すでにニュースにもなりましたが、ケニアのペレス・ジェプチルチル選手が、チェコのプラハで開催されたRunCzech ハーフマラソンを1時間5分34秒で優勝しました。この記録はハーフマラソン女子単独レースの世界記録になります。
このとき彼女が履いていたのが、先日発表されたばかりのadizero adios Pro(アディゼロ アディオス プロ)のニューカラーモデルです。次世代型ランニングシューズの開発競争が激しくなっていますが、これでadizero adios Proが勝てるシューズのひとつであると証明されました。
男子でも世界歴代5位の記録
ペレス・ジェプチルチル選手の世界記録はハーフマラソン女子単独レースでの記録になります。女子の場合、女子だけで走る場合と男子と混合で走る場合とで記録の扱いが違います。男子混合では常にペースメーカーが付く形になるため、好記録が出るためです。
優勝したペレス・ジェプチルチル選手は男女混合でのレースでは、世界歴代5位となる1時間5分6秒を持つ実力者ですが、今回は7km過ぎで独走になってしまい、彼女の狙い通りのレースにはなりませんでしたが、ハーフマラソン女子単独レースとしての世界記録を更新しています。
また、同日開催されたハーフマラソン男子単独レースでは、同じくケニアのキビウォット・カンディエ選手がadizero adios Proを履いて世界歴代5位となる58分37秒を記録して優勝しています。今回優勝した2人ともアディダスの契約アスリートになります。
RunCzechハーフマラソンはアディダスとRunCzech、チェコ共和国政府のパートナーシップによって実現したワールドアスレティックス(WA)公認レースです。世界のエリートランナーだけが参加できる招待制のイベントで、1周1280mのコースを約16周で競い合いました。
adizero adios Proの可能性
今回注目なのはワールドアスレティックス(WA)公認レースであったということで、adizero adios Proを履いて走った記録が認められているという点です。5本のカーボンロッドがルールとして許されるのかという疑問を持っていたランナーも多いかと思いますが、「現時点では」問題ないことになります。
そして、何よりも結果が出たということにアディダスの開発陣は安堵したのではないでしょうか。少なくともハーフマラソンまでの距離であれば、トップクラスのポテンシャルを持つことを証明したわけで、次はフルマラソンでの記録更新に期待がかかります。
とはいえ、世界のトップランナーは非常に高いレベルで競い合い、そして記録を出すのはランニングシューズではなく個人です。同じレースであっても結果を出せる選手もいれば、ハイクオリティのランニングシューズを履いても失速する選手もいます。
現時点ではナイキのアルファフライやヴェイパーフライを選ぶ選手が多く、単純にその比率からしてもアディダスは劣勢にあります。目に見える形ですぐに結果にはつながらないかもしれませんが、今回はそのポテンシャルを示せたという点で大きな1歩になったはずです。
adizero adios Proの発売について
adizero adios Proのニューカラーについてはすでに、発売情報をお伝えしていますが、再度ご紹介しておきます。
展開サイズ:22.0-30.0cm
自店販売価格」25,000円(税抜)
アディダスアプリ 先行抽選販売について
スマートフォンアプリ「adidasアプリ」にて、先行抽選販売を実施しています。アプリをダウンロードし、応募期間中に該当ページから応募いただいた方から抽選を行い、当選者の方のみ購入できます。
抽選応募期間:2020年9月4日 17:00 〜 2020年9月14日 7:30
当選発表:2020年9月14日(月) 8:00
詳細について:https://shop.adidas.jp/running/adizero_adios_pro/
adidasアプリ:https://shop.adidas.jp/mobileapps/
店頭取扱店舗(2020年9月14日 発売開始)
先行抽選販売だけでなく、2020年9月14日に店舗での発売も行われます。
・アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK
・アディダスブランドコアストア 新宿、原宿、銀座、名古屋、大阪
・ステップスポーツ オンラインショップ
・ステップスポーツ 各店