マラソン歴19年の私が春からの新生活にApple Watchをおすすめする5つの理由

友人に誘われて参加した10kmのマラソン大会から19年が経過し、これまでフルマラソンだけでなくウルトラマラソンも走るようになり、定年後の楽しみとしていた五街道制覇もいつの間にか達成するほどランニングの世界にハマってしまった私は、これまでいくつものランニングウォッチを使ってきました。

そんな私は2025年の愛媛マラソンを最後に、シリアスにタイムを狙うスタイルを卒業したのですが、そのタイミングでAppleに貸していただいた「Apple Watch Ultra 2」と「iPhone 16」を導入しました。そこで気づいたのは「Apple Watch」とランニングとの相性の良さでした。

そこで今回は、春の新生活からランニングを始めたいと考えている方のランニングウォッチとして、Apple Watchをおすすめする理由をご紹介していきます。

目次

新生活にApple Watchをおすすめする5つの理由

まずはランニングを含めて、新生活にApple Watchをおすすめする理由をご紹介します。

  • iPhoneを出さずに通知を確認できる
  • 電子決済で買い物がスムーズに
  • 目覚まし機能で遅刻を回避しやすい
  • 睡眠時間を意識するようになる
  • ランニングを習慣化しやすくなる

Apple Watchにはいくつもの機能がありますが、日常生活において個人的に便利だと感じている点がこの5点になります。それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

iPhoneを出さずに通知を確認できる

これまで使ってきたランニングウォッチでも通知確認機能はありましたが、設定するのが面倒で使っていなかったのですが、Apple Watchは(おそらく)標準でiPhoneの通知と連動しているので、面倒な設定をしなくても通知を確認できるようになりました。

実際に通知を受けるようになって感じたメリットは2つあります。

  • LINEなどの大事なメッセージを見逃さない
  • 必要なメッセージのためにiPhoneを取り出さないで済む

これまではiPhoneだけでメッセージの確認をしてきましたが、LINEなどのメッセージを見逃すことが多く、翌日になって友人からのメッセージに気づくなんてことも頻繁にありました。ところがApple Watchに通知がくると振動で教えてくれるので、メッセージを見逃すことがほとんどなくなりました。

新社会人の場合は仕事関係のやり取りも増え、学生の場合も新しい交友関係ができるので、メッセージの見逃しは絶対に避けたいところ。Apple Watchを使うことでその失敗を防ぎやすくなります。

また、iPhoneを取り出さないで誰からのメッセージなのかがわかるので、たとえば優先順位の低い広告のようなメッセージはチェックを後回しにすることができます。これにより、目の前の仕事に集中しやすくなります。

もちろんランニング中に通知を確認することも可能で、iPhoneを取り出さずに簡単な返答ができてしまいます(返答は立ち止まって行うことを強く推奨します)。

電子決済で買い物がスムーズに

Apple Watchを使うまでは、iPhoneのPASMOアプリを使って電子決済をしていました。iPhoneはポケットなどに入っているので取り出すのはそこまで面倒なわけではありませんが、Apple Watchで決済するようになって、iPhoneでのタッチ決済が意外とストレスだったことに気づきました。

電車やバスに乗るときがまさにそれで、Apple Watchで決済することで買い物などの支払いがワンアクション減らせます。最近はセルフレジに対応したコンビニも増えましたが、Apple Watchで決済することで流れるように買い物を済ませられるようになりました。

たとえば、小腹が空いたときにコンビニで菓子パンを1つ購入するとします。菓子パンを選んでセルフレジに持っていき、右手で菓子パンを持ってバーコードを読み込ませ、左手で支払い方法を選択後にタッチ決済。10秒もかからずに支払いが済んでしまいます。

私は1ヶ月に2回ほど東京体育館の更衣室をランニングトレーニングの拠点として使っていますが、東京体育館もタッチ決済に対応していて、Apple Watchによるタッチ決済の恩恵を受けています。

目覚まし機能で遅刻を回避しやすい

新社会人にApple Watchを使ってもらいたい最大の理由は、目覚まし機能が素晴らしいという点にあります。かつてはスマホの目覚ましや目覚まし時計などを使っていたこともあるのですが、スマートウォッチやランニングウォッチの目覚まし機能を使うようになって目覚めのスムーズさが完全に変わりました。

腕に振動があるので、少なくとも私の場合は確実に起床できるようになりました。目覚まし時計やスマホと違って、知らないうちに止めて2度寝するということがまったくなくなっています。この目覚まし機能はどのスマートウォッチにもついていますが、振動の強さが製品ごとに違います。

