気温がぐっと下がって冬マラソンの季節に入ってきましたが、それでもまだ予定外に気温が上がってしまうこともあります。冷えると思って厚着して走った結果、想定以上の気温上昇に汗をかき足をつるランナーもいるかと思います。
足がつる原因はさまざまですが、そのひとつに「発汗による電解質不足」があげられます。足がつるというのは体からの危険信号のひとつだと考えてください。
足がつった経験は多くの人があると思いますが、足がどういう状態なのかまでは理解している人は少ないかもしれません。足がつるというのは「筋肉の痙攣」だと考えてください。筋肉が疲労してもう動きたくない、動かせないという状態なのにさらに動かそうと思ったら暴走をし始めた。それが足のつりです。
ランニングをすると体内のミネラルが消費され、ミネラル濃度が低い状態になります。これを避けるためにスポーツドリンクを補給しながら走るのも有効です。ただスポーツドリンクだけではミネラルの補給をしきれなくなります。
特にフルマラソンを5時間以上かけて走るランナーは他のランナー以上にミネラル不足になってしまいがちです。もちろん速いランナーもそれだけ自分を追い込んでいるので大量に汗が流れている可能性があります。
とにかく汗を大量にかくと体内のミネラルが不足して足をつってしまうと覚えておきましょう。
こういうときに持っておきたいのが塩熱サプリです。効果でいえば塩飴でもいいのですが、走っている途中に飴を舐め続けるのは危険です。その場で飲み込める塩熱サプリをおすすめします。
6粒入りのシートでも販売されているので、1時間に1個ぐらいの計算で早いうちからこまめに補給するようにしましょう。小さなジップロックに入れてランニングパンツのポケットに入れておくのもいいでしょう。
さいたま国際マラソンでは多くのランナーが足をつってしまい完走できませんでした。エイドに塩分補給できるものがほとんどなかったからなのですが、最初からエイドに頼るのもどうかと思います。
自分の体は自分で守る。その意識をつけるためにもフルマラソンのときは常に塩熱サプリを持っておくと安心ですね。練習時でも長い距離をするときは持って走ることをおすすめします。
ほとんどのランニングショップで購入可能なので、見かけたときに購入してみてください。