【シューズレビュー】ここだけの話しですが神シューズです「adidas SUPERNOVA RISE」【PR】

この記事はアディダス ジャパンに提供していただいたシューズを元に記事を作成しています。

アディダスが走りはじめた人に、快適な走り心地と走る楽しさを感じてもらうために開発したランニングシューズの「adidas SUPERNOVA RISE」。そんなシューズを「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2024」の取材に合わせて提供していただきました。

すぐにシューズレビューも作成しようと思ったのですが、そのあとジョグで履いてみたところ「これはもっと深堀りしないとレビューを書けないシューズ」だと感じ、少し長く履き続けてみました。その結論が「adidas SUPERNOVA RISEは神シューズ」ということでした。

目次

レーシングシューズとは対極に位置するジョグシューズ

「adidas SUPERNOVA RISE」を実際に履いてみて、そこに搭載されているテクノロジーの素晴らしさや開発者の想いを感じて、とても悩ましい気持ちになりました。こんなに素晴らしいシューズなのに、きっとそこまで注目されることのない存在。

レースで勝つためのランニングシューズである「アディゼロシリーズ」が太陽だとすると、「スーパーノヴァシリーズ」は月のような存在。両者は対極的な関係にあり、「アディゼロシリーズ」が輝ければ輝くほど、「SUPERNOVAシリーズ」の存在感が薄くなっていく。

できることなら、その存在感をほんの少しでも高めたいという思いで、このレビューを書いています。アディゼロシリーズと何が違うのかは後ほど詳しく解説していきますが、「adidas SUPERNOVA RISE」がどのような位置づけになるのかというと「ジョギングシューズ」と表現するのがわかりやすいかもしれません。

でも「ジョグシューズ」ではありません。「adidas SUPERNOVA RISE」はマラソン大会で結果を出すために走るのではなく、健康のために毎日30分のジョギングを自らに課している人、もしくは課そうとしている人に適した1足です。

最近は初心者向けに開発されたシューズを、トップランナーやシリアスランナーがジョグシューズとして履くというケースがあるのですが、おそらくアディダスの契約選手でもジョグで「adidas SUPERNOVA RISE」を選ぶというランナーはそう多くないはずです。

ただ、野球やサッカーなど他の競技のトップアスリートなら、「adidas SUPERNOVA RISE」などのスーパーノヴァを好んで履くかもしれません。その最大の理由はアディゼロとスーパーノヴァでは求められる走り方が違うためです。誤解を恐れずに伝えるなら、この2つのシリーズは走り方も対極にあります。

重心直下への踵着地でどんどん前に進める

最初にadidas SUPERNOVA RISEを履いたのは「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2024」の当日。5kmのレースの前に2kmくらいの試走をしていきなり本番でした。なので5kmの中で走り方を変えるなどして、その特徴を掴もうとしました。

初心者向けのシューズは踵着地を基本としているため、まずは踵着地で走り始めます。他の走り方を試すまでもなく「これで正解」という感覚があります。おそらく踵で着地することでサポートロッドシステムがスムーズな足運びを促してくれているのだと思います。

ここで大事なのは身体の重心よりも前で踵着地するのではなく、重心直下で踵着地するということです。正確には足裏全体が重心直下になるように走るので、実際には重心よりも後ろ側で着地するイメージになります。そうすると着地するだけで面白いように勝手に前に進みます。

ただし、5kmの平均ペースが4:19/kmに対して踵着地では4:24/kmくらいしか出ておらず、この走り方ではスピードを出すことはできません。反対にフォアフットで走ったところ4:19/kmよりも速いスピードを出せます。ただ、フォアフットで走ると力で押し切った感じがあります。

シューズのポテンシャルを完全に無視して、自分の脚力だけで強引にスピードを出しており、さらに着地の安定感も薄れてしまいます。前足部で着地した場合には、サポートロッドシステムが上手く機能していないというのが私の推測です。物理的に考えても筋が通ります。