Apple Watchの振動は強すぎず弱すぎず。こういう繊細な調整がされていることがAppleらしさです。もちろん振動の強さは調整可能ですが、デフォルトで「ちょうどいい」がApple Watchの魅力です。

社会人も学生も「遅刻」は信用を失うので、絶対に避けなくてはいけないことですが、Apple Watchの目覚まし機能を使うことで寝坊による遅刻を回避しやすくなります。さらに、終電で寝落ちして降りる駅を逃すというミスも、目覚まし設定しておくことで防げます。

個人的にはマラソン遠征でゲストハウスに泊まることがよくあるのですが、アラームのように音で周りの人に迷惑をかけることがないのも助かっています。家族と一緒に暮らしていて、朝ランするのに自分だけ早起きしたいという人にもApple Watchの目覚まし機能はおすすめです。

睡眠時間を意識するようになる

Apple Watchには睡眠管理機能がついています。私は基本的に睡眠をしっかりとらないと仕事にならないタイプなので、最低でも6時間寝るようにしています。ただ、自宅で仕事をしていることもあり、夜になって気分が乗ってきて、ついつい夜ふかししてしまうこともあったのですが、ヘルスケアアプリで睡眠管理するようになって、意識がだいぶ変わってきました。

きちんと6時間寝れていないときに反省するようになり、どれだけ集中して仕事をしていても、毎日の就寝時間はしっかりと守るようになっています。

ランニングをするうえで、睡眠時間というのはとても重要で、睡眠時間が足りていないとトレーニング効率が落ちてしまいますし、リカバリーも遅れてしまいます。でも、Apple Watchを使うことでランニング管理も睡眠管理もできてしまうので、睡眠時間を意識して生活できるようになります。

ランニングを習慣化しやすくなる

多くの人がランニングをはじめても継続できずに途中でやめてしまいます。いわゆる三日坊主というやつですが、Apple Watchを使ってランニングを記録すると、後から自分の走りを確認することができるので、ランニングを習慣化しやすくなります。

今日の走りは昨日の走りと比べてどこが違うのか。自分の感覚では上手く走れたつもりだったけど、データはどうなっているかといった考察もできるようになり、ランニングの世界にどんどんハマっていきます。

また、Apple WatchにはiPhoneと連携できる習慣化アプリがあるので、「毎週水曜日と土曜日に走る」と決めた場合に、それをリマインドさせることもできます。これにより、いつの間にか走らなくなったというランニング初心者あるあるを回避できます。

ランニングウォッチとしてのApple Watchの機能と欠点

Apple Watchが新生活でいかに活躍するかわかってもらえたかと思いますが、「ランニングウォッチとしてはどうなの?」と疑問に感じる人もいるはずです。世の中にはランニング専用の腕時計もあり、それらと比べてどうなのか知りたい人のために、ここではランニングウォッチとしてのApple Watchの機能と欠点を解説します。

まず結論からお伝えすると、Apple Watchを使ったランニングは誰にでもおすすめできるというわけではありません。Apple Watchを使ったランニングに適しているのは次の2タイプです。

  • これからランニングをはじめる方
  • 競技としてランニングを行っているシリアスランナー

初心者と上級者にApple Watchが適しているのですが、その最大の理由は「Apple Watchにはコーチング機能がない」ことにあります。それについては後ほど詳しく説明するとして、まずはランニングウォッチとしてのApple Watchにできることを見ていきましょう。

  • ランニング中の指標を表示
  • ランニング指標に対するアラート
  • ランニング指標のログを残す
  • ランニングメニューの作成と実施

Apple Watchもランニングウォッチと同じように、ランニングペースや心拍数などをディスプレイに表示することができ、現在の走りを数値化して確認できます。また、それらの指標に対して自分で範囲設定ができ、たとえば設定ペースよりも遅すぎる場合、振動アラートによってペースが遅れていることを教えてくれます。

もちろん、それらの指標をログとして残すことができ、iPhoneのフィットネスアプリで確認できます。

また、トレーニングメニューの作成もできます。最初の1kmをウォーミングアップとして、次の5kmをキロ5分ペースで走り、次の1kmをクールダウンにするといったメニューを作って、毎日のルーティーンにするといった使い方ができます。

