2016年、世界最大のスポーツの祭典がリオデジャネイロで開催されます。言うまでもなくリオデジャネイロ五輪です。ナイキはリオデジャネイロ五輪で新しい旋風を巻き起こすため、これまで培ったフライニットの技術の集大成となる製品群を一気に展開することになります。
陸上トラックだけでなく、様々なジャンルでナイキがサポートするアスリートの足元を、まったく新しいフライニットが飾ることになります。
イノベーション 〜非常識の一歩先へ〜
ナイキがフライニットを発表したのが2012年のロンドン五輪でした。当時は直進の動きだけしか考慮されず、ランニング専用だったフライニットのシューズ。
あれから4年が経過して、横への動きにも対応する技術も開発され、今ではサッカーシューズやバスケットシューズにまで採用されるまでに進化しました。
2012年の時点で非常識だとされたフライニットの技術は、さらなるイノベーションを経て、非常識の一歩先にまで到達してしまいました。
多くのシリアスランナーが「フライニットはファンランナーのための技術」だと思っているかもしれません。それは大きな勘違いです。1秒を削りたいそんな意欲的なランナーにこそナイキフライニットは最適なシューズなのです。
ニット素材は新時代のシューズ素材となりうるのか
フライニットがどれほど素晴らしい技術なのか、それはアディダスが2016年になって発売を開始したUltraBOOST Uncagedに「プライムニットアッパー」を採用したことからもわかります。
ニット素材はこれからのランニングシューズの主流となりうる技術です。もちろんランニングシューズだけではなく、ナイキはすべてのスポーツのためのシューズとしてフライニットをさらに進化させようと日々開発を進めています。
フライニット最大の魅力は、その軽さにあります。スピード競技において軽さは速さに直結する要素になります。2016年の夏の祭典、リオデジャネイロ五輪で注目されることになるナイキフライニットは「スピード」をひとつのキーワードにしてシューズ開発を行っています。
100m女子の世界王者シェリー=アン・フレーザー=プライス選手は、フライニットのテストモデルを履くことで100mを0.014秒縮めることに成功しています。たった0.014秒と思うかもしれませんが、100mの世界では0.01秒差で勝利が決まることは珍しくありません。
何よりもフライニットのシューズがファンランのためのシューズではなく、本格的な陸上シーンでも通用するシューズであることが証明された瞬間でした。ニット素材のシューズによる新時代の幕開けと言っても過言ではありません。
NIKE FREE 〜本能を取り戻せ〜
ランナーにとって注目のシューズは2種類あります。ひとつはレース用に使用できる(ナイキ ズーム スピード ストリーク)Nike Streak Flyknitです。通気性とともに軽量であることを追求しつつも、ソールにスーパーフライ プレートを採用するなど、ただ軽いだけではないシューズに仕上げています。
そして注目はナイキ フリーとフライニットの組み合わせです。
ナイキ フリーとフライニットの組み合わせはこれまでにもありましたが、もう一度その存在価値を見直すべきタイミングなのかもしれません。ナイキフリーフライニットを履くと、ランニングの癖が顔を出すことになります。
上手に走っているつもりでも、ナイキフリーフライニットを履いて走ることで、治すべき癖やフォームが見えてくるのです。
体幹をしっかり使って走っていれば、ナイキ フリー フライニットで走っても、ブレることなくきれいに走ることができるのですが、どこかをごまかしながら走っている場合は、その不安定さからごまかし切ることができなくなってしまうのです。
ナイキ フリー フライニットで上手に走れますか?
これは都会の生活に慣れきってしまい、動物としての本能をなくしてしまったランナーへの警笛でもあります。ナイキ フリーを履き、正しいフォームを取り戻すこと。ランナーはまずそこに時間をかけて土台を作る必要があります。
NIKE TRAIN ULTRAFAST FLYKNIT 〜This is the NIKE〜
この夏RUNNING STREET 365が最も注目しているシューズ、それがナイキ トレイン ウルトラファスト フライニットです。
何の代わり映えもしない、普通の運動用シューズに見えますが、これはあらゆるスポーツにおけるアスリートに最適なシューズであると断言しましょう。
ランニング専用のシューズではありません。トレーニングシューズと呼ばれる部類のシューズなのですが、シリアスランナーのレース以外なら、どんなランナーでもこのシューズで練習を積み、このシューズでレースに出てみるといいでしょう。
軽量で通気性もよく、それでいて安定した着地を期待できるフラットなソール。足首までかかる少し高めのカットが気になる人がいるかもしれませんが、フライニットという素材を考えたとき、ほとんどのランナーは違和感よりむしろ安定感を感じることでしょう。
サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手もトレーニング時にはこのナイキ トレイン ウルトラファスト フライニットを使用しています。道具に対してこだわりのあるクリスティアーノ・ロナウド選手が愛用する。
それだけでも魅力的ですが、このシューズはナイキ フリーと同様に「正しい走り方」を身につけるための、そして正しい走り方を続けていくために最適なシューズです。
ナイキ トレイン ウルトラファスト フライニットはランニングシューズという評価はされない可能性がありますが、サブ4までのランナーはすべてこれ1足ですべてOKです。他のランニングシューズは必要ありません。
ナイキのフライニットの技術、シューズづくりのすべてが詰まっている、「This is the NIKE」とも呼べる最高傑作のシューズがナイキ トレイン ウルトラファスト フライニットです。
おそらくここまでナイキ トレイン ウルトラファスト フライニット推しなのはRUNNING STREET 365だけですが。
アンリミテッド〜世界の向こう側へ〜
今回ナイキがリオデジャネイロ五輪で展開するフライニットシリーズは、アンリミテッドカラーと呼ばれる、特別なカラーで統一されています。
ボルトカラーと呼ばれる光り輝く黄色をベースに、ハイパーパンチピンクをグラデーションすることで、シューズにスピード感を与えます。このシューズは選手が最高のパフォーマンスを示せば示すほど、シューズの存在感が高まる。そんな配色を施しています。
自分に限界を作らない、常識を超えた超人たちの祭典。そこでアスリートを支えたシューズは、もちろん私たちも手にすることができます。
新しいフライニットを手にしただけでは世界への扉は開かれませんが、フライニットを履き、そのシューズ同様に自分の限界を打ち破る。限界なき戦いに挑む覚悟を誓えば、その手には世界の向こう側行きの切符がもたらされるはずです。
自分の限界を超えたものだけが見える景色があります。世界記録に遠く及ばなくても、挑み乗り越えたものだけが見える景色。ナイキ フライニットを履き、その景色を見に行きませんか?
必要なもの。それはあなたの覚悟だけです。
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