ランナーはそれぞれ走力も違えば走り方も違います。そのため、最適なランニングシューズというのは人によって変わってきます。それでもランニングシューズの紹介記事を書いていると「どのシューズがいいですか?」とよく聞かれます。
相手の走力やランニングフォームが分からないと、答えようがない質問ですが、それでも答えが欲しいという人には「ナイキのペガサスなら間違いない」と伝えています。
ナイキ エア ズーム ペガサスと聞くと、初心者向けのシューズという印象があるかもしれませんが、実はあのエリウド・キプチョゲ選手や大迫傑選手もトレーニングで履いている1足です。
トップアスリートにも初心者にもフィットする。それくらいオールラウンドなランニングシューズがナイキ エア ズーム ペガサスです。
そんなナイキ ペガサスの最新モデル・ナイキ エア ズーム ペガサス35が6月2日に発売になります。最初のモデルが発売されたのが1983年で、1年に1度のバージョンアップを経て、今年で35回目のモデルチェンジとなります。
前回モデルで、すでにランニングシューズとしては完成の域に達していたと思われたペガサスですが、今回のモデルチェンジは以前のモデルの良い部分は残しつつ、モー・ファラー選手などエリートランナーの意見を取り入れて、さらなる進化を見せています。
進化のポイントはいくつかあるのですが、注目したいのはあのヴェイパーフライ4%を参考にして開発されたナイキ ズーム エア バッグです。これにより、反発力のあるクッション性を維持しながらも、これまで以上にスムーズな体重移動を可能になっています。
難しいことはよく分からないという人もいると思いますので、簡単に言えば「これまで以上に疲れにくく、真っ直ぐに走れるシューズ」ということです。
以前のペガサス34は、フォアフットでも踵着地でもしっかりと推進力が生み出される構造になっていましたが、それがさらに進化したというわけです。これは単純に速くなるというだけでなく、膝の故障リスクを下げる可能性も期待できます。
ナイキのランニングシューズはヴェイパーフライ4%ばかりが注目されていますが、このナイキ エア ズーム ペガサス35もナイキの技術が凝縮された1足です。このシューズで世界記録を狙うのは難しいですが、サブ3を目指すランナーでも選択肢に入る1足です。
もちろん、これからランニングを始めるという人にもおすすめです。ただし、足の幅によっては窮屈に感じる人もいると思いますので、その場合はナイキ エア ズーム ペガサス35ではなく、もう少し幅広のシューズやフライニットなどのニット素材のシューズのほうが向いています。
6月2日以降に、ナイキの直営店やスポーツショップなどに入荷されますので、気になるという人は、まずはショップで足を合わせてみてください。やはりランニングシューズは足に合わせてみないと、自分に合うかどうかは判断できません。
そのときに注意してもらいたいのは、真っ直ぐに立ったときに違和感があるかもしれないという点です。
ペガサス35の試履ができていない状態でのご紹介記事になっているため、推測でしかありませんが、ペガサス34がベースになっているとすれば、接地面が複雑な形状をしているため、真っ直ぐ立とうとすると不安定に感じるかもしれません。
その不安定さこそが、ペガサスがオールラウンドなランニングシューズとなっている理由のひとつです。このランニングシューズは日常に履くものではなく、走るために作られたシューズです。走ったときに初めてその真価が発揮されるのだと覚えておきましょう。
ちなみにNIKE.COMで購入した場合は、30日以内であれば返品可能です。近くにスポーツ店や直営店がない場合には、NIKE.COMでの購入がおすすめです。ただし一部商品は返品不可になっていることもありますので、購入前に確認しておいてください。
ナイキ エア ズーム ペガサス 35商品概要
ナイキ エア ズーム ペガサス 35 | |
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発売日 | 2018年6月2日 |
価格 | 12,960円(税込) |