さらにマニアックな機能としては、全国の陸上トラックが登録されているので、そのトラックの近くにいくと自動で検知してくれる機能もあります。この機能などはまさにシリアスランナー向けなのですが、このような機能がありながらも、ランニングウォッチとしての欠点もあります。

どのような欠点があるのかを見ていきましょう。

ランニングウォッチとしてのApple Watchの欠点

  • 重さが気になる(Apple Watch Ultra 2)
  • GPSが2周波に対応していない(Apple Watch Series 10 / Apple Watch SE)
  • 連続計測時間が短い(Apple Watch Series 10 / Apple Watch SE)
  • トレーニングメニューを自分で考えないといけない
  • Googleマップの地図表示ができない

ランニングウォッチとしてのApple Watchの欠点はこの5つです。こちらもそれぞれ詳しく見ていきましょう。

重さが気になる(Apple Watch Ultra 2)

Apple Watch 10やApple Watch SEなら重さが気になることはありませんが、Apple Watch Ultra 2は61.4g(ブラック 61.8g)もあります。ランニングウォッチとしてはやや重たく、女性ランナーなど体重が軽いランナーですと重さがストレスになってしまう可能性があります。

ただ、日本代表にも選ばれたことがある服部勇馬選手などは、重さがまったく気にならないということで、これに関してはかなり個人差があります。私も日常生活では重たく感じることがありますが、走りに集中すれば気になりません。

GPSが2周波に対応していない(Apple Watch Series 10 / Apple Watch SE)

Apple WatchはいずれもGPSを搭載していますが、Apple Watch Series 10とApple Watch SEは高精度2周波GPSシステムを搭載していません。このため、東京などの高層ビルの間や山間部を走るようなときには位置精度が低下してしまうことがあります。

ただし、高精度2周波GPSシステムが必要になるケースは限られています。これからランニングを始めるという方であれば、それほど気にする欠点ではありません。

連続計測時間が短い(Apple Watch Series 10 / Apple Watch SE)

Apple Watch Series 10とApple Watch SEのワークアウト時間は次のようになっています。

Apple Watch Ultra 2:最大12時間
Apple Watch Series 10:最大7時間
Apple Watch SE:最大6時間

フルマラソンの制限時間は一般的に6〜7時間となっているので、制限時間いっぱい使って走る場合には対応できそうに思えますが、実際にはフル充電されている状態でスタートラインに立つことはありませんし、冬などの気温が低い状態ではバッテリーの消耗が激しくなります。

このため、フルマラソンでApple Watch Series 10やApple Watch SEを使う場合には、5時間以内に完走できる走力が必要になります。もっとも、フルマラソンを走る予定がない場合には、2時間以上走ることもほとんどないでしょうから、6〜7時間使えればまったく問題ありません。

トレーニングメニューを自分で考えないといけない

すでにお伝えしましたように、Apple Watchにはランニングウォッチのようなコーチング機能がありません。ランニングウォッチの多くが、目標に向けて「今日何をすべきか」を提示してくれる機能があるのですが、Apple Watchの場合は、自分でトレーニングメニューを考えなくてはいけません。

また、最新のランニングウォッチやスマートウォッチは、疲労やストレスを数値化してくれるので、オーバートレーニングを防ぎやすくなっていますが、Apple Watchにはその機能がありません。

Googleマップの地図表示ができない

Apple WatchにはGoogleマップアプリがありますが、残念ながら地図表示ができません。iPhoneでルート検索をして、そのルート案内(「100m先を右折」など)を表示することは可能ですが、マップが表示されないので、どこで曲がればいいのか判断できなくなることがあります。

旅行先や出張先などでランニングをするときには、地図を確認しながらホテルまで戻りたいというシーンがありますが、このときGoogleマップだと不安があるわけです。もっともApple純正のマップを使えば、地図を確認しながら移動することは可能です。

ランニングの目的に合わせて最適なApple Watchを選ぼう

ここまでの説明で、Apple Watchのある新生活もいいかなと思いはじめた人もいるかと思いますが、いざApple Watchを購入しようとすると、どれを買えばいいのか迷ってしまいます。ただ、それぞれに個性がありますので、用途が明確になっていれば、どのモデルを買えばいいのかすぐに決められます。

そこで、ここではApple Watchのモデルごとに、どのようなランナーに適しているのかを解説していきます。

Apple Watch SEが適しているランナー

  • ランニング中のペースや心拍数は気にならない
  • ログを残して振り返ることができればOK
  • 健康のためにランニングを習慣化したい
  • ランニング初心者でフルマラソンを走る予定がない
  • まずはApple Watchのある生活を体験してみたい

