加齢による筋力低下に抗って走力を維持したい。そんな50代ランナーがZAMSTの「MOTIONAID THIGH LOAD」を使ってみた

40代以降の多くのランナーが直面する、筋力低下によるスピードの低下。そして記録の伸び悩み。それを現在進行形で実感しているRUNNING STREET 365スタッフの重松です。筋力の低下なので筋トレをすればいいのですが、あまり時間を確保できず。

そんなときにZAMSTさんから「MOTIONAID THIGH LOADを使ってみませんか」の提案。ちょうどステアクライミングのレースが控えていたのもあり、渡りに舟ということもあってトレーニングで利用してみました。実際にどのような効果があったのか、どんな人におすすめなのかを詳しくレビューしていきます。

目次

ZAMST「MOTIONAID THIGH LOAD」とは

まずはZAMST「MOTIONAID THIGH LOAD」について、簡単に説明しておきます。「MOTIONAID THIGH LOAD」を簡単に説明すると、ランニングのためのウェイトグッズになります。ウェイトベストの脚バージョンだと考えてもらえればOKです。

自重にプラスしてウェイトを着けて走ることで、ランニングしながら筋トレもできるというすぐれもの。

ZAMSTの狙いとしては、「MOTIONAID THIGH LOAD」を着用してランニングすることで、膝回りの筋肉を鍛えて膝痛などのランニングでよくあるトラブルを根本から解決することにあります。そういう意味では、膝を傷めやすいランニング初心者向けのアイテムという位置づけになります。

ただし、ウェイトを着けて走るというトレーニング方法は古くからあり、下記のような効果が期待できるといわれています。

  • バランス改善効果
  • スピード向上効果
  • 持久力とランニング効率の向上効果

このような効果があるなら、筋力が落ちてきた40代以降のランナーなら、かなり恩恵を受けられそうですよね。そこで、実際に50歳になったばかりのRUNNING STREET 365スタッフが、ステアクライミングレースに向けてのトレーニングに「MOTIONAID THIGH LOAD」を使ってみました。

実際の使用感や使用した結果について、詳しくレビューしていきます。

重さは感じるけど走れないことはない適切な負荷

「MOTIONAID THIGH LOAD」を利用するうえで大切なのは、適切な負荷を設定することです。軽すぎると効果が薄くなりますし、重すぎると足と心肺への負荷が高くなり、それによりケガを招いてしまう可能性があります。

ただ、ここで迷う必要はなく、体重に対して最適な重さがZAMSTが提示しており、それに合わせて設定するだけでOKです。私の体重は54kgですので、片足にプレートを5枚ずつ(1枚150g)セットして、本体のポケットに収納します。

片足750gということになりますが、装着した瞬間はかなりずっしりとした重みを感じます。

これで走れるのかなと少し不安になりましたが、走り出してみると集中して足を動かしていれば、動きが小さくなることもなく、いつも通りに走れます。それでも、初回はヒップ周りの筋肉痛が大きく、きちんと鍛えられていることを実感しました。

ちなみに、「MOTIONAID THIGH LOAD」をウェアの上に装着するべきか、ウェア内に装着するべきかで迷いましたが、最終的には取り外ししやすいように、ウェアの外側に着用しています。黒色のパンツなら馴染みますし、色がついたパンツでも、思ったほど違和感がありませんでした。

トレーニング効果を考えると、タイツの上に「MOTIONAID THIGH LOAD」を着用して、フィット感を高めたほうがいいのかもしれませんが、個人的にはウェアの上からでも問題ありませんでした。

筋力アップによる安定性の向上を実感

今回の目的はステアクライミングという階段を走るレースで結果を出すことなので、本当は階段トレーニングをしたかったのですが、ステアクライミングレース1週間前に東京マラソンを走るというのもあって、トレーニングとしては毎日のジョグとジムでの筋トレ時に着用しました。

結果としては、1年前の記録から4秒遅いというタイムになりましたが、フルマラソン直後であることを考えれば、許容範囲。むしろ、階段を駆け上がるときの足取りがしっかりしていて、まったく負荷を感じなかったことで序盤にオーバーペースになってしまったのが、失敗の要因だったような気がします。

