マラソンとバナナのそんなに甘くない関係についてのレポート

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株式会社ドールが東京マラソン2016公認バナナとして「低糖度バナナ」を参加ランナーに6万2000本提供するというニュースがありました。ランナーの数が約3万人なので一人あたり2本食べられる計算になります。

マラソン大会のエイドでよく出てくるバナナですが、なぜエイドにバナナが出てくるのか。バナナを食べる理由やメリットなどについてレポートします。

目次

バナナは理想のマラソン食!

バナナは1本約100gあたり86kcalあり、含まれる栄養成分は下記のようになります。

脂質 0.2 g
コレステロール 0 mg
ナトリウム 0 mg
カリウム 360 mg
炭水化物 23 g
水溶性食物繊維 0.1 g
不溶性食物繊維 1 g
タンパク質 1.1 g
ビタミンC 16 mg
カルシウム 6 mg
鉄 0.3 mg
ビタミンD 0 µg
ビタミンB6 0.4 mg
ビタミンB12 0 µg
マグネシウム 32 mg

注目すべきはカリウムとマグネシウムの量です。これらが足の痙攣に聞くと言われています。バナナを食べておけばマラソンの途中で足がつるのを防ぐことができる!と断言したいですが、人によるので断言はしません。

そしてバナナの魅力は23gの炭水化物です。炭水化物は糖質と糖類、そしてでんぷんにわけられます。デンプンは糖質に比べて吸収が遅いため、マラソン後半のエネルギー源になると考えられています。

回復をうながすクエン酸も含まれていますので回復を早める効果もあります。レース後にもバナナを食べるのは意味があるわけです。

バナナは適切なタイミングで食べよう

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「そっか、じゃあエイドでは積極的にバナナを食べよう」と思っても時すでに遅し。食べたものがすぐに栄養に変わるわけではありませんし、走っている間は内臓に血が流れにくい状態になっているため、余計に吸収に時間がかかります。

ましてやバナナのデンプンは吸収に時間がかかるため、スピードのあるランナーが終盤になってバナナを食べても翌日の疲労回復に効くぐらいで、失速を防ぎきることができません。

バナナはマラソンを走る30分前ぐらいに食べましょう。

4時間以上かけて走るランナーさんは20kmを過ぎた当たりから追加でバナナを食べると終盤もまだまだ元気よく走れる可能性があります。ただし、やっぱりスタート前のバナナが理想的なのは間違いありません。

ドールさん、スタート会場で配ってくれませんか?

ちなみに最近ではコンビニでも1本単位で売っていますし、スターバックスでもバナナを売っていたりします。東京マラソンではスタート前の荷物に1本入れておいて、荷物預けの直前に食べてゴミはカバンに入れておくのがベストです。

間違ってもバナナの皮をそこら辺に捨てたりはしないでください。

バナナの効果おさらい

  1. バナナは足の痙攣を抑える・・・かもしれない
  2. バナナは後半の失速を抑える・・・かもしれない
  3. バナナはスタートの30分前までに食べる
  4. サブ4ランナーは途中でバナナを食べても美味しいだけ
  5. ゆっくりランナーさんにとってエイドのバナナは必須

痙攣や後半の失速はさまざまな要因が絡んでいるので「絶対大丈夫」とは言い切れません。でもいつも痙攣する人や後半にエネルギー切れを起す人は、ぜひバナナを試してみましょう。

東京マラソンで出される低糖度バナナは甘さ控えめさっぱりとしているそうです。ランニング中に食べるのに適しているバナナということなので、出場するランナーさんはぜひエイドで食べてみてください。

東京マラソンに出ない人は「ランナーズステーション麹町店」で体験サンプリングを実施しているそうです。期間は2016年2月9日(火)~2月21日(日)ですので、皇居ラン前に「ランナーズステーション麹町店」を利用してみてはいかがでしょう?

サプリメントに頼るのもいいですが、安くて栄養価も高いバナナという素晴らしい食べ物を活用しない手はありません。もちろん、きちんとした食事をした上で、バナナを追加で食べるようにしてくださいね。

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