Apple Watch SEの魅力は低価格であるということで、3万円台でApple Watchを手に入れることができます。ただし、常時表示に対応していないので、ランニング中に指標を確認しようとしても、表示されるのに少しタイムラグが発生します。

またバッテリーも最大6時間ですので、初心者がフルマラソンに挑戦するのには不安があります。このため、走る目的がマラソン大会というのではなく、健康のためという人にApple Watch SEは適しています。

シリアスランナーで、ランニング中のペースや心拍数は気にならず、練習後にその日の走りを振り返れればOKという人にも適しています。サブ4よりも速いペースで走れるなら、稼働時間が短いという点も問題ありません。ただし、東京マラソンのようなビル群の中を走ることが多い場合には、GPSの精度の関係であまり適していません。

Apple Watch Series 10が適しているランナー

  • ランニング中のペースを確認しながら走りたい
  • ランニング中級者で6時間以内には確実に完走できる
  • ウルトラマラソンは今のところ興味がない
  • 健康管理をしっかりと行いたい
  • GPSの精度はそれほど重視しない

Apple Watch Series 10はApple Watchのスタンダードなモデルです。このため「これを買っておけば間違いないモデル」になります。指標を常時表示できるので、自分のペースや心拍数を確認しながら走ることもできるので、質の高いトレーニングができます。

ただし、ワークアウト時間が最大7時間ですので、フルマラソンを6時間以上かけて走るとなると適していません。もちろんウルトラマラソンやロングトレイルにも使えません。また、ビル群や山間部でのGPSの精度もそれほど高くありませんので、より高い精度で情報を得たい人よりは、ランニングを楽しみたい人に適しています。

Apple Watch Ultra 2が適しているランナー

  • フルマラソンだけでなくウルトラマラソンも走りたい
  • フルマラソンに6時間以上かかる可能性がある
  • 都市部や山間部を走る機会が多い
  • 体格がしっかりしていて重さが気にならない

Apple Watch Ultra 2は価格が高いこととやや重たいことを除けば、基本的に欠点がありません。このため、懐事情が’許すなら、初心者からシリアスランナーまですべてのランナーにおすすめのモデルになります。

また、都市部を走る機会が多いランナーや、トレイルランニングをするランナーも、高精度2周波GPSシステムに対応しているApple Watch Ultra 2が適しています。より高い精度で情報を得たいのであれば、Apple Watch Ultra 2を選びましょう。

ただし、重たくて走るときにストレスに感じる場合はあまりおすすめできません。平均的な体格の男性であれば問題ありませんが、腕が細い方や女性はアップルストアなどで、実際に試着したうえで購入するかどうか決めてください。

Apple Watchをランニング用に使うときの設定

Apple Watchは初期設定で8種類の表示が用意されていて、カスタマイズしなくても必要な情報を確認できます。実際にどのような内容が表示されているのを見ていきましょう。

測定基準(標準表示)