「MOTIONAID THIGH LOAD」の効果で思った以上に動けたからこその失敗レース。ステアクライミングは体力や筋力が上がっただけで、タイムが改善されるわけではなく、ペース配分がとても重要になります。そう考えると、やはり階段トレーニングが不足していたのが、最大の失敗理由かもしれません。

それでも脚力は確実に向上しており、このレースに前後して2種類のランニングシューズのレビューをしましたが、いずれもRunmetrixでの評価で「安定した姿勢」の項目が見たこともない高い数値(100点満点中最大97点)になっており、これも間違いなく「MOTIONAID THIGH LOAD」の効果です。

これらの結果を総合的に判断すると、私の場合は「筋力アップによるバランスの改善」が見られたことになります。

ウェイトを着用したときに期待される効果のひとつですので、当然の結果といえば当然の結果なのですが、そう考えると長期利用によって、スピードアップやランニングエコノミーの向上も実感できる可能性があります。

日常生活をトレーニングにできる「MOTIONAID THIGH LOAD」

「MOTIONAID THIGH LOAD」はトレーニング時に装着するアイテムという認識があったため、トレーニングでのみ利用したのですが、もしかしたらトレーニングで使うよりも、日常生活で使うほうが高い効果を期待できるかもしれません。

たとえばスーツの下に「MOTIONAID THIGH LOAD」を着用し、出社から帰宅までずっと負荷をかけ続ける。そうすることで、体幹トレーニングになりますし、重たくなった分だけカロリー消費も大きくなります。

もちろん大前提として、それに耐えられる体でなくてはいけませんが、フルマラソンを完走できるくらいの走力があれば、「MOTIONAID THIGH LOAD」を1日装着し続けることはそれほど難しくありません。反対に、フルマラソンを走るならそれくらいの筋力、持久力は欲しいところ。

たとえば、家族との時間を優先してトレーニング時間を確保できないというランナーでも、家族でお出かけするときに、ウェアの下に「MOTIONAID THIGH LOAD」を着用するだけで、お出かけがトレーニングになります。

通勤の時間に着用するというのも有効です。仕事帰りに「MOTIONAID THIGH LOAD」を着用して1駅分だけラン&ウォークすれば、短い時間でもしっかりとしたトレーニング効果を期待できます。

要するに「使い方は自由」ということです。生活のどのシーンでもトレーニング効果を得られる。日常生活をトレーニングにできる。それこそが「MOTIONAID THIGH LOAD」最大の魅力なのかもしれません。もちろんランニングや筋トレと組み合わせるのもOK(むしろそれが本来の使い方)です。

「MOTIONAID THIGH LOAD」は40代以降のランナーにおすすめ

私はパーソナルトレーナーもしており、40代以降の走力が低下したランナーの方に筋トレを提案するのですが、ランナーは筋トレが苦手な人が多いように感じます。ランニングと違って景色が変わらないので、退屈に感じるのかもしれません。

でも、40代以降は筋トレなしにスピードを維持することは不可能です。でも、筋トレはしたくない。「MOTIONAID THIGH LOAD」は、そういうランナーに使ってもらいたいアイテムです。

「MOTIONAID THIGH LOAD」を装着してランニングするだけで筋トレになるので、スクワットやジャンプなどのトレーニングが必要なくなります。もちろん、装着したことでダラダラとしたジョグになっては意味がありませんが、未装着と同じフォーム、同じペースで走ることを心がければ、しっかりと筋トレになります。

これだけで、少なくとも筋力の低下を防ぐことはできます。30代の頃のようにスピードを出したいとなると、スピード練習や筋トレなどでの着用が必要になりますが、より高いトレーニング効果が期待できるので、本気でランニングと向き合いたいなら、「MOTIONAID THIGH LOAD」はマストバイアイテムです。

加齢による走力低下を受け入れたくない。何歳になっても自己ベスト更新を狙って走り続けたい。そう考えている40代・50代のランナーは、ぜひ日々のトレーニングや日常生活に「MOTIONAID THIGH LOAD」を取り入れてみてください。

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