アディゼロシリーズとの併用は難しい

スーパーノヴァシリーズはアディゼロシリーズと対極にあるとお伝えしましたが、なぜそう感じたのかについてもう少し深堀りして説明します。アディゼロシリーズはADIZERO ADIOS PROを筆頭に「速さ」を追求するシューズになります。

速く走ることを前提に開発されているため、速さに必要ないものを可能な限り削ぎ落としています。このためジョグシューズの位置づけのADIZERO SLでさえ、重さが240gしかありません。また、すべてがフォアフットというわけではありませんが、基本姿勢は前足部で着地、もしくはミッドフットを前提としています。

できるだけ接地時間を短くして、ストライドを伸ばすというのがアディゼロなのに対して、adidas SUPERNOVA RISEなどのスーパーノヴァシリーズはすでにお伝えしましたように、踵着地で走ったときにシューズのポテンシャルを発揮できます(アディダスは否定するかもしれませんが)。

地面に対して足を「タンッ」と素早く押し付けるのがアディゼロで、地面に対して足裏を回しながら接地することになるので走り方がまったく異なります。どちらがいいという話ではなく、そもそもの目的が違うから走り方が違ってくるということです。

このため、スーパーノヴァとアディゼロを併用すると2つの走り方を使い分けるか、スーパーノヴァでもフォアフット気味に走る必要があります。もちろんそれは可能ですが、だったらADIZERO SLがあります。要するにadidas SUPERNOVA RISEはとても素晴らしいシューズなのに、レース志向の人にはおすすめしにくいわけです。

繰り返しますがadidas SUPERNOVA RISEでもサブ4、それなりに走力がある人ならサブ3.5くらいまでは狙えます。でもその先となると話は変わってきます。反対に健康志向で走っている人にアディゼロをおすすめするのもちょっと違う気がしていましたが、adidas SUPERNOVA RISEなら自信を持っておすすめできます。

ランニングのある健康的な生活を送りたい人のベストシューズ

adidas SUPERNOVA RISEのフィーリングについても少しお伝えしておきます。まずフィット感ですが、優しく包まれるような感じがあり、良い意味でアディダスらしくない感じがあります(ここもアディゼロとの違い)。踵でかなりしっかり包み込むので、足に馴染むまではシューズが少し小さく感じます。

私も最初はつま先が軽く当たる感じがあって、サイズを失敗したかと思ったのですが、走るたびに踵が馴染んでいって、今ではつま先はまったく気にならなくなりました。店舗で試し履きする際にはできるだけ踵を後ろ側に押し付けてフィッティングしてください。

重さは軽くはありませんが、重いと感じることもありません。adidas SUPERNOVA RISEの走り方が踵着地で足裏を回すように走るので、むしろこれくらいの重さがあったほうが安定します。そして踵着地したときの安定性はかなり高く、ジョグ感覚なのにいつもよりも30秒/kmくらい速く走れます。

ただあくまでもジョグの場合のみで、その走り方だとスピードに限界があります。かといってフォアフットにすると安定性が下がるのはすでにお伝えしたとおりです。そういう意味では初心者向けとお伝えしましたが、実はウルトラマラソンに適している可能性があります。

クッション性も高くて程よく反発するので疲労も少なく、しつこいようですがスピードを上げさえしなければこの上なく快適なシューズです。ただ、やはりコンセプトはデイリーシューズであり、健康のために毎日走るという人にこそ履いてもらいたいシューズです。

そして走る楽しさを覚えて、マラソン大会にも出るようになってから、もっと速く走りたいと思ったら、アディゼロを履いてみるといいかもしれません。きっと個性の違いスピード感の違いにびっくりすることになるはず。ただ、個人的にはSUPERNOVAコンセプトのレースシューズが作られる未来を期待したくなるんですよね。私しか望んでいないかもしれませんが。

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