何のためにランナーは走るのか。健康のため?自分を超えていくため?走る理由は人それぞれ違いますが、それを継続できるのは「走るのが楽しいから」ですよね。ランニング中の爽快感や集中力が高まった状態は、何物にも代えがたい心地よさを与えてくれます。
そしてアシックスのターサーシリーズは、スピードによってその心地よさを最大限に引き出してくれます。最高の履き心地とライド感、厚底がトレンドになろうとも変わることのない走りやすさ。そんなターサーシリーズの最新作「TARTHEREDGE 3」が9月17日に発売になります。
より高い推進力を手にした1足
ターサーは軽量で優れた反発性やグリップ力を持たせた、スピードがでやすい仕様としたランニングシューズ。初代モデルの登場から35年以上経過してもなお進化を続けており、今回発売になるターサーエッジ 3はサブ3.5以上を目指すランナーに向け、スピードをより出しやすくしたモデルになります。
新モデルの特徴は推進力にあります。前足部の底には3種類の異なる素材を組み合わせたアウトソールが採用することで、より優れた耐久性、軽量性、クッション性、グリップ性を発揮。これまで以上に高い推進力を得られる1足に仕上がっています。
他のスピードモデルよりも接地面積が広くなっており、安定性を備えつつも蹴り出した足の力を、しっかりと路面に伝えることができます。高出力に耐えられるように靴底の中部から前部にかけて「プロパルションプレート」を搭載し、不要なねじれの発生を抑えています。
フィット感の高さは言うまでもありません。日本人の足にフィットするラストはアシックスのノウハウが詰まっており、さらにターサーエッジ 3ではアッパーには内部にゴムのように伸縮するキックバック性の強いフィルム補強材を搭載することで、追従性を向上しています。
ミッドソールは「FLYTEFOAM(フライトフォーム)」を全面に採用。軽量なソール材を使ったことで、前作よりも厚めに設計ができ、これまでよりも疲れにくい仕様になっています。
TARTHEREDGE 3で走れるということ
やや誤解を招く表現かもしれませんが、ターサーエッジ 3はランナーに優しくないランニングシューズです。トレーニングをしていないランナーをフィニッシュラインまで導いてくれることもなく、それどころかオーバーペースを招きますし、最近のトレンドである厚底シューズと比べると疲労しやすい1足。
アシックスとしても前作はサブ3を狙うランナー向けという位置づけでしたが、メタスピードシリーズの登場によって、ターサーエッジ 3はシリアスランナー向けではありながら、サブ3.5向けのシューズという立ち位置に押し出されてしまった形です。
ただシューズのスペックが落ちたわけではありません。しっかりと月間走行距離を踏み、ポイント練習も積み重ねてきたランナーにとっては、これまで以上にスピードを出しやすく、心地よい走りを提供してくれます。走らされているという感覚ではなく、自分で走っている感覚を得られるライド感があります。
履く人を選ぶシューズではありますが、だからこそ履けるようになりたい硬派な1足でもあります。ランニングに何を求めるのか。その答えが「自分の成長」にあるのなら、ターサーエッジ 3はきっと最高の相棒になってくれるはず。
TARTHEREDGE 3 商品概要
価格 | 15,400円(税込) |
カラー | セーフティーイエロー×モナコブルー ブラック✕ホワイト |
サイズ | 24.5-29.0cm、30.0cm |
発売日 | 9月17日 |