ランニングを生涯スポーツにするためのシューズ選び【ALTRAレポートから分かること】

新型コロナウイルスがランナーにどのような影響を与えたかという調査とランニングで起こる膝や足の痛みに関する調査を、シューズブランド「ALTRA」を展開する株式会社ストライド(以下アルトラ)が行いました。そこのレポートからはランナーの現状と、ランナーが抱えている悩みが見えてきます。

ここではアルトラのレポートを元に、マラソン大会のほとんどが中止になった現状でランナーが何をモチベーションにすればいいのか、そして抱えている悩みを解決するのにどうすればいいのかについてお話していきます。

目次

自粛期間中に走り始めた人が増えている

アルトラのレポートだけでなく、様々な調査からもわかっているのは、新型コロナウイルスによる自粛期間中に、これまで以上に走るようになったという人が増えているということです。テレワークなどで自由な時間が増えたというのも理由のひとつですが、何よりも運動不足を強く感じて走り出しているようです。

1324人のアルトラユーザーを対象にしたアンケートで、58.6%が運動不足を感じており、そして72.7%もの人が週に2回以上のランニングをしています。運動不足を感じて「このままではまずい」という危機感からランニングを再開した人もいるかと思います。

ところがこれまで通勤をしていた人は、それだけでかなりのカロリー消費になっていて、それがほとんど家から出ないテレワークになったことで消費カロリーが減ってしまい、週に2回以上のランニングをしているにも関わらず、体重増加や体力の低下を感じています。

また59.5%のアルトラユーザーが運動機会が増え、77%が公園などでランナーを見かけることが増えたとしています。これはとても健康的に思えますが、実はオーバーワークによるケガを引き起こす可能性も高く、諸手を上げて「良いことだ」とは言えません。

とはいえ練習量を減らすと体重が増えてしまう。ランナーにとって少し悩ましい状況にあることがわかります。

初心者ランナーが抱えるランニング障害の実体

ランナーは大なり小なりなんらかのケガを抱えているか、もしくは走れなくなるようなケガを経験したことがあるかと思います。この最大の理由はオーバーワークですが、初心者ランナーほどケガをしやすいことからも、それがわかります。

ランニングでのケガを経験しているランナーのうち、約66%がランニング開始の1年以内に痛みや違和感を感じています。体ができていない段階で、走行距離を伸ばしていった結果だと推定できます。そしてこのケガはランニングの中止にもつながります。

痛みを感じた人の61.7%、違和感のあった人の54.1%が走るのをやめたり、中断しています。健康のために走り始めたのに、ケガをして走れなくなるというのは悲しいことです。そうならないためにどうすればいいのか考えていきましょう。

正しい「フォーム」と「シューズ選び」が重要という認識

ランニングでのケガを防止すると考えたとき、90%以上のランナーがランニングフォームとランニングシューズ選びが重要だと答えています。

ところが、ほとんどのランナーが自分のランニングフォームに自信がなく、そしてシューズ選びの重要性を分かっていながらも、そのための知識が十分でないことを自覚しています。

  • ケガをしにくいフォームで走るべきだと分かっている
  • ケガをしにくいシューズを選ぶべきだと分かっている
  • ケガを防ぐための知識がない

まとめるとこのような感じになります。新型コロナウイルスの影響で走り始めた人も、おそらくケガや違和感に悩まされ、「もっと無理のないフォームで走りたい」「最適なシューズを選びたい」と考えているはずです。そこでおすすめなのがアルトラのランニングシューズというわけです。

アルトラならゼロドロップで無理のないフォームで走れる

一般的なランニングシューズは踵の衝撃を少しでも抑えるために、かかと部が厚い構造になっています。これは初心者用のシューズによく見られるタイプで、この厚みがクッションになり、レース後半になっても大幅な失速を防ぐことができます。

でも、このタイプのランニングシューズは人間にとっては不自然なフォームで走ることになり、ランニング障害を引き起こすとアルトラは考え、踵と前足部で高さが変わらない「ゼロドロップ」構造を導入しています。ゼロドロップは裸足に近い状態で立つことができ、体に負担のかからない走りができます。

また、最近のランニングシューズは前足部が細くなっており、足の指が拘束されてしまいます。拘束したほうが速く走るという行為に対して有利ですが、体には負担がかかり、ケガを引き起こしてしまいます。そこで、アルトラはシューズ先端を人間の足に近い形状にし、足の指をリラックスさせる構造にしています。

難しくてよくわからないという人は「アルトラのランニングシューズは人間本来のポテンシャルを引き出し、無理のないフォームで走れるようになり、ケガのリスクも減らせる」と覚えておきましょう。

最近は厚底シューズがスタンダードになりつつありますが、レースで勝ちたい、1秒でも速くゴールしたいなら、厚底シューズが有利です。でも厚底シューズを履きこなせるようになるには、アルトラのランニングシューズのようにゼロドロップで裸足に近い感覚のシューズで足を鍛えるのが近道です。

走れる体を作るためのアルトラのシューズとレースで結果を出すための厚底シューズというように使い分けるのが理想です。ただ、レースで結果を出す必要性を感じないのであれば、レースも練習もアルトラのシューズ1足にまとめるという選択肢もあります。

長く走り続けたいならシューズ選びにこだわる

ランニングをしたことのない人は「走る理由がわからない」と言いますが、ランニング経験者は「走らない理由がわからない」ですよね。できることなら生涯スポーツとしてランニングを楽しみたいという人がほとんどかと思います。アルトラのレポートでも86.4%の人が走り続けたいと答えました。

体力の向上、健康の維持、運動不足解消と理由は様々ですが、体にとってプラスになるように走り続けたいわけです。ところが、現実は多くの人がケガに悩まされています。そろそろこれは本気で向き合わなくてはいけない問題で、ランナーがどうあるべきかをそれぞれが考える必要があります。

1分1秒を削りたい。成長し続けたい。そう考えることは悪いことではありませんが、残念ながら「ランニングを生涯スポーツにしたい」という考え方とは相容れません。生涯スポーツとして走りたいなら、速く走るためのシューズ選びではなく、体に負担のかからないシューズ選びが必要になります。

新型コロナウイルスの影響により、マラソン大会の将来が不透明なタイミング。こんなときこそ、ランニングのあり方を少し見直してみませんか?もし、生涯スポーツとしてずっと走り続けるランナーを目指すなら、アルトラのランニングシューズが選択肢のひとつとして自然と挙がってくるはずです。

どんなランナーもいずれ走れなくなります。その日が来るのを1日でも遅らせたい。そう思うなら、足のことを考えたランニングシューズ選びをしてみましょう。

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