  • 経過時間
  • 現在の心拍数
  • ローリングKM
  • 平均ペース
  • 走行距離

測定基準2

  • 経過時間
  • ランニングケイデンス
  • 歩幅の長さ
  • 接地時間
  • 上下動

心拍数範囲

  • 経過時間
  • 心拍数範囲
  • 現在の心拍数
  • 心拍数範囲内の時間
  • 平均心拍数

セグメント

  • 経過時間
  • セグメント数
  • セグメントペース
  • セグメント距離
  • 現在の心拍数

スプリット

  • 経過時間
  • スプリット数
  • スプリットペース
  • スプリット距離
  • 現在の心拍数

高度

  • 経過時間
  • 過去30分間の高度プロファイル
  • 上昇した高度
  • 現在の高度

パワー

  • 経過時間
  • 過去30分間のパワープロファイル
  • 現在のパワー
  • ランニングケイデンス

アクティビティリング

  • 経過時間
  • ムーブ
  • エクササイズ
  • スタンド

測定基準の表示内容は、設定機能で次のように変更することもできます。

キロカロリー

  • 活動時キロカロリー
  • 合計キロカロリー
  • セグメント活動時キロカロリー
  • セグメント合計キロカロリー

ケイデンス

  • 現在のケイデンス
  • 平均ケイデンス

ケイデンス

  • 現在のパワー
  • 平均パワー

ペース

  • 現在のペース
  • 平均ペース
  • ローリングKM
  • セグメントペース
  • スプリットペース
  • 最速KM

上下動

  • 現在の上下動
  • 平均上下動

心拍数

  • 現在の心拍数
  • 最大心拍数
  • 平均心拍数

ケイデンス

  • 現在の接地時間
  • 平均接地時間

歩幅の長さ

  • 現在の歩幅の長さ
  • 平均の歩幅の長さ

継続時間

  • スプリット1

距離

  • 現在の距離
  • セグメント距離
  • スプリット距離

高度

  • 上下した高度
  • 現在の高度

個人的には信号のある場所を走ったり、短い距離でペースを上げたりすることがあるので、「測定基準(標準表示)」の「ローリングKM」を「現在のペース」に変えています。一般的なランニングウォッチでもペースとして表示されるのは「現在のペース」ですので、乗り換えをする場合には、この部分を変更しておくことをおすすめします。

ちなみにローリングKMは「直近1kmの平均ペース」のことで、マラソン大会などを走る場合には「現在のペース」ではなく「ローリングKM」表示にしておくことで、瞬間的なペース変動に惑わされることなく走れます。

カスタマイズはApple Watchで行えます。

STEP
Apple Watchのワークアウトアプリを立ち上げる
STEP
ランニング(屋外)の右上「・・・」をタップする
STEP
1番下までスクロールして「環境設定」をタップする
STEP
「ワークアウト表示」をタップする
STEP
変更したい画面の右上にあるペンアイコンをタップする
STEP
変更したい内容をタップし表示したい内容を選択する

Apple Watchにおすすめのランニングアプリ

Apple Watchでランニングの管理をする場合、標準の「フィットネス」アプリで、ランニングセッションを管理することになります。基本的にはこのアプリを使っておけば必要な情報を確認できますが、すでにお伝えしましたようにApple Watchにはコーチング機能がありません。

ところがランニングアプリを使うことで、この問題を簡単に解決できます。ここではApple Watchとの相性がいい、おすすめのランニングアプリをご紹介します。

Nike Run Club

Nike Run ClubはApple Watchに標準搭載されているランニングアプリで、下記のようなトレーニングプランが用意されています。

  • 4週間の入門トレーニングプラン
  • 8週間の5キロトレーニングプラン
  • 14週間のハーフマラソントレーニングプラン

このアプリを使う場合には、スマホにもNike Run Clubをインストールしておく必要があります。

adidas ランニング:ウォーク&ランアプリ

adidas ランニングアプリの機能はNike Run Clubとほぼ同じです。

  • 初心者5kmプラン(5〜16週間)
  • ウォークから始めるランニング(6〜16週間)
  • 最初の10KMを完走(6〜16週間)
  • 初めてのハーフマラソン(8〜16週間)
  • 初めてのマラソン(12〜16週間)
  • アクティブになろう(4〜6週間)
  • カーディオトレーニング(4〜6週間)

基本的にどちらのアプリでもできることは変わりませんので、ナイキのシューズを選ぶなら「Nike Run Club」。アディダスのシューズを選ぶなら「adidas ランニング」という使い分けでOKです。

Strava

本格的にランニングを楽しみたい人におすすめのアプリが「Strava」です。Stravaはランニングアプリでありながら、ランニングSNSといった面もあり、世界中のランナーと繋がることができます。基本的に無料で使えますが、コーチング機能などを使う場合にはサブスクに加入する必要があります。

ただ、本格的にランニングを楽しむのであれば有料にしてフル機能を使うのがおすすめです。まずは無料で使ってみて、使いたい機能などがわかってきたらサブスク加入も検討してください。

まとめ

Apple Watchを使うことで、新生活のさまざまな面がスムーズに行えるようになります。そしてランニングを習慣化しやすく健康管理も意識するようになるので、毎日の生活のクオリティが上がっていきます。

ランニングウォッチ専用ではないため、コーチング機能が標準ではついていないといった欠点もありますが、ランニングアプリがその欠点を補ってくれます。それよりも重要なのは、自分の目的に合ったモデルを選ぶということです。

予算に余裕があるなら、高精度2周波GPSシステムに対応している「Apple Watch Ultra 2」が圧倒的におすすめですが、ログを残せればいいだけというのであれば「Apple Watch SE」でも「Apple Watch Series 10」でもOKです。予算と目的を考えて、最適な1本を選んでください。

またApple Watchを使ったランニングの楽しみ方を、今後もご紹介していく予定ですので、まずは春からの新生活にむけてApple Watchを購入してお待ちください。

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