「クリール・シューズトライアル 2022 春 in 東京」に参加してみた

2022年4月23日

4月23日に東京有明にある東京臨海広域防災公園で、「クリール・シューズトライアル春 in 東京」で最新シューズを履いて走ってみたが開催されました。毎年秋に開催されるイベントですが、今年は創刊20周年記念ということで、春にも開催されることに。

今回は10社のシューズメーカーと5社のランニングギアメーカーが出展。アルトラのゼロドロップカーボンプレートランニングシューズや、オンの厚底シューズなどバラエティ豊かなラインナップ。実際の会場の雰囲気なども交えながらイベントをレポートしていきます。

ランニングシューズメーカー10社が集結

クリール・シューズトライアルは、毎回参加するメーカーが変わりますが、今回はランニングシューズメーカー10社とランニングギアメーカー5社が、有明の東京臨海広域防災公園に集結しました。出展メーカーは下記になります。

●ランニングシューズメーカー

●ランニングギアメーカー

いずれのメーカーも最新モデルから定番モデルまで、幅広く出展しており、トータルで27足を実際に履いて試すことができます。ただ時間は5時間ですので、27足すべてを試すのは難しく、私も後半まで粘りましたが18足でフィニッシュ。

シューズの履き替えなどに時間がかかるので、5時間あっても実際にはあっという間。距離にして20〜25kmくらいしか走れません。

クリール・シューズトライアルの魅力は、なんといっても複数のランニングシューズを試せることですが、それだけでなく、メーカーの担当者からシューズの特性や履きこなし方など聞けることも魅力のひとつ。

ランニングショップのスタッフも、ランニングシューズの勉強はしているものの、メーカーの熱意や想いまでは伝わっていないので、細かい部分まではどうしても紹介しきれません。その結果、本当は良いシューズなのに魅力が伝わりきらずに選択肢から外れることもあります。

さらにショップでの購入のときのように、足を合わせて歩くだけというのではなく、きちんと走って確認できるので、自分の走り方に適しているのか、走ってみて足の形に合うのかなどをきちんと確認できます。

大手メーカーばかりではないので、普段だったらショップで履いてみようと思わないメーカーのシューズも試せて、思わぬ出会いになる可能性もあります。反対に購入予定だったけど、走ってみたら合わなかったなんてことも事前にわかります。

ちなみに、個人的ないい出会いだったのはアンダーアーマーの「UAホバーマキナ 3」。速く走るシューズではないのですが、追従性が高くて気持ちよく長時間走れそうな1足で、1日40kmくらい走るような旅ランに最適。

クリール・シューズトライアルでは毎回、アンダーアーマーのランニングシューズに驚かされます。他のメーカーにはない発想のテクノロジーが搭載されていて、尖ったところがある個性的なシューズを用意してくれるので、いつも楽しみにしています。

履き比べをできるので、それぞれのシューズの個性を自分で実感できるのもクリール・シューズトライアルならでは。同じように走っているのに、ペースがキロ30秒以上違うなんていうことはザラで、クッション性や反発力の違いも比較することで実感しやすくなります。

もちろん何回履いてもいいので、気になったシューズを交互に履いてみるというのもOK。そこまで徹底して比較できるので、きっと自分のお気に入りが見つかります。あれもこれも欲しくなる人もいるかもしれませんが。

今回はいつもと違って春開催ということで、気温が25℃にまで上昇し、補給用にと思って買ったチョコレートは溶けてしまい、ドリンクは500ml✕2本では足りずに、試走途中に2回ほど自動販売機で購入するほど。

そんな状況で20km以上走っていたので、後半は足が重たくなったのですが、そういう状態で履くことで、レース後半の疲労が溜まっている状態を擬似的に体感できたのは、それはそれで良かったかもしれません。

ただ走りやすさという点では、前半に履いたシューズに軍配が上がります。そういう意味では気になっていたアルトラのゼロドロップカーボンプレートシューズ「バニッシュカーボン」を履けたのは終わり際で、正しく評価できたかどうか怪しいところ。

そういう意味では気になるシューズから順に履いていくのがおすすめです。事前にFacebookなどでシューズをチェックしておき、足が元気なうちにそれらを履き比べしておきましょう。でもそういうところも含めて、楽しめるのがクリール・シューズトライアルの面白さです。

本当に自分に合ったランニングシューズを手に入れたいなら、これは参加必須のイベントです。今年も秋に開催されるということですので、ぜひ次回はラン仲間を誘ってご参加ください。もちろん1人でもOKですよ。タイムトライアルもあるので1人でも楽しめるイベントですから。

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