マラソン大会レポート「2015 第10回神宮外苑24時間チャレンジ・ウルトラマラソン」

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真冬の24時間マラソンが神宮外苑で毎年開催されているのを知っていますか?例年寒さが厳しい大会なのですが、今年も数日前までの暖かさが嘘のようにしっかりと冷えきった空気の中で開催されました。

この大会のすごいところは日本のウルトラランナーのトップが集まる大会だということ。ウルトラマラソンの世界は日本人が上位に入っているため、それはすなわちワールドクラスの戦いがここにはあるのです。

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一般のランナーには関係のない世界だと思いますか?でも一般のランナーだから学べることがたくさんある大会です。とくに「省エネで走るにはどう走るべきか」という視点で見るとそこは宝の山なのです。

ただ、ものすごく速いです。24時間で100マイル160kmは走ってしまうような人たちが集まっているのですから当然でしょう。

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コースとなっている神宮外苑は1周1325mで普段は皇居ではスピードを出して走れないというような本気ランナーたちが集う人気のランニングコースの一つになっています。

普通の24時間マラソンは個人の部であっても走力がない人も大勢エントリーするので和やかな雰囲気になるのですが、この大会の会場は常に張りつめた空気になっています。冗談ひとつ通じそうにありません。

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そして最低気温が氷点下になろうかという気温と冷たい風がランナーの体力を奪います。でもここに集う24時間ランナーたちはほとんど眠ることがありません。寒くて眠ることができないというのもありますが、寝ずに走れるランナーだけがここに集まってくるのです。

取材としては初日の夜までしか出来ませんでしたが、聞くところによると最後の1時間は23時間を走り続けた人たちとは思えないような驚異的な走りだったようです。ちょっと信じられない世界ですが、世界のトップクラスと共に走れるのですから参加することで学べることもあるかもしれませんね。

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24時間だけではなく6時間、12時間、50kmと短い時間で終われる種目もあるので興味がある人は来年の参加を検討してみましょう。その前にもっとゆるい感じの夢の島や平塚の24時間マラソンに出ることをおすすめします。

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