激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根大会情報【天候・完走率・口コミ・評価・関門・コース】

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根大会情報【天候・完走率・口コミ・評価・関門・コース】

13.5kmの激坂を誰が1番速く走れるかを決める大会。それが「激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根」です。大会名からもわかりますように、箱根ターンパイクを貸し切って行われる大会で、箱根駅伝常連校の選手も激坂最速王を目指してしのぎを削る大会になっています。

上るだけでなく下りも走る往復の部は、距離が27kmにもなり、標高差981m・平均斜度7%を全力で駆け上がり、そして乳酸MAX状態で自分史上最高速度を出し、激坂を一気に駆け下りてきます。ここではそんなオンリーワンの大会「激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根」についてご紹介していきます。

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激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の特徴

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の魅力は、やはりなんと言っても激坂にあります。平均傾斜7%で箱根の山を超えていくのですが、箱根駅伝5区に負けないほどのハードな坂道を、心拍数が上がりすぎないギリギリのスピードで駆け上がり、そして駆け下りてきます。

そんな激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の種目は5つ。

種目
・ピストンの部(27km)
・登りの部(13.5km)
・ウォーキングの部(13.5km)
・Wピストンの部(54km)
・下りの部(13.5km)

フルマラソンを歩かずに完走できる走力があるなら、ピストンの部がおすすめです。もし走力に不安があるなら登りの部にエントリーして、下りはバスで降りてきましょう。2022年から新設されたWピストンの部と下りの部ですが、こちらは上級者におすすめです。

せっかくなら2往復したいという体力おばけや、とにかくスピードを出したいというスピード狂のための種目になります。下りなら楽じゃない?と思うかもしれませんが、13.5km続く下り坂が膝に与える負担は大きく、しっかりとカラダづくりをしていない人にはおすすめしません。

走り終えてからのおすすめは、早川港で海の幸をいただくこと。ぜひラン仲間と一緒に漁港まで歩いていき、新鮮な魚とビールで乾杯しましょう。ちなみに、早川港に行ったならアジフライは絶対に食べてください。びっくりするくらい美味しいですから。

そのあとは箱根の日帰り湯に立ち寄って帰宅もいいですし、思い切って箱根に1泊というのはどうでしょう。朝早く起きて箱根のトレイルを散策しながら、筋肉痛の足をほぐすというのもいいかもしれません。

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の関門時間

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根には関門が設置されておらず、リタイアする場合には原則として折り返し地点で自己判断することになります。ただし、リタイアしたときの扱いなどは大会概要などにも明記されていませんので、気になる人は大会事務局にお問い合わせください。

関門はありませんが、それぞれの種目には制限時間が設けられています。どれくらいのペースで走れば完走できるのか、その目安を見ていきましょう。

種目距離時間ペース
ピストンの部27km4時間8:53/km
登りの部13.5km3時間13:20/km
ウォーキングの部13.5km4時間17:47/km
Wピストンの部54km5時間5:33/km
下りの部13.5km2時間8:53/km

厳しいのはやはりWピストンの部で、平均ペースが5:33/kmで54kmを走ることになるので、かなりの走力がないと完走が難しくなります。またピストンの部でも8:53/kmですので、登りでしっかり走っておかないと制限時間に間に合わなくなる可能性があります。

足を消耗した状態では下りで思った以上にペースを上げられませんので、ピストンの部とWピストンの部は、傾斜のきつい場所は歩きを入れるなどして、しっかりと足を残した状態で上るようにするのが攻略のポイントになります。

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の気温・天候・完走率

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の前身となる大会が開催されたのが2017年と2019年で、2017年は3月2018年は9月開催ですので、この2大会の気温は気にしなくても構いません。2020年以降は最低気温が10℃以下、最高気温が15℃以上になっていて、天気も合わせて走りやすいコンディションになっています。

ただし、これは麓の気温であり、山頂は5〜10℃ほど気温が低くなるため、山頂付近で立ち止まると汗冷えして走れなくなる可能性があるので気をつけてください。特に下りの部はスタート時にはかなり冷えてしまうので、服装には十分に気をつけましょう。

種目ピストンの部登りの部Wピストンの部下りの部
2021年99.1%
921/929名
99.6%
510/512名
2022年98.7%
617/625名
99.2%
385/383名
74.3%
26/35名
100%
77/77名

完走率はWピストンの部以外は気にする必要はありません。Wピストンの部でなければ、余程のトラブルが起きない限り完走できています。ただ難易度が低いわけではなく、走力のある人しか参加していない結果です。フルマラソンで歩いてしまうくらいの走力だと、DNFになる可能性があります。

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の評価・口コミ

2017年と2018年は山道最速王決定戦として開催され、激坂王決定戦になったのが2020年からです。評価は第1回大会から右肩上がりで、大会を盛り上げるための工夫をし、2021年には多くの箱根駅伝出場選手が参加したこともあり、86.3点という高い評価を得ています。

