDEN PACK」は、日本のカラーをイメージしつつ現代的なアレンジを加え、白地に蛍光の赤スウッシュのロゴを基調にしています。さらに日本伝統の藍染からのインスピレーションを受け、藍色(インディゴカラー)がアクセントに使われています。
インソールには駅伝ランナーが駆け上がる山をモチーフにしたデザインが施されています。シューズのミッドソールには、銀の箔を斑点のように散らした日本に古くからある和紙をインスピレーションに、シルバーの斑点がデザインされています。
まさに、日本の駅伝を駆け抜けるために誕生したデザインのランニングシューズです。もちろん、駅伝以外で履いても問題ありません。白を基調としたシンプルな色使いのランニングシューズは、走りに美しさを付け加えてくれます。
いずれのモデルもかなり早期に売り切れてしまうことが予想されますので、興味がある人は、12月20日の発売日の早い時間に店頭でお求めください。近くにショップがないという人は、事前に同じモデルを試し履きしてサイズを決めておき、オンラインショップで購入してください。
ナイキオンライン:https://store.nike.com/jp/ja_jp/
ナイキ ズームフライ SPは税込19,440円で発売予定です。