RUNNING STREET 365では昨年末に東西対抗東海道53次ウルトラマラソンを開催しましたが、まったく違うアプローチで東海道を楽しんでいる人たちがいます。それが「東海道五十七次ウルトラマラニック」というイベントで、約半年という長い期間をかけて全15ステージに分けて東海道を走ったり歩いたりします。
東海道五十七次ウルトラマラニックとは
東海道五十七次ウルトラマラニックは東海道五十七次ウルトラマラニック実行委員会が開催しているイベントで全15ステージ7回に分けて東海道を区切りながら大阪の高麗橋から東京の日本橋まで移動します(翌年は逆方向)。
部門はランの部とウォークの部があり、どちらも1日40km近い移動距離になり実際に江戸時代の人たちが歩いた距離とほぼ同じ距離を1日で歩いたり走ったりすることになります。
すべてのステージの参加ができれば理想ですが、1ステージだけの参加も可能です。まずは最初の1ステージだけでどんな感じかを掴みたいという参加でもOKですし、最終ステージの美味しいところだけ楽しむのもいいでしょう。
大事なのは「やってみよう」と思うことです。東海道57次はトータルで560km近い距離を移動することになります。考えただけでも気が遠くなりそうですが、それだけの時間と距離を自分と向き合うことができるのです。
そんな時間、普通に暮らしているだけだと簡単にはできませんよね。ひと月に1週末そのような贅沢な時間の使い方をすること。それに対して「やってみよう」と思えるかどうか。ただそれだけです。
東海道57次とは
東海道は53次だろうと思うかもしれませんが、東京・日本橋から向かって東海道の終点を京都・三条大橋にした場合、東海道は53次になります。終点を大阪・高麗橋にした場合、東海道は53次ではなく57次になるのです。
東海道53次と大津までは同じ道ですが、大津の先の追分で大阪方面と京都方面に別れます。54.伏見、55.淀、56.枚方、57.守口で57次です。
京都を通過しないのは徳川家康が、地方の大名が参勤交代の際に京都を通過して公家と接触することを避けたためと言われています。真実はわかりませんが東海道五十七次ウルトラマラニックではあえて遠い大阪をゴール・スタートに設定しています。
東海道五十七次ウルトラマラニックの楽しみ方
昨年度の東海道五十七次ウルトラマラニックの最終日だけ取材を兼ねて参加しましたが、正直なところこのイベントは最初から最後まで通しで参加する意気込みで参加したほうが楽しめます。
実際には用事があってすべてに参加することができない人もいるかもしれませんが、このイベントは東海道を歩いたり走ったりすることと同じぐらい大切なことがあります。
それは参加者同士のつながりです。最初は初めましてだった人たちが半年もの時間をかけて同じゴールを目指します。基本的に2ステージで1週末なので2日間の初日が終わった後にはみんなで寝食をともにします。(寝るのは一人ひとりの別のテントですが)
個人が集まって自然とひとつのチームになっていきます。その過程を楽しむのが東海道五十七次ウルトラマラニックの楽しみ方のひとつです。 ぜひ全ステージ参加を目指してエントリーしてみましょう!
大会詳細情報
大会名:
開催日:第3回 東海道五十七次ウルトラマラニック
エントリーサイト:RUNNET スポーツエントリー
東海道五十七次ウルトラマラニック公式サイト:http://www.tokaido53.org/entry