この大会が高評価になるための条件が天候で、晴れると景色もよく、寒さを感じることもないので最高の大会になりますが、雨が降ると最高到達地点はかなり気温が下がり、登りの部の人たちはゴール後にあっという間に体温を奪われて「もう出たくない」となります。

今後もおそらく参加者の評価は天候に影響を受けることになります。逆にいえば、それ以外に不安要素がなく、楽しめる大会だとも考えられます。規模がそれほど大きくないのでトイレ渋滞もほとんどなく、受付から着替えてスタート位置に向かうまでの動線がやや分かりにくいのですが、周りについていけば問題ありません。

フルマラソンのように「サブ3」や「サブ4」という目標がないので、リラックスして走ることを純粋に楽しめるのも、高評価につながっています。参加したランナーの満足度が非常に高く、リピーターも多い大会ですので、気になっているなら思い切ってエントリーすることをおすすめします。

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激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根のレポート

Now+here Man’s Blog
激坂を走り終えて

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根アクセス

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の大会会場の早川小学校の最寄り駅は箱根板橋駅ですが、小田原駅から徒歩圏内ですので、電車の乗り継ぎが悪い場合には、小田原駅から歩いても構いません。少しでも体力を温存したい人は箱根板橋駅まで電車で移動しましょう。

遠方からの参加は新幹線、もしくは飛行機で羽田空港から横浜経由で小田原駅に向かってください。関西から出費を抑えて参加したいなら、大阪から小田原まで夜行バスや高速バスを使うのもおすすめ。夜行バスを使えば0泊3日のスケジュールで参加も可能です。

また、飛行機で羽田空港に向かう場合には、スカイスキャナーで最安値をチェックしておきましょう。スカイスキャナーは航空券やツアーを比較検索できるので、とにかく出費を抑えたいときにおすすめです。

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激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根の宿泊予約

激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根に遠方から参加する場合には、小田原駅周辺のホテルに宿泊するのがおすすめです。電車で会場近くまで移動することもできますし、アップを兼ねて2kmほどのジョグで会場入りすることも可能です。

ただ、後泊も楽しみたいという人は箱根湯本で連泊するというのもありです。箱根湯本は関東を代表する温泉街で、温泉だけでなく飲食店がいくつもあり、散策しているだけで楽しめます。ただし、箱根湯本は宿泊料金が高い宿が多いので、安く抑えたいなら小田原駅周辺のホテルがおすすめです。

あまり大きな大会ではなく、関東からの参加者も多いため、小田原のホテルがすべて埋まるということは考えられませんが、観光目的で宿泊する人もいるため、出場が決まったらすぐに楽天トラベルやBooking.comで部屋を確保しておきましょう。

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大会詳細情報

激坂最速王決定戦2022@ターンパイク箱根
開催日2022年11月19日(土)
エントリー期間2022年6月25日~2022年11月5日
参加者決定方法先着
種目ピストンの部(27km)
登りの部(13.5km)
ウォーキングの部(13.5km)
Wピストンの部(54km)
下りの部(13.5km)
開催場所神奈川県
アネスト岩田ターンパイク 特設コース
スタート時間10:00:Wピストンの部・下りの部
10:05:ウォーキングの部
10:10:ピストンの部
12:00:登りの部
大会受付ゼッケン事前送付
受付会場小田原市立 早川小学校(予定)
大会会場小田原市立 早川小学校(予定)
スタート場所小田原料金所
フィニッシュ場所ピストンの部:小田原料金所
登りの部:箱根大観山口
ウォーキングの部:箱根大観山口
Wピストンの部:小田原料金所
下りの部:小田原料金所
参加資格ピストンの部:満18歳以上
登りの部:満18歳以上
ウォーキングの部:小学以上
Wピストンの部:満18歳以上
下りの部:満18歳以上
制限時間ピストンの部:4時間
登りの部:3時間
ウォーキングの部:4時間
Wピストンの部:5時間
下りの部:2時間
参加費ピストンの部:9,900円
登りの部:8,800円・バス代込み
ウォーキングの部:2,750円(小学生2,200円)・バス代込み
Wピストンの部:16,500円
下りの部:7,700円・バス代込み
定員ピストンの部:1,500人
登りの部:1,000人
ウォーキングの部:500人
Wピストンの部:500人
下りの部:500人
大会HPhttps://hakone-saisoku.com/
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箱根のおすすめガイド本

せっかく箱根を走るわけですから、観光も満喫したいところですよね。箱根は観光スポットがいくつもありますが、箱根はアクセスが難しい場所などもあり、きちんと下調べをしていないと移動だけで時間を取られてしまいます。そこで、下調べにおすすめのガイド本を3冊紹